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フロス、歯間ブラシは毎日しないといけないの🪥❓🌈

2025年8月29日

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者、「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科衛生士の今田です😊

朝晩は涼しくなってきましたが、まだまだ暑い日が続きますね😰

フロス・歯間ブラシは毎日しないといけない?

~歯と歯の間のケアの大切さ~

はじめに

「毎日きちんと歯を磨いているのに、歯医者さんに行くと『フロスや歯間ブラシを使いましょう』と言われた」という経験はありませんか?

「歯ブラシだけで十分なのでは?」「フロスって子どもにも必要?」など、多くの患者様から質問されることが多いです。

実は、歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは落としきれず、むし歯や歯周病の大きな原因になってしまうのです。

今回は、フロスや歯間ブラシを毎日使う必要性や、よくある疑問について分かりやすくお話しさせていただきます!

1. 歯ブラシだけでは落とせない汚れ

どんなに丁寧に歯を磨いても、歯ブラシだけで落とせる汚れは 全体の約6割 と言われています。特に歯と歯の間は毛先が届きにくいため、プラーク(細菌の塊)が残ってしまいます!

•歯ブラシだけ:清掃率 約60%

•歯ブラシ+フロス/歯間ブラシ:清掃率 約85〜95%

この差は非常に大きく、毎日の積み重ねが将来の歯の健康を左右します。

2. フロスと歯間ブラシの役割の違い

フロス(糸ようじ)

•歯と歯が接している部分の汚れを取る

•むし歯予防に特に有効

•子どもから大人まで使用可能

歯間ブラシ

•歯と歯の間にすき間がある部分を掃除

•歯ぐきの近くに溜まる汚れを落とす

•歯周病予防に特に有効

•ブリッジやインプラントの清掃にも使用

それぞれ得意な場所が異なるため、使い分けが大切になります。

3. フロスや歯間ブラシは毎日必要?

毎日の使用が理想的

プラークは24時間で成熟し、むし歯や歯周病の原因菌が増えやすくなります。そのため、フロスや歯間ブラシはできれば毎日、夜の歯磨きの際に取り入れていただくことがおすすめです!

難しい場合は?

「毎日は大変…」という方は、2日に1回からでも効果があります。大切なのは継続すること。少しずつ習慣化していきましょう。

4. 使わないとどうなる?

1.むし歯のリスク増加

歯と歯の間のむし歯は進行してから気づくことが多く、治療が大がかりになりやすいです。

2.歯周病の進行

汚れが歯ぐきに炎症を起こし、歯ぐきの腫れ・出血・骨の吸収につながります。

3.口臭の悪化

歯と歯の間に溜まった汚れは分解され、強い臭いを発生させます。

5. 正しい使い方

フロスの基本的な使い方

1.糸を40cmほど切り、指に巻きつける

2.歯と歯の間にゆっくり挿入

3.歯の側面に沿わせて上下に動かし、両側の面を清掃

※勢いよく入れると歯ぐきを傷めるため、やさしく操作するのがポイントです。

糸巻きタイプ、持ち手がついたタイプどちらでも大丈夫です。

歯間ブラシの基本的な使い方

1.歯と歯の間に合ったサイズを選ぶ

2.ゆっくり前後に数回動かす

3.無理に大きなサイズを使わない

※サイズは歯科医院で相談していただくことをおすすめします!

サイズがあわないと歯茎を傷つけてしまったり、歯茎を下げてしまう原因になります。

6. 患者さんがよく悩む質問Q&A

Q1. 子どもにもフロスは必要ですか?

はい。乳歯や生えたての永久歯はむし歯に弱いため、特に奥歯の間はフロスが効果的です。保護者の方が仕上げ磨きで使ってあげると安心です。

Q2. 歯間ブラシとフロス、両方必要ですか?

すき間がない部分はフロス、すき間がある部分は歯間ブラシ、と使い分けるのが理想です。歯科で「患者様になった必要な道具」を教えてもらうといいかもしれないですね!

Q3. 夜だけでいいですか?

はい。特に就寝中は唾液が減り細菌が繁殖しやすいので、夜の歯磨きの際に取り入れていただくことをおすすめです。余裕があれば朝も使うとさらに効果的です。

Q4. 血が出ると使ってはいけませんか?

いいえ。出血はすでに歯ぐきに炎症があるサインです。毎日続けることで少しずつ出血は減っていきます。むしろ使わないと悪化します。なので出血があっても使用していただいて大丈夫です。

Q5. 面倒で続けられません…どうすれば?

最初は全部の歯でなくても大丈夫です。気になる部分だけでも習慣にすると、自然と続けやすくなります。

Q6. インプラントやブリッジでも使えますか?

はい。むしろ汚れが溜まりやすいので必須です。専用のフロスや歯間ブラシもありますので、歯科で指導を受けると安心です。

Q7. 市販の糸ようじ(持ち手つきフロス)でも良いですか?

もちろん大丈夫です。特に初心者やお子さまは扱いやすいです。ただし、細かく動かしにくいので、慣れてきたら糸タイプに挑戦するとより効果的です。

Q8. 歯石取りと何が違うの?

フロスや歯間ブラシは「日常のセルフケア」で歯垢を落とす道具です。一方、歯石は固まった汚れなので、歯科医院での専門的なクリーニングが必要です。

7. 続けるためのコツ

•歯ブラシと一緒に見える場所に置く

•「歯磨き後の最後に必ず使う」とルーティン化する

•最初は数本だけでOK、少しずつ範囲を広げる

•家族で一緒に始めると続けやすい

8.年代別の使い分け

子ども

•使う道具:基本はフロス

•乳歯や生えたばかりの永久歯は弱く、歯と歯の間からむし歯になりやすい

•保護者の仕上げ磨きでフロスを通してあげると効果的

•糸巻きタイプが難しい場合は、持ち手付きのフロス(Y字型)が便利

大人

•使う道具:フロス+必要に応じて歯間ブラシ

•20~40代は歯と歯の間がまだ狭いことが多いのでフロス中心

•歯周病が進み始めると歯ぐきが下がり、すき間に汚れが溜まりやすくなるため歯間ブラシを追加

•インプラント・矯正中の方も使用していただきたいです。

高齢者

•使う道具:歯間ブラシが中心、必要ならフロスも併用

•加齢とともに歯ぐきが下がり、歯と歯のすき間が広がる

•歯間ブラシを使うことで歯周病や口臭予防に効果的

•ブリッジ・入れ歯の周囲は特に汚れやすいので念入りに

•手先が不自由な場合は持ち手の長いタイプや太めの歯間ブラシが使いやすい

9. フロス・歯間ブラシの交換頻度について

フロスの場合

•使い捨てが基本です。

一度使用したフロスは唾液や細菌が付着しているため、再利用は衛生的ではありません。

•毎回新しいものを使用しましょう。

•持ち手付きの「糸ようじタイプ」も同じく、一度使ったら捨てるのが原則です。

👉 フロスは「歯磨き粉」と同じで消耗品。毎回交換することが大切です。

歯間ブラシの場合

•歯間ブラシは繰り返し使えますが、毛先が広がったり、ワイヤーが曲がったりしたら交換のサインです。

•使用回数の目安:

•1本で5~7回程度(個人差あり)

•力を入れすぎるとすぐに毛先が広がるため、やさしく使うのが長持ちのコツです。

•衛生面から、使用後はよく洗って乾燥させましょう。

👉 いつも同じ歯間ブラシを長期間使い続けるのは不衛生。毛先やワイヤーの状態を見て早めに交換しましょう。

最低でも一週間に一回は交換をしていただきたいです!

インプラントやブリッジに使う場合

•より清潔さが求められるため、早めの交換を心がけてください。

•歯科医院でフロスや歯間ブラシを紹介してもらうと安心です。

まとめ(交換頻度編)

•フロス→毎回使い捨て

•歯間ブラシ→5~7回程度で交換(毛先やワイヤーが変形したらすぐ交換)

最低でも一週間に一回は交換

•常に清潔な状態で使うことが、むし歯・歯周病予防の効果を高めます。

 

まとめ

フロスや歯間ブラシは「毎日しないといけないの?」と疑問に思われがちですが、答えは できる限り毎日が理想 です。

歯ブラシでは届かない「歯と歯の間」の汚れを落とすことで、むし歯・歯周病・口臭を予防できます。

最初は面倒に感じても、習慣にすれば数分で終わり、将来の歯の健康を守る大きな力になります。

ぜひ、今日から歯磨きにプラスして取り入れてみてください。

 

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唾液の働きについて👄💧

2025年8月22日

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者、「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科衛生士の土井です!

盛夏の疲れを感じやすい時期かと思いますが、体調など崩されていませんか?

今日は「唾液」についてお話ししていきます!

まずは【唾液の働きについて

私たちの口の中は、常に「唾液」によって守られています。普段はあまり意識しないかもしれませんが、唾液は健康な口腔環境を保つためにとても大切な役割を担っています。ここでは、唾液が持つさまざまな働きについてご紹介していきます。

唾液の基本的な役割

唾液は「唾液腺」という器官から分泌され、1日におよそ1~1.5リットルも作られています。主に水分ですが、その中には酵素やミネラル、免疫物質など、多くの有効成分が含まれています。

唾液の役割は大きく分けると次のようになります。

• 口の中を潤す(保湿作用)

• 食べ物を消化しやすくする(消化作用)

• 歯や粘膜を守る(保護作用)

• 細菌から口を守る(抗菌作用)

• 歯を修復する(再石灰化作用)

これらの働きについて一つ一つ詳しくお話ししていきますね。

1. 口の中を潤す働き(保湿作用)

唾液が十分に分泌されていると、口の中は常にしっとりした状態を保つことができます。これにより、話す、飲み込む、味わうといった日常の動作がスムーズに行えます。

逆に唾液が少なくなると、「口が渇く」「しゃべりにくい」「食べ物が飲み込みにくい」といったトラブルが起きやすくなります。これを「ドライマウス(口腔乾燥症)」と呼び、加齢や薬の副作用、ストレスなどが原因になることもあります。

2. 消化を助ける働き(消化作用)

唾液には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれており、でんぷんを分解して糖に変える働きがあります。例えば、ご飯を口に入れてよく噛んでいると、だんだん甘みを感じるのはこの酵素の働きです。

また、唾液は食べ物を柔らかくまとめることで「飲み込みやすくする」という機械的な役割も持っています。唾液が少ないと食べ物がパサつき、飲み込みづらくなります。

さらに唾液には味覚を助ける働きもあります!!

唾液は味を感じるためにも欠かせません。食べ物の成分を溶かし、舌の「味蕾(みらい)」に運ぶことで、甘味・酸味・塩味・苦味・旨味を感じ取ることができます

もし唾液が不足すると、食べ物の味が感じにくくなり、食欲が落ちてしまうこともあります。特に高齢者で「味が薄く感じる」と訴える方の中には、唾液分泌の低下が原因のことも少なくありません。

5. 抗菌作用で口を守る(抗菌作用)

唾液には「リゾチーム」や「ラクトフェリン」など、細菌の増殖を抑える成分が含まれています。これらは口の中の細菌バランスを整え、虫歯や歯周病、口臭の予防に役立っています。

また、ウイルスやカビの増殖を抑える働きもあるため、唾液は天然の「口の中の防御システム」と言えます。

6. 歯を守る「再石灰化作用」

食事をすると口の中は酸性に傾き、歯の表面(エナメル質)が一時的に溶け出す「脱灰(だっかい)」が起こります。これを放置すると虫歯になってしまいます。

しかし、唾液に含まれるカルシウムやリン酸などのミネラルが歯に取り込まれると、溶けかけた部分が修復されます。これを「再石灰化」と呼び、唾液の最も重要な働きの一つです。

7. 口臭を抑える働き

唾液がしっかり分泌されていると、口の中の食べかすや細菌が洗い流され、清潔な状態を保ちやすくなります。そのため、唾液は口臭予防にも大きく貢献しています。

一方で、朝起きたときに口臭が強くなるのは、睡眠中に唾液の分泌量が減るためです。日中に比べて口の中が乾燥し、細菌が増えやすくなるのです。

8. 傷を治す作用

口の中を噛んでしまったり、口内炎ができたりしても、数日で自然に治ることが多いですよね。これは、唾液に含まれる成長因子や免疫物質が「粘膜の修復」を助けているからです。

唾液の傷の治癒作用は非常に優れており、体の他の部位に比べても回復が早いと言われています。

唾液には大切な多くの働きがあることがわかりました。

しかし、唾液が少なくなるとどうなる?の疑問に思いますよね?

唾液が十分に分泌されないと、さまざまなトラブルが起こります。

虫歯や歯周病になりやすくなる

• 口臭が強くなる

• 味が感じにくくなる

• 食べ物が飲み込みにくくなる

• 口内炎ができやすくなる

このような状態は生活の質(QOL)を大きく下げてしまいます。特に高齢者では、唾液不足が原因で食事量が減り、栄養不良につながることもあります。

そこで唾液を増やすための方法をお伝えします

唾液の分泌を促すためには、次のような方法が有効です。

よく噛む習慣をつける:食事の際は一口30回を目安に噛む

水分をしっかりとる:脱水は唾液不足の原因になる

ガムを噛む:キシリトール入りガムがおすすめ

舌の運動をする:舌回し体操などで唾液腺を刺激する

リラックスする:ストレスは唾液分泌を抑えるため、深呼吸や休養も大切

また、薬の副作用で唾液が減っている場合は、主治医や歯科医師に相談することも重要です。

唾液腺は使わないと筋肉にように衰えて、唾液の分泌機能が低下してしまいます。

その予防には唾液腺マッサージが有効です!

マッサージと聞くと、強い力でゴリゴリ押すというイメージがあるかもしれませんが、そうするとかえって顎関節を痛める可能性があります。【優しい力で】行うことが大切です!

【耳下腺マッサージ】

親指を耳の後ろに、人差し指か小指までの4本の指を頬に当て、円をかくように動かす

【舌下腺&顎下腺マッサージ】

両手の親指を揃えて顎の下のくぼみに当てて、舌を優しく押し上げ、同様に内側も優しく押し上げる

近年唾液の減少は若年層にも増えてきています。ストレスが原因でお口のなかの乾燥が見られるようになってきています。ストレスがかかると、交感神経が強く働きます。そこで、交換神経への刺激が唾液腺に伝わり、水分の少ない粘着性のネバネバした唾液が分泌されます。そのため、大勢の前でで話すなど緊張状態にあると、お口のなかが乾燥し、ネバつくことがあります。

 

まとめ

唾液は「口の中の健康を守る万能薬」とも言える存在です。消化を助けるだけでなく、虫歯や歯周病を防ぎ、味覚や会話、食事の楽しさにも大きく関わっています。

日頃から唾液を意識することは少ないかもしれませんが、唾液の働きを知り、その分泌を促す工夫をすることで、口だけでなく全身の健康にもつながります。

最近、唾液の量が少ないかも、、、。口臭が気になる、、、。おくちのなかがネバつくことがあるなど気になることがありましたら当院へお越しください!唾液腺マッサージなどの改善方法もお伝えします😊

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食生活が同じでも虫歯リスクは異なる⁉️⛱️

2025年8月1日

みなさんこんにちは😃

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科助手の小笠原です⛱️

食生活が同じ兄弟でも虫歯リスクは異なるの?

「兄弟で同じものを食べているのに、上の子は虫歯が多くて下の子は全くできない…どうして?」

そんな疑問を抱いたことはありませんか?実は、食生活だけでは説明できない“虫歯のなりやすさ”には、いくつもの要因が関係しています。

今回は、兄弟間で虫歯リスクが異なる理由について、お話ししていきます。

虫歯ができる4つの条件

まず基本として、虫歯は以下の4つの条件がそろうと発生すると言われています。

1.歯(宿主):歯の質や歯並びなどの個人差

2.虫歯菌(細菌):特に「ミュータンス菌」が有名です

3.糖分(食べ物):特に甘いお菓子やジュースなど

4.時間(環境):歯に糖分が触れている時間やだらだら食べの習慣

この中で「糖分=食生活」が同じであっても、他の3つに違いがあれば虫歯のなりやすさは変わってくるのです。

理由①:生まれつきの歯の強さに違いがある

人間の歯の質は、遺伝や成長過程によって個人差があります。

•エナメル質(歯の表面)が厚く硬い

•歯の石灰化がしっかりしている

•唾液の性質(量・pH・成分)が虫歯に強い

こうした特徴を持つ子どもは、多少甘いものを食べても虫歯になりにくい傾向があります。一方で、エナメル質が薄くて弱い子どもは、同じ食生活でも虫歯のリスクが高まってしまいます。

 

歯の質を補う方法とは?

弱い歯を強くすることはできませんが、外からのサポートで“虫歯に強い環境”をつくることは可能です。

•フッ素塗布

フッ素は歯の再石灰化を促進し、酸に強いエナメル質を作る手助けをします。特に歯の質が弱い方には効果的です。

•シーラント処置

奥歯の深い溝を樹脂で埋めることで、汚れがたまりにくくなり虫歯予防につながります。

•食生活の見直し

砂糖の摂取量・摂取頻度を減らし、酸の産生を抑えることも大切です。キシリトール入りのガムもおすすめです。

•唾液のケア

唾液は虫歯から歯を守る「天然のバリア」です。よく噛んで唾液を出す習慣や、水分補給で口腔内の環境を整えましょう。

理由②:虫歯菌の感染時期や量が違う

虫歯菌、特にミュータンス菌は生まれたときには口の中に存在しません。主に、親御さんや周囲の大人とのスキンシップ(食器の共有・キスなど)を通じて感染します。

•長男は1歳頃に虫歯菌に感染

•次男は親が意識して感染を防いだため2歳半で感染

といった違いがある場合、歯の健康状態に差が出ます。早い段階で虫歯菌が多く定着してしまった子どもほど、虫歯ができやすくなるのです。

理由③:歯並びや生え方の個人差

歯の生える時期や歯並びも、虫歯リスクに大きく関係しています。

•歯と歯のすき間が狭い → 歯ブラシが届きにくく汚れが残る

•歯がねじれて生えている → プラークがたまりやすい

•奥歯が早く生えてくる → 磨き残しが増える

歯並びがデコボコしていたり、重なっていたりすると、歯ブラシが届きにくい場所が増えます。

そのため、歯と歯のすき間や奥歯の溝、歯が重なっている部分にプラーク(歯垢)や食べかすが残りやすくなります。これが虫歯菌のエサとなり、酸を出して歯を溶かしていくのです。

たとえ食生活が同じでも、こうした磨きにくさの差があると、結果として虫歯になりやすくなるのです。

歯並びを整えることは、「虫歯や歯周病を予防する手段」でもあるのです。

歯が正しい位置に並ぶと、毎日の歯磨きもしやすくなり、将来のお口の健康を守ることにつながります。

理由④:口呼吸や舌癖などの生活習慣

口をぽかんと開ける「口呼吸」や、唇を噛む、頬杖をつくなどの習慣も、虫歯や歯並びに影響します。特に口呼吸の子は、唾液による自浄作用が弱まり、口の中が乾燥して虫歯菌が繁殖しやすくなります。

•お兄ちゃんは鼻炎で口呼吸が多い

•弟くんは鼻呼吸がしっかりできている

というような差があると、自然と虫歯リスクに差が出てくるのです。

口呼吸とは?

通常、私たちは鼻で呼吸をしますが、口をぽかんと開けて口から空気を吸っている状態を「口呼吸」といいます。

•アレルギー性鼻炎などで鼻が詰まりやすい

•顎や舌の筋力が弱い

•歯並びの問題(出っ歯・開咬など)

などが考えられます。

口呼吸が虫歯を引き起こす理由

口呼吸になると、口の中が乾燥しやすくなります。これにより、

•唾液による『自浄作用(汚れを洗い流す力)』が弱くなる

•虫歯菌が出す酸の中和力が低下

•プラーク(歯垢)がたまりやすくなる

といったことが起こり、虫歯ができやすい環境が整ってしまいます。

特に寝ている間の口呼吸は要注意。唾液の分泌が少なくなる就寝中に、口を開けて寝ることで、虫歯菌が活発になりやすいのです。

舌癖(ぜつへき)とは?

「舌癖」とは、舌の使い方や位置に問題があるクセのことをいいます。

•いつも舌が前歯に触れている

•飲み込むときに舌で前歯を押している

•舌が口の底ではなく、上あごについていない(低位舌)

などがあります。

舌癖と虫歯リスクの関係

舌癖があると、次のようなトラブルが起こりやすくなります。

•歯並びが悪くなる(出っ歯・開咬など)

•歯と歯のすき間に汚れがたまりやすくなる

•口が開きやすくなり、口呼吸になりやすい

つまり、舌癖は間接的に虫歯リスクを高める大きな要因となるのです。

また、舌が常に動いているとプラークが溜まりにくい場所と溜まりやすい場所の差が生まれ、磨き残しが偏ってしまうこともあります。

こんなサインは要注意!

お子さんの虫歯が多い場合、次のような癖が見られたら、口呼吸や舌癖が原因かもしれません。

•いつも口が開いている(ぽかん口)

•食べるときにクチャクチャ音がする

•いびきや歯ぎしりがある

•舌で前歯を押すクセがある

•飲み込むときにあごに力が入る

こうした兆候がある場合、虫歯や歯並びだけでなく、将来的な発音や呼吸の問題にもつながる可能性があります。

理由⑤:セルフケアの意識と保護者の関わり方

年齢によって歯磨きへの意識や習慣が違うことも、兄弟間の差を生みます。

•上の子は自分で磨く時間が長くなっているが、仕上げ磨きが不十分

•下の子は保護者が丁寧に仕上げ磨きをしている

というような状況では、実際に磨けているかどうかに差が生じます。

また、上の子は習い事や宿題で生活が忙しくなり、だらだら食べる機会や間食が増えてしまうことも。その分だけ虫歯のリスクが上がってしまうのです。

虫歯リスクは『見えない要因』で決まります。

このように、食生活が同じでも虫歯のなりやすさには個人差があります。

そしてその差は、歯の質や細菌の量、生活習慣、歯並びなど、目に見えにくい要因が複雑に絡んで生まれるものです。兄弟で差が出るのは珍しいことではありません。

むしろ、一人ひとりに合ったケアを見つけていくことが、これからの予防のカギになります。

まとめ:兄弟でも虫歯リスクは同じではない

兄弟で同じ食事をしていても、虫歯リスクはそれぞれ異なります。その背景には、歯の質・虫歯菌の感染・歯並び・呼吸の仕方・生活習慣など、さまざまな要素が関わっているのです。

だからこそ、「同じように育てたのに」と自分を責める必要はありません。

お子さま一人ひとりの状態を理解し、それに応じた予防ケアをしていくことが、健康な歯を守る一番の方法です。

【ご予約・お問い合わせは電話またはLINEで】

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かわもと歯科こども歯科クリニックへ

〒739-1732

広島市安佐北区落合2丁目35-8-2

TEL:082-845-6505

当院では虫歯の治療はもちろん、定期健診やお子様の予防矯正など予防に力を入れております。

気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください😊

 

親知らず、抜くべき?放っておいてもいいケースとは??

2025年7月25日

みなさんこんにちは😃

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科衛生士の川本です🐣

暑い日が続いていますね!日差しが強く日中は室内で過ごすことがほとんどです( ;  ; )かき氷やアイスなど、夏ならではのものを食べたりイベントに参加したりして今年の夏を乗り切りたいです!!

ところでみなさんは、親知らずが疼いたり腫れたりしたことはありますか?また自分の親知らずは何本生えているのか知っていますか??親知らずが生えてきた際、歯医者へ行かれた方も多いのではないでしょうか。今回はこの親知らず、抜くべきなのか放っておいてもいいのかお話ししていきます✨

1,そもそも親知らずとは?

正式には第三大臼歯(だいきゅうし)と呼ばれ、奥歯のさらに奥に生えてくる永久歯のことです。一般的に17〜30歳頃に生えてくるため、「親の知らぬ間に生えてくる歯=親知らず」と呼ばれるようになりました。上下左右の奥に1本ずつ、合計4本あるのが一般的ですが、中には最初から1〜2本しか生えてこない人や、歯ぐきの中に埋まったままの人(埋伏歯)、元々親知らずが無い人など、個人差が非常に大きいのが特徴です。私は上に2本親知らずが埋まったままで、下には元々親知らずがありません。みなさんは何本ありますか?

 

2,なぜ親知らずはトラブルが多いの?

親知らずは「抜いたほうがいい歯」と言われることが多いですが、これは以下のような理由からです。

①スペースが足りないまま生える

現代人の顎(あご)は、進化の過程で昔に比べて小さくなっています。そのため、奥まで歯が並ぶスペースが十分になく、横向きに生えてきたり、斜めに傾いて生えてきて、一部だけ歯ぐきから顔を出すといった**異常な生え方(埋伏・半埋伏)**になりやすく、これが痛みや炎症、歯並びの乱れの原因になるからです。

②歯みがきがしづらく虫歯・歯周病のリスクが高い

親知らずは一番奥にあるため、歯ブラシが届きにくく食べカスが溜まりやすいです。親知らずが中途半端に生えていることで、汚れが溜まり周囲の歯ぐきが炎症を起こして腫れることがあります。これを**智歯周囲炎(ちししゅういえん)**といい、ひどい場合は痛くて口が開かなくなることもあります。発熱やリンパの腫れを伴うこともあり、腫れを繰り返している場合の放置は危険です。

また手前の歯との間に歯周ポケットが出来やすく、そこにプラークが溜まり、手前の歯(7番目の歯)が虫歯になってしまうケースもあります。

3,親知らずは必ず抜かないといけないの?

「親知らず=抜歯」と思われがちですが、すべての親知らずを抜く必要があるわけではありません。抜かなくてもいいケースとしては、、

⚫︎真っすぐ生えていて、上下がしっかり咬み合っている

⚫︎周囲に炎症や虫歯がなく、歯みがきが十分にできている

⚫︎将来、他の歯の代用として活用できる可能性がある(ブリッジや移植など)

このような親知らずは、定期的な経過観察をしながら、無理に抜かずに残しておくことも可能です。親知らずは普通の歯ブラシで磨くのは難しいため「ワンタフトブラシ」をおすすめしています。ブラシの先が尖がっておりコンパクトで、親知らずの周りや、傾いている隙間の汚れをかき出すのに適しています!今、親知らずが生えていてお手入れ方法に悩んでいる方はご相談ください!!ブラシの当て方や、きちんと磨けているのかどうかを定期健診で確認いたします😊

4,抜歯がすすめられるケース

⚫︎横向きや斜めに生えていて他の歯に悪影響がある(虫歯・歯周病のリスクが高い)

⚫︎すでに虫歯や歯周病になっている

⚫︎何度も繰り返し炎症や痛みを起こしている

⚫︎歯並びや咬み合わせに影響が出ている

⚫︎矯正治療の妨げになる可能性がある

こうした場合は、早めの抜歯が望ましいとされています。つい後回しになってしまいがちですが、症状が強くなったり虫歯や歯周病が進行する前に抜歯をしていきましょう。※炎症がかなり強い場合は麻酔が効きづらくなります。

 

5,抜歯は痛い?腫れる?抜いた後の注意点

親知らずの抜歯は、状態によって簡単なケースと難しいケースに分かれます。

『比較的簡単なケース』

⚫︎まっすぐ生えていて完全に出ており、歯の頭が骨に埋まっていない場合は、一般的な抜歯と同様の処置ですみます。

『難しいケース(当院では口腔外科の先生へ紹介になります)』

⚫︎骨の中に埋まっている(埋伏歯)

⚫︎神経や血管に近い位置にある

⚫︎根っこが曲がっている・複雑な形をしている

このようなケースでは、切開や骨の一部を削る手術的な処置が必要になることがあります。術後に腫れや痛み、まれに発熱を伴うこともあります。

6,抜歯後の主な注意点

•抜歯当日は激しい運動・飲酒・入浴は避けること!!血流がよくなると、出血が止まりにくくなる可能性があります。そのため、当日は熱いお風呂に浸かること(シャワー程度に)、飲酒をする、激しい運動をする(スポーツ、ジョギングなど)また、長時間のパソコン作業やゲームなども頭に血がのぼる行動なので控えると安心です。

•強くうがいしないこと!!血がにじんで気持ち悪いかもしれませんが、強いうがいは絶対NGです。抜いたところに自然にできる血のかさぶた(血餅)が取れてしまうと、**「ドライソケット」**という強い痛みの原因になります。そのため、うがいは翌日から軽く行いましょう。当日は、口の中を軽くゆすぐ程度にとどめてください。※完全に止血していても、口の中にうっすら血の味がする、血の混じった唾液が出ることはよくあります。これは正常な範囲ですので、あまり気にしすぎないようにしましょう。

•抗生剤や痛み止めは医師の指示通りに服用すること!!痛み止め(鎮痛剤)は痛みがあるときに服用します。無理に我慢せず、痛みがある場合は服用してください。※歯科医の指示通りに使ってください。

•食事は柔らかいものを選ぶ(辛い・熱いものは避ける)

•腫れや痛みが強くなったら早めに受診!!抜歯の後、特に下の親知らずの場合は腫れることがあります。腫れは通常、2〜3日後がピークで、1週間ほどで引いていきます。ただし、腫れがひどくなっていく・熱が出る・強い痛みが続く場合は、感染の可能性があるため、早めに歯科医院を受診してください。

正しく処置を行い、きちんとアフターケアを行えば、回復はスムーズです。

7,親知らずを放置するとどうなる?親知らずを放っておくリスクについて

親知らずを放置すると、以下のようなリスクが生じます。

⚫︎手前の歯まで虫歯や歯周病になるリスクが上がります。。親知らずのケアが不十分だと、隣接する第二大臼歯まで虫歯や歯周病になってしまうことがあります。これにより、健康な歯を失う可能性もあります。横向きに親知らずが生えている場合は、隣接しているところが虫歯になりますので、歯茎の中で虫歯ができてしまった場合は、進行が早く神経を取る処置になってしまうことがあり、また虫歯を完全に除去することが難しい場合もあります。

 

⚫︎頻繁に炎症が繰り返される

一度炎症を起こした親知らずは、再発しやすい傾向があります。抗生剤で一時的に症状が落ち着いたとしても、根本的な解決にはなりません。繰り返している場合は早めの抜歯をおすすめします。

⚫︎顎の痛み・口が開きづらくなる

炎症が広がると、顎関節や筋肉に影響を及ぼし、口が開かない、話しづらい、食事が困難になることもあります。

⚫︎歯並びへの影響

親知らずが横から他の歯を押してしまうと、歯並びが乱れて矯正治療が必要になることもあります。特に、10代〜20代の方は注意が必要です。

8,まとめ

〜親知らずは、歯科医院での定期的なチェックが大切〜

親知らずは「問題がなければそのままでもOK」「問題があれば早めに抜くべき」と、ケースバイケースで対応が必要な歯です。

違和感がある方はもちろん、自覚症状がない方でも一度は歯科医院でレントゲンを撮って確認しておくことをおすすめします。将来のトラブルを未然に防ぐことにつながります。当院では一年に一回お口全体のレントゲン写真(パノラマ)を撮影しております。虫歯や歯周病の状態の確認、親知らずの状態も確認ができます。

親知らずについて気になっていることがありましたら是非当院へお越しください‼️

広島市の歯科・小児歯科(こども歯科)・予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングはかわもと歯科こども歯科クリニックへ

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入れ歯のお手入れ方法どうすればいい?🪥

2025年7月18日

みなさんこんにちは😃

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者、「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科衛生士の難波です!😃

本格的な暑さになり皆さま体調を崩されていませんか?しっかり休んで体調管理して行きたいですね!

今回は義歯(入れ歯)のお話しとお手入れ方法について詳しくお話ししていきます!

 

【義歯(入れ歯)】

義歯とは、歯を失ってしまったときに、その機能や見た目を補うための取り外し式の人工の歯のことです。虫歯や歯周病、事故などで歯が抜けてしまうと、しっかり噛めなかったり、発音しづらくなったり、見た目にも影響が出てしまいます。そうした時に、入れ歯が活躍します。

入れ歯には、大きく分けて「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類があります。

•部分入れ歯は、一部の歯が抜けている場合に使います。残っている歯にバネなどで固定します。

•総入れ歯は、すべての歯が失われている場合に使います。上あごや下あごに吸着させるような仕組みになっています。

保険外になりますが、最近では、見た目が自然で、軽くてフィット感の良い素材の入れ歯も増えてきています。患者様のライフスタイルやお口の状態に合わせて、さまざまなタイプの入れ歯から選ぶこともできます。

 

入れ歯はどうやって作るの?

入れ歯を作るときには、まず歯科医院でお口の状態を確認し、型取りを行います。その後、専門の技工所で入れ歯を作成し、何度か調整を重ねて完成させていきます。完成までには数週間から1ヶ月程度かかることもあります。

新しく入れ歯を入れると、最初は違和感を感じたり、うまく噛めなかったりすることもありますが、時間とともに慣れていきます。慣れるまでは、やわらかい食事から始めて、徐々に普通の食事にしていきましょう!

 

 

 

入れ歯のお手入れ方法 

加齢や歯の病気、事故などで歯を失った場合、入れ歯(義歯)は大切な噛む力や見た目を取り戻すための有効な治療法です。しかし、入れ歯は「入れたら終わり」ではありません。毎日のお手入れや使い方を間違えると、口の中のトラブルを引き起こすこともあります。

入れ歯のお手入れが大切な理由

入れ歯は、人工物であるとはいえ、私たちの口の中という「生きた環境」に長時間接するものです。そのため、適切なお手入れがとても重要です。日々のケアが必要になります。

1. 菌の繁殖を防ぐため

入れ歯の表面には、目に見えない細かなキズやくぼみがあります。そこに食べかすやプラーク(歯垢)がたまると、細菌が繁殖しやすくなります。放置すると口臭の原因になったり、カンジダ菌などによる口内炎(義歯性口内炎)を引き起こすことがあります。

2. 残っている歯や歯ぐきを守るため

部分入れ歯を使っている方は、残っている自分の歯に金属のバネなどで入れ歯を引っ掛けています。入れ歯が汚れていたり合っていないと、その歯に余分な負担がかかり、虫歯や歯周病が進行する原因になります。

3. 入れ歯を長持ちさせるために

きちんと手入れされた入れ歯は、破損や変色のリスクが低くなり長期間快適に使用できます。

 

毎日の入れ歯のお手入れ方法

入れ歯は毎日清潔に保つことが大切です。

1. 食後は必ず外して洗う

食事のたびに、入れ歯を外して流水でしっかり洗いましょう。表面や裏側に食べかすが付着していることが多いため、ブラシで優しくこすり洗いします。

※歯磨き粉は入れ歯に傷をつけるため、つけないでください。

2. 専用の洗浄剤を使用する

毎日1回は、入れ歯洗浄剤を使って除菌・消臭を行いましょう。水またはぬるま湯(40℃以下)に洗浄剤を溶かし、そこに入れ歯をつけてください。頑固な汚れやニオイの原因菌を効果的に除去できます。

※熱湯を使うと入れ歯が変形するため、絶対に使用しないでください。

3. 就寝時は外して保管

入れ歯をつけたまま寝ると、口の中が乾燥しやすくなり、細菌が繁殖しやすくなります。夜寝るときは、入れ歯を外し、水を張った容器に入れて保管しましょう。乾燥させると入れ歯が変形してしまう恐れがあります。

入れ歯を傷めたり、口腔トラブルの原因になるので、しないでほしいお手入れは

× 歯磨き粉でゴシゴシ洗う

一般的な歯磨き粉には研磨剤が含まれており、入れ歯の表面を傷つけてしまいます。その傷に細菌が入り込みやすくなり、汚れやすくなります。

× 熱湯での消毒

入れ歯の素材は熱に弱いため、熱湯に入れると変形や破損の原因になります。どうしても消毒したい場合は、洗浄剤や超音波洗浄器を使いましょう。

× ティッシュにくるんで放置

就寝時や外出先で、ついティッシュに包んで置いておく方がいますが、これでは乾燥してしまい、入れ歯の変形につながります。家族が誤って捨ててしまうこともあります!

 

入れ歯を使う上でのポイントと注意点

1. 痛みや違和感がある場合は早めに相談を

入れ歯があたって痛い、噛みにくい、外れやすいといった違和感がある場合は、我慢せず調整してもらいましょう。放置すると、歯ぐきや顎の骨に悪影響を及ぼすこともあります。

2. 定期的なメンテナンスを受ける

お口の状態は年齢とともに少しずつ変化していきます。それに伴い、入れ歯も合わなくなっていくことがあります。定期検診を受けることをおすすめします。

3. 入れ歯は「消耗品」

どんなに丁寧に使っていても、入れ歯は少しずつすり減ったり劣化します。5年~10年を目安に作り替えが必要になることもあります。

入れ歯は「第二の歯」ともいえる大切なパートナーです。適切にお手入れすることで、快適に、そして長く使い続けることができます。毎日の少しの手間が、健康なお口と豊かな食生活につながります。

【まとめ】

⭐️入れ歯は毎日のお手入れが大切です

 

入れ歯を長く快適に使うためには、毎日のお手入れがとても大切です。使った後は、必ず取り外して洗い、汚れや食べかすをしっかり落としましょう。

入れ歯をつけたまま寝ると、口の中に菌が繁殖しやすくなるため、夜は外して、専用の入れ歯洗浄剤を使って除菌して容器で保管します。

⭐️違和感や痛みがあるときは我慢しないでください

入れ歯をつけていて「痛い」「外れやすい」「噛みにくい」などの症状がある場合は、無理に使い続けずに連絡してください。使っていくうちにお口の形が少しずつ変化して、合わなくなることもあります。定期的に調整することで、快適に使い続けることができます。

⭐️入れ歯でもしっかり噛んで元気な毎日をおくりましょう

入れ歯は、歯を失った後も「噛む力」や「会話のしやすさ」、「見た目の自然さ」を保つためにとても大切な道具です。年齢を重ねても、しっかり噛んで食事ができることは、健康にもつながります。

正しい使い方とお手入れを続けながら、わからないことや困ったことがあれば、遠慮なく当院にご相談ください。

「最近入れ歯の具合が悪い」「お手入れが正しいか不安」と感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。当院では入れ歯の調整・作製・メンテナンスまで丁寧に対応しています。

 

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