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どうして親知らずを抜かないといけないのか🦷

2025年2月7日

 みなさんこんにちは😊☀️

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の難波です🐮

みなさん親知らずは生えていますか?親知らずのことについてお話ししたいと思います。

親知らずは、人生で最後に生えてくる永久歯ですが、トラブルを引き起こしやすいことで知られています。「痛みがないなら抜かなくてもいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、親知らずが原因で歯並びが乱れたり、歯周病のリスクが高まったりすることもあります。

親知らずを抜く必要がある理由について、4つに分けて詳しくお話ししていきます。

①親知らずとは?

1. 親知らずとは

親知らずは「第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)」とも呼ばれ、奥歯の一番後ろに生えてくる歯のことを指します。通常、10代後半から20代にかけて生えてくることが多く、永久歯の中で最も遅く生えるのが特徴です。

昔の人は硬い食べ物を食べることが多く、顎が大きかったため、親知らずも正常に生えることができました。しかし、現代では食生活の変化によって顎が小さくなり、親知らずが生えるスペースが足りなくなっています。そのため、横向きや斜めに生えたり、歯ぐきに埋まったままになったりするケースが増えています。

2. 親知らずの種類

親知らずには、次のような生え方があります。

•正常に生えているタイプ

→ まっすぐ生えており、しっかり噛み合っている状態です。この場合、問題がなければ抜歯の必要はありません。

•半分埋まっているタイプ

→ 親知らずが途中までしか生えておらず、一部が歯ぐきに覆われている状態です。歯ぐきの隙間に細菌が入り込みやすく、炎症を起こしやすくなります。

•完全に埋まっているタイプ

→ 親知らずが歯ぐきや骨の中に埋まっており、まったく見えない状態です。痛みがなくても、周囲の歯や骨に悪影響を与えることがあります。

•斜めや横向きに生えているタイプ

→ 親知らずが斜めや横向きに生えて、隣の歯を圧迫している状態です。このタイプは、他の歯に悪影響を与える可能性が高いため、抜歯が推奨されることが多いです。

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②親知らずを抜くべき理由

親知らずが生えていても、必ず抜かないといけないわけではありません。しかし、多くの場合、抜歯が必要になります。ここでは、親知らずを抜くべき主な理由についてお話しします。

1. 虫歯や歯周病のリスクが高い

親知らずは奥の方にあるため、歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすい場所です。そのため、親知らずやその手前の歯が虫歯になったり、歯周病を引き起こしたりすることが多いです。

特に、半分埋まっている親知らずは、歯ぐきの周りに細菌が繁殖しやすく、「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」と呼ばれる炎症を引き起こすことがあります。これが進行すると、強い痛みや腫れが生じ、場合によっては発熱を伴うこともあります。

2. 歯並びやかみ合わせへの悪影響

斜めや横向きに生えている親知らずは、手前の歯を圧迫することで、歯並びを乱す原因になります。特に、矯正治療を受けたことがある方は、せっかく整えた歯並びが崩れる可能性があるため、注意が必要です。

また、親知らずが正常に生えていないと、かみ合わせが悪くなることがあります。かみ合わせのバランスが崩れると、頭痛や肩こりの原因になったりすることもあります。

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3. 隣の歯を傷つける可能性

親知らずが横向きに生えていると、隣の歯(第二大臼歯)を強く押してしまいます。その結果、歯が押されて傾いたり、虫歯や歯周病になったりすることがあります。特に、親知らずの周囲にできた虫歯は、隣の歯にも広がりやすく、治療が難しくなるケースも少なくありません。

4. 痛みや腫れが繰り返される

親知らずがあると、何度も痛みや腫れを繰り返すことがあります。一時的に症状が治まっても、根本的な原因が解決されていないため、再発することが多いです。炎症が悪化すると、口を開けにくくなったり、食事がしにくくなったりすることもあります。

特に、免疫力が低下しているときや、風邪を引いたときなどに症状が悪化しやすく、ひどい場合には顎の骨にまで炎症が広がることもあります。こうなると、抜歯だけでなく、さらに大がかりな治療が必要になることもあるため、早めの対処が重要です。

5.顎関節症のリスク

親知らずの影響でかみ合わせが乱れると、顎の関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。顎関節症になると、顎の痛みや口が開きにくくなるなど、日常生活にも支障をきたすことがあります。

③親知らずの抜歯の流れ

親知らずを抜くことが決まったら、どのような手順で進められるのでしょうか?ここでは、抜歯の流れを詳しくお話ししていきます

1. 事前の診察と検査

親知らずの抜歯を行う前に、歯科医院でしっかりとした診察と検査が行われます。

•口腔内のチェック

→ 親知らずの生え方や周囲の歯の状態を確認します。

•レントゲン・CT撮影

→ 歯の位置や神経・血管との距離を把握するために、レントゲンやCTを撮影します。特に、親知らずが顎の骨の中に埋まっている場合は、CT画像で立体的に確認することが重要です。

•抜歯のリスクと説明

→ 抜歯が必要な理由や、抜歯の方法、注意点についてお話しします。不安なことがあれば、この時に気軽にお尋ねください。

2. 親知らずの抜歯

親知らずの抜歯は、生え方によって難易度が変わります。

•簡単に抜ける場合

→ まっすぐ生えている親知らずであれば、通常の歯を抜くのと同じように、抜くことが出来ます。

•埋まっている場合・横向きの場合

→ 歯ぐきを切開したり、親知らずを分割して取り出す必要があり、大きな病院へ紹介するケースがあります。

3.麻酔後、抜歯後の注意事項

・麻酔の効き目は通常の場合、1、2時間続きます。ご自宅に帰宅されても唇や歯茎の痺れが残っていますので、唇や舌を噛んでしまったり、熱い飲み物でやけどをしてしまう場合があるため、飲食は麻酔の効果が切れてからにしてください。

・抜歯後は血行が良くなると出血しやすくなります。入浴、飲酒、喫煙、激しい運動は避けて十分に休養してください。

・歯を抜いてしばらくは唾液に血が混じる事があります。出血が気になる場合は清潔なガーゼを丸め抜歯部分にあて15~20分ほど強く噛んでください。血が滲む程度なら問題ありません。

・ブグブグうがいをしないでください。止まりかけていた血が止まりにくくなったり、強くうがいをすると血の塊が剥がれ落ち、骨や傷口が剥き出しになり激しく痛みが出る可能性があります。

など、他にも注意事項があるので処置後に詳しくお話ししています。

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まとめ

親知らずは、まっすぐ生えていて問題がなければ抜かなくてもよい場合もあります。しかし、多くのケースでは虫歯や歯周病、歯並びの乱れなどのリスクを高めるため、早めの抜歯が推奨されます。

親知らずのことが気になっている方、また何かお口の中で気になることがある方は、是非、当院に気軽にご相談ください。

予約・お問い合わせはお電話またはLINEで承ります。

広島市の歯科・小児歯科(こども歯科)・予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングは、かわもと歯科こども歯科クリニックへ!

〒739-1431 広島県広島市安佐北区落合2丁目35-8-2

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キシリトールとは??

2025年1月31日

みなさんこんにちは 

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの前金です🌷今回はキシリトールについてご紹介します😊

キシリトールとは?

キシリトールは天然由来の糖アルコールで、主に木材や植物に含まれるキシラン・ヘミセルロースから作られます。

1. 原料

キシリトールは自然界に広く存在しており、次のような植物や果物に含まれています。

•白樺(シラカバ)やブナの木

•トウモロコシの芯

•イチゴ、ラズベリー、カリフラワー、ほうれん草などの食品にも含まれる

ただし、これらの食品から摂取できるキシリトールの量は非常に少ないため、虫歯予防としての効果を得るには、キシリトールガムやタブレットを利用するのが効果的です。

2. キシリトールの特徴

•砂糖と同程度の甘さ(甘味度は砂糖の約0.8~1倍)

•カロリーは砂糖より約40%低い(1gあたり約2.4kcal)

•血糖値を上げにくい(インスリンの分泌をほとんど必要としない)

•虫歯予防効果がある(虫歯の原因となるミュータンス菌が代謝できないため)

キシリトールは白樺やトウモロコシの芯などに含まれるキシランを原料に、加水分解と水素添加を行うことで作られる糖アルコールです。自然由来の甘味料として、ガムやキャンディー、歯科製品などに幅広く使われています。

また、キシリトールと聞くと辛いものを想像すると思いますが、キシリトール自体は辛いわけではありませんが、特有の冷涼感があるため人によっては辛さに似た刺激を感じることがあります。

しかし犬にとっては危険です!

人間には安全なキシリトールですが犬が摂取するとインスリンが急激に分泌され、重度の低血糖症を引きおこすことがあります。命の危険もあるため、ペットのいるご家庭ではキシリトール入りのお菓子を犬に食べられないように保管してくださいね!

キシリトールの効果

1. 虫歯予防

キシリトールには、虫歯菌(ミュータンス菌)の働きを抑える効果があります。通常、ミュータンス菌は糖を分解して酸を作り出し、歯を溶かして虫歯を引き起こします。しかし、キシリトールはミュータンス菌に取り込まれても分解されず、酸が作られません。これにより、歯が溶ける(脱灰)のリスクが低くなります。

2. 歯の再石灰化を促進

歯の表面は、食事や飲み物の影響で脱灰と再石灰化を繰り返しています。

食事をとるごとにお口の中のPH値がどのように変化していくかをグラフにしたものです。お口の中は通常PH7前後の中性ですが、食事をするたびに酸性になってしまいます。PH5.5を下回ると「脱灰」が始まります。

キシリトールは唾液の分泌を促し、酸性傾きにくいので歯の再石灰化を助ける働きがあります。これにより、初期の虫歯を修復する効果が期待できます。

3. 唾液の分泌を促す

キシリトールを含むガムを噛むことで、唾液の分泌が増え、口の中が中性に保たれます。唾液には、歯を保護し、細菌の増殖を防ぐ役割があるため、口腔内の健康維持に役立ちます。

4. 口臭予防

唾液が不足すると、口の中の細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因になります。キシリトールの摂取によって唾液の分泌が促進されることで、口臭の予防にもつながります。

キシリトールの摂取方法

1. キシリトールガムやタブレット

最も手軽にキシリトールを摂取できるのが、キシリトール配合のガムやタブレットです。食後や間食後に噛むことで、唾液の分泌が促され、虫歯予防の効果が期待できます。

効果的な摂取方法

•1日3回以上(食後やおやつの後に)

•1回5分以上噛む(ガムの場合)

•キシリトール含有率50%以上の製品を選ぶ

2. キシリトール入りの歯磨き粉

キシリトール配合の歯磨き粉を使用することで、毎日のブラッシングと併せて虫歯予防が可能です。特に、お子さま向けの歯磨き粉にはキシリトールが含まれているものが多く、安全に使用できます。

3. キシリトールの食品

キシリトールは、ガムやタブレットのほかにも、キャンディーやチョコレート、ヨーグルトなどに含まれることがあります。ただし、すべてのキシリトール製品が虫歯予防に効果的とは限らないため、選ぶ際はキシリトール含有率が高いものを選ぶようにしましょう。

キシリトールの安全性

1. 副作用の心配は?

キシリトールは、適量を摂取する限り安全な甘味料です。ただし、大量に摂取すると、一時的にお腹がゆるくなることがあります。そのため、一度に大量に摂るのではなく、1日数回に分けて摂取するのが理想的です。

2. お子さまや妊娠中の方でも安心

キシリトールは、妊娠中の方や小さなお子さまでも安全に摂取できます。特に、妊婦さんがキシリトールを摂取することで、赤ちゃんの口の中に虫歯菌が移るリスクを減らせるという研究結果もあります。

その研究では妊娠6ヶ月目から出産後9ヶ月までの13ヶ月間甘味料としてキシリトールが100%のチューインガムを噛みました。そして子どもが2歳になるまでの間子どもの口の中からミュータンス菌が検出されるかを比較しました。

その結果キシリトール入りチューインガムを噛んだ母親から生まれた赤ちゃんは噛んでいない母親から生まれた赤ちゃんに比べて生後9ヶ月から24ヶ月のまでの間ミュータンス菌が検出される割合が少ないことがわかりました。

キシリトールとフッ素の併用でさらなる予防効果

キシリトールは虫歯予防に効果的ですが、フッ素と併用することで、さらに高い予防効果が期待できます。フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の進行を防ぐ働きがあるため、フッ素入りの歯磨き粉やフッ素洗口液を使うと良いでしょう。

こんな方におすすめ!

•虫歯ができやすい方:ミュータンス菌などが活発に活動しやすい生活習慣の人は虫歯リスクが高くなります。例えば、

飲食回数が多い人、特に砂糖を頻繁にとる習慣がある人や歯のブラッシングが不十分で歯垢(プラーク)が十分に落とせていない人などです。

歯垢は単なる食べかすではありません。実は、ミュータンス菌などの細菌のかたまりなので、キシリトールを摂ることで、虫歯ができやすい人でも虫歯菌の働きを抑えられるので虫歯予防ができます。

•お子さまの歯を守りたい方:キシリトールを使用できるのは奥歯が生えてくる1歳6ヶ月ごろです。その頃からキシリトールを摂る習慣をつけると、虫歯リスクが減ります。

キシリトール製品と聞くと、多くの方はガムを想像されるかと思いますが、2歳〜3歳の幼い子どもには、タブレットタイプのものを与えるのがおすすめです。

ガムの場合、最後には吐き出すことになりますが、幼い子どもはうまく吐き出せず、そのまま飲み込んでしまう危険性があるため、与えてはいけません。

また、グミやラムネなど、他にも幼い子どもが安心して摂取できるキシリトール製品はたくさんあるため、こどもが継続できそうなものを選んでください。

•妊娠中の方:赤ちゃんへの虫歯菌の感染を防ぐために、妊娠中からの摂取がおすすめです。

•矯正治療中の方:装置の影響で歯磨きが難しい方も、キシリトールを活用することで虫歯を予防できます。

矯正中はキャラメルやグミなど粘着性の高いお菓子が避けられるが、キシリトールガムやタブレットなら摂取可能です。

まとめ

キシリトールは、虫歯予防に効果的な天然甘味料です。ガムやタブレット、歯磨き粉などで手軽に摂取でき、虫歯の原因となるミュータンス菌の活動を抑えたり、唾液の分泌を促したりすることで、口腔内の健康を守ります。フッ素と併用することで、さらに強い予防効果が期待できます。毎日の生活にキシリトールを取り入れて、健康な歯を守りましょう!

 

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フッ素とキシリトールの違いについて🌈

2025年1月24日

みなさんこんにちは 

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の今田です☺️🌈

キシリトールとフッ素の違いについて

歯の健康を保つために欠かせない2つの成分、キシリトールとフッ素。それぞれが持つ役割や特徴について、お話ししていきます。本記事では、キシリトールとフッ素の違いを学んでいただき正しい使い方を知っていただくことで日々の歯のケアをより効果的にするための情報をお伝えさせていただきます!

第1章:キシリトールとは?その特徴と効果

1. キシリトールとは?

キシリトールは、自然界に存在する糖アルコールの一種です。白樺やトウモロコシなどの植物由来で、砂糖に近い甘さを持ちながらカロリーが低いことが特徴です。このため、砂糖の代替甘味料として知られています。

2. キシリトールが歯に良い理由

キシリトールの特筆すべき効果は「虫歯を予防する力」にあります。通常、虫歯菌(ミュータンス菌)は糖分を分解して酸を作り、その酸が歯を溶かして虫歯を引き起こします。しかし、キシリトールは虫歯菌に取り込まれても分解されず、酸が発生しません。さらに、キシリトールは虫歯菌の活動を抑制する作用もあるため、虫歯リスクを大幅に軽減します。

3. キシリトールの使い方

日常生活でキシリトールを取り入れるには、以下の方法がおすすめです。

•キシリトールガムを噛む:食後にガムを噛むことで唾液の分泌が促進され、口内が酸性から中性に戻りやすくなります。

•キシリトール入りの歯磨き粉を使用:虫歯菌の抑制効果を得ることができます。

注意点として、キシリトール製品を選ぶ際は「キシリトールの含有率」に注目しましょう。ガムなどの製品では、含有率が100%のものが効果的とされています。

第2章:フッ素とは?その特徴と効果

1. フッ素とは?

フッ素(フッ化物)は、自然界に存在する元素の一つで、歯のエナメル質を強化する働きを持つ物質です。歯科領域では、フッ素配合の歯磨き粉やフッ素塗布が広く用いられています。

2. フッ素が歯に与える効果

フッ素の主な効果は以下の3つです。

•歯の再石灰化を促進:フッ素は、初期段階の虫歯においてエナメル質の修復を助け、歯を強くします。

•酸に強いエナメル質の形成:フッ素が取り込まれることで、エナメル質が酸に溶けにくくなり、虫歯予防に繋がります。

•虫歯菌の活動を抑制:フッ素は虫歯菌の代謝を妨げることで、酸の生成を抑える効果があります。

3. フッ素の使い方

フッ素を活用する方法として、以下が挙げられます。

•フッ素配合の歯磨き粉を使う:歯磨きの際にフッ素を取り込むことで、日常的に歯を強化できます。大人の方は1450ppm、お子さんの場合は0〜5歳までは950ppm、6歳以上は大人と一緒で1450ppmのフッ素量を使用することができます。

•歯科医院でのフッ素塗布:特に子どもの歯には高濃度のフッ素塗布が効果的です。専門的なケアを受けることで、長期的に虫歯を予防できます。3ヶ月に一回に定期健診の際に高濃度フッ素塗布をおすすめしています。

 

4. フッ素の安全性

フッ素は適切な量を使用することで、安全かつ有効に利用できます。しかし、過剰摂取は「フッ素症」を引き起こす可能性があるため、歯科医師の指導に従って使用することが大切です。

第3章:キシリトールとフッ素の違いとは?

キシリトールとフッ素はどちらも虫歯予防に役立つ成分ですが、それぞれの効果や働き方には違いがあります。キシリトールとフッ素の違いをわかりやすくお話しします。

1. 主な働きの違い

•キシリトール

キシリトールは虫歯菌の活動を直接抑えることで虫歯を予防します。虫歯菌がエサとして利用できないため、菌の繁殖が抑えられ、酸の生成が減少します。

•フッ素

フッ素は歯そのものを強化し、虫歯の進行を防ぎます。初期虫歯の修復を促進し、酸に強いエナメル質を形成することで、歯を物理的に守ります。

2. 予防範囲の違い

•キシリトールの予防範囲

キシリトールは主に虫歯菌の活動を抑えるため、細菌による酸の生成を減少させる点で有効です。つまり、虫歯ができにくい環境を作り出します。

•フッ素の予防範囲

フッ素は歯自体を強化するため、初期段階の虫歯予防や進行抑制に優れています。また、歯全体に作用するため、歯のエナメル質を総合的に保護します。

3. 使い方の違い

•キシリトール

ガムや歯磨き粉などの日常的な製品に含まれることが多く、特に食後に摂取すると効果的です。また、キシリトールは甘味料としても利用できるため、おやつ代わりに取り入れることができます。キシリトールのお菓子を一度にたくさんの量を摂取しすぎてしまうと、個人差はありますがお腹が緩くなることがあるため、食べる量には気をつけてみてください。

•フッ素

歯磨き粉やフッ素塗布、洗口液など、歯科専用製品として使用されます。特に子どもには歯科医院でのフッ素塗布が推奨されており、高濃度のフッ素を効果的に活用できます。当院時でお家で使用できるフッ素として、オラブリスをおすすめしています。無味無臭で、ジェルの味が苦手なお子様やご家族全員で一緒に使用できます。うがい洗口液なので矯正装置のついてる方にも、おすすめです。フッ素ジェルよりも虫歯予防効果が高いといわれています。

4. メリットとデメリットの比較

キシリトール のメリット→虫歯菌の活動を抑える・虫歯予防に有効・安全性が高い

デメリット→摂取量が不足すると効果が出にくい

フッ素 のメリット→歯を強化し再石灰化を促進・虫歯の進行を抑制

デメリット→過剰摂取に注意が必要

第4章:キシリトールとフッ素を効果的に活用するには?

キシリトールとフッ素は、それぞれ異なる方法で虫歯を予防します。どちらか一方ではなく、両方をバランスよく活用することで、より効果的な虫歯予防が可能です。日常生活での取り入れ方をご紹介します。

1. 日常生活での使い分け

•キシリトールの活用

食後や間食の後にキシリトールガムやタブレットを噛むことで、唾液の分泌を促進し、虫歯菌の働きを抑えます。また、甘味料としてキシリトール100%のものを使った食品を選ぶのもおすすめです。

•フッ素の活用

毎日の歯磨きでフッ素配合の歯磨き粉を使い、フッ素を歯に届けましょう。さらに、定期的に歯科医院でのフッ素塗布を受けることで、歯を強化し虫歯を予防できます。

2. 両者を組み合わせたケアの例

•朝と夜の歯磨きでフッ素を使用

フッ素配合の歯磨き粉で歯を磨き、歯を強化します。歯磨き後はフッ素を流しすぎないように注意しましょう。

•日中にキシリトールガムを使用

特に食後や外出先ではキシリトールガムやキシリトールタブレットを噛むことで、酸の中和と虫歯菌の抑制が期待できます。

3. 歯科医師との相談を大切に

キシリトールとフッ素は、安全に使えば非常に有効ですが、使用方法や量には個人差があります。歯科医師や歯科衛生士に相談し、最適なケア方法を教えてもらいましょう。特に子どもや妊婦の方は専門的なアドバイスが重要です。

まとめ

キシリトールとフッ素は、それぞれ異なるアプローチで虫歯予防に効果を発揮します。両者を適切に活用することで、虫歯リスクを大幅に低減し、健康な歯を維持できます。今回のお話しを参考に、日々の歯のケアに役立ててみてください。

お知らせ!

当院では毎月イベントを行なっていますが、来月2月のイベントはかわくりキシリトールチョコレートイベント‼️2月3日(月曜)〜2月28日(金曜)の期間で平日の定期健診に来てくださった方へ感謝の気持ちを込めてキシリトールチョコレートをお一つプレゼント🎁させていただきます🥰🍫2月の定期健診ご予約まだの方は、ご連絡お待ちしています🎵

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定期健診ってなぜ行くの?🦷🔍

2025年1月10日

みなさんこんにちは😃⭐️

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の益田です!

皆さんは歯科での定期健診は受けられていますか?

今回はなぜ定期健診が重要なのか、最近よく耳にする「予防歯科」とは何なのか、その内容についてご紹介していきます。

【1】歯科の定期健診とは?

歯科の定期健診は、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、口腔内の健康を長期間保つための重要な診療です。その目的を詳しく見ていきましょう。

1. 虫歯や歯周病の早期発見・早期治療

・虫歯の早期発見

初期の虫歯は、痛みを感じないことがほとんどです。定期健診では、歯科医師が細かくチェックし、初期の虫歯を発見します。適切な治療を施すことで、歯を削る量を最小限に抑えられます。

・歯周病の早期発見

歯周病は自覚症状が出にくい病気です。放置すると歯を支える骨が溶けてしまい、最終的には歯を失う原因になります。健診で歯茎や歯周ポケットの状態を確認することで、早期の治療が可能です。

2. 歯石やプラークの除去

歯石やプラークは虫歯や歯周病の原因となります。定期健診では、歯科医院でしか行えない専門的なクリーニングを実施します。

•歯ブラシで落とせない汚れの除去

歯と歯の間や歯茎の境目には、毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れがたまります。これらをプロフェッショナルクリーニングで取り除くことで、口腔内を清潔に保てます。

•歯石の再付着を防ぐ

一度取り除いた歯石が再び蓄積しないよう、健診で定期的にケアすることが重要です。

3. 噛み合わせや歯並びの確認

•噛み合わせの異常

噛み合わせがずれていると、特定の歯に負担がかかり、歯や顎のトラブルにつながります。

•歯並びのチェック

歯並びが乱れると、汚れがたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。健診では、歯並びの状態もチェックし、矯正が必要な場合は希望があれば矯正についてお話をさせていただきます。

4. 詰め物や被せ物の状態確認

•詰め物や被せ物の劣化

詰め物や被せ物は、長期間使用すると劣化したり外れたりすることがあります。定期健診でこれらの状態を確認し、必要に応じて治療を行います。

•治療した歯の虫歯の再発防止

一度治療した歯は再度トラブルが起こりやすいです。虫歯の再発リスクを防ぐためにも、定期的なチェックが欠かせません。

5. 歯科医師、歯科衛生士からのアドバイス

定期健診では、患者様一人ひとりに合わせたアドバイスを受けられます。

•正しい歯磨き方法の指導

患者様の歯並びや汚れの付き方に応じた、適切な歯磨き方法を教えてもらえます。

•食生活の見直し

糖分の摂取や飲食の習慣が虫歯や歯周病の原因になる場合、それらを改善するためのアドバイスが受けられます。

•日々のセルフケアの見直し

歯磨きだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方についても指導をさせていただきます。

6. 口腔がんの早期発見

口腔内の異常を早期に発見することで、重大な疾患のリスクを軽減します。特に歯茎や舌などに目立った異常がないかを健診で確認できます。

7. 患者様の安心感の向上

定期的に口腔内をチェックすることで、自分の歯や歯茎の健康状態を把握でき、不安を解消することができます。健康であると分かれば安心感を得られ、必要なケアが明確になることで、モチベーションも高まります。

【2】予防歯科とは?

予防歯科とは、虫歯や歯周病などの口腔内の病気を未然に防ぐための診療です。治療が必要になる前に適切なケアを行うことで、健康な歯と歯茎を長く保つことを目指します。

予防歯科の考え方は、「治す歯科」から「守る歯科」へシフトすることです。

1.予防歯科の具体的な内容

予防歯科では、以下のようなケアが行われます。

・プロフェッショナルクリーニング(PMTC)

専門の機器を使って、歯ブラシでは落としきれない歯垢や歯石を除去します。特に歯周ポケット内、歯と歯の間や、歯茎の境目のケアが重要です。

・ブラッシング指導

患者様ごとの口腔内の状態に応じた、正しい歯磨きの方法を指導します。日々のケアが最も重要です。

・フッ素塗布

歯の表面にフッ素を塗ることで、虫歯への抵抗力を高めます。特にお子様や虫歯のリスクが高い方に効果的です。

2.予防歯科のメリット

・虫歯・歯周病のリスク軽減

専門的なクリーニングやフッ素塗布により、病気の発生リスクを大幅に低減できます。

・自然な歯を守る

一度削ったり抜いたりした歯は元に戻せません。予防歯科を行うことで、自然な歯を長く保つことができます。

・全身の健康を守る

口腔内の健康は、糖尿病や心疾患、肺炎などの全身疾患とも深く関わっています。予防歯科により、これらの病気のリスクを下げることができます。

3.セルフケアとプロフェッショナルケアの違い

日々の歯磨きやフロスは非常に重要ですが、それだけでは十分にケアできない部分もあります。

例えば…

•歯石の除去:歯ブラシでは取れない歯石は、歯科医院での専門的なケアが必要です。

•細かいチェック:虫歯や歯周病の初期症状は自分では気づきにくいため、プロのチェックが欠かせません。

 

予防歯科は、セルフケアとプロフェッショナルケアを組み合わせることで、効果を最大限に発揮します!!

【3】定期健診の推奨頻度

歯科の定期健診の頻度は、患者様の年齢や口腔内の健康状態、生活習慣によって異なります。一般的には3~6か月に1回の受診が推奨されていますが、ここではその理由や、個別の状況に応じた頻度について詳しく解説します。

1. なぜ3~6か月に1回が推奨されるのか?

•プラークと歯石の蓄積ペース

プラークは、食べ物のカスや唾液中の成分をエサにして短期間で蓄積します。これが硬化して歯石になるのは約2~3か月と言われています。歯石を早めに取り除くことで、歯周病のリスクを下げるため、3~6か月ごとの健診が適切です。

•虫歯や歯周病の進行スピード

虫歯や歯周病は初期段階では痛みや目立った症状が出ないため、定期的なチェックで進行を防ぐことが重要です。3~6か月ごとの健診なら、早期発見が可能になります。

•個々のリスクに対応

年齢や生活習慣、過去の治療履歴などに応じて、適切なタイミングで予防的な処置が行えます。

2. 患者様の状況別の推奨頻度

・健康な歯を持つ方(リスクが低い方)

口腔内が健康で、虫歯や歯周病のリスクが低い方は、3~6か月に1回の健診が推奨されます。この頻度で専門的なクリーニングとチェックを受けることで、健康な状態を維持できます。

・虫歯や歯周病のリスクが高い方

以下の条件に当てはまる場合は、3か月に1回の健診が理想的です:

– 過去に虫歯や歯周病の治療歴がある方

– 歯石が付きやすい方

– 歯茎に炎症が見られる方

– 妊娠中や更年期など、ホルモンバランスの変化で歯茎が影響を受けやすい方

・矯正治療中の方

矯正器具を装着している場合、器具の周りに汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、1~3か月に1回の健診が推奨されます。歯並びが変わることでケアの方法も変化するため、定期的な指導が必要です。

・高齢者の方

加齢に伴い歯周病や歯の喪失リスクが高まるため、3か月に1回程度の頻度で健診を受けることが望ましいです。また、入れ歯やブリッジの調整も重要です。

・糖尿病や喫煙習慣のある方

糖尿病患者や喫煙者は、歯周病の進行が早い傾向があります。これらの方は3か月に1回の健診が推奨されます。歯茎の状態を常にチェックし、炎症を抑えることが重要です。

 

3.頻度の目安は歯科医師に相談を

健診頻度の最適な間隔は、患者様ごとのリスク評価に基づきます。歯科医師と相談しながら、現在の状態に合ったスケジュールを立てましょう。また、健診の際には口腔内の状況を詳しく説明してもらうことで、今後のケアに役立てることができます。

⭐️定期健診の重要性まとめ⭐️

歯科の定期健診は、虫歯や歯周病を予防し、健康な口腔環境を維持するために非常に重要です。これらの疾患は初期段階では症状がほとんどなく、気づいたときには治療が難しくなっていることが多いですが、定期健診を受けることで早期発見・早期治療が可能になります。

また、歯石やプラークを専門的に除去することで、歯周病のリスクを軽減し、歯を長持ちさせることができます。さらに、歯科医師による適切なケア方法のアドバイスを受けることで、日々のセルフケアの質を向上させることができます。

口腔内の健康を保つことは全身の健康にもつながります。歯周病は糖尿病や心疾患との関連が指摘されており、定期健診はこれらの全身疾患の予防にも役立ちます。

定期健診は3~6か月に1回が理想的です。健診を習慣化することで、歯科トラブルを未然に防ぎ、快適な日常生活を送ることができます!

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歯でお悩みの方、定期健診希望の方は、かわもと歯科・こども歯科クリニックへお気軽にどうぞ!

かわもと歯科・こども歯科クリニック

•住所:〒739-1731 広島県広島市安佐北区落合2丁目35-8-2

•TEL:082-845-6505

•対応内容:一般歯科、小児歯科(こども歯科)、予防歯科、矯正歯科、インプラント、ホワイトニング

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こどもの歯並びははいつから決まるの?

2024年12月20日

みなさんこんにちは😊☀️

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科助手の小笠原です⛱️

皆さんは子どもの歯並びがいつから決まるのか気になりませんか?

今回は「子どもの歯並びはいつから決まるの?正しい知識と予防策」についてお話ししたいと思います。

「子どもの歯並びは親の遺伝で決まる」というイメージを持つ方も多いですが、実際には生活習慣や周囲の環境が歯並びに大きく影響するといわれています。では、子どもの歯並びはいつから決まるのか、またその時期や影響する要因、親ができるサポートについてご紹介します。

1. 子どもの歯並びが決まる時期はいつ?

1-1. 乳歯が生え始める0~3歳

乳歯は、個人差はありますが、一般的に生後6か月頃から生え始め、3歳頃までに生え揃うといわれています。この時期に歯が正しい位置に並ぶことが、将来の歯並びにも影響します。

歯が生えるタイミングや順番が大幅にずれていたり、歯と歯の間が狭すぎたりする場合、後に問題が生じる可能性があります。また、指しゃぶりやおしゃぶりの使用も歯並びに影響を与えることがあります。

1-2. 顎の成長が進む3~6歳

3歳を過ぎると顎の成長が始まり、5~6歳頃には乳歯の下に永久歯が形成されます。この時期は顎の骨の発達が重要で、成長が不十分だと永久歯が正しい位置に並ぶスペースが足りなくなり、歯並びが乱れる原因となります。

1-3. 永久歯への生え替わり時期(6~12歳)

6歳頃から乳歯が抜け始め、永久歯に生え替わる時期です。この時期に、隣の歯とのスペースや顎の発育が不十分だと、歯が重なり合ったり、傾いたりする可能性があります。また、早期に乳歯が抜けると隣の歯が移動し、永久歯が正しい位置に生えにくくなることがあります。

1-4. 顎の成長が完成する12歳以降

永久歯がほぼ揃い、顎の成長も終了する時期です。この段階で歯並びが乱れている場合、矯正治療が必要になることがあります。ただし、顎の成長が終わる前に矯正治療を開始することで、より効果的な改善が期待できます。

2. 子どもの歯並びに影響する要因

2-1. 遺伝的要因

顎の大きさや歯の大きさ、形は遺伝の影響を受けることがあります。例えば、親から小さな顎と大きな歯を受け継いだ場合、歯並びが窮屈になることがあります。しかし、遺伝だけでなく環境や生活習慣も重要な要素です。

2-2. 指しゃぶりや舌癖

指しゃぶりや舌を前に突き出す癖が続くと、歯や顎に不自然な力がかかり、歯並びが乱れる原因になります。これらの癖が3歳以降も続く場合、歯科医院で相談することをおすすめします。

2-3. 食生活

柔らかい食べ物が中心の食生活は、顎の発育を妨げる可能性があります。顎の筋肉をしっかり使うためには、適度な硬さのある食べ物を取り入れることが重要です。

2-4. 歯のケガや虫歯

乳歯が早期に抜けてしまうと、隣の歯が移動してしまい、永久歯が生えるスペースが不足します。その結果、歯並びが乱れることがあります。虫歯やケガから歯を守るためにも、日々のケアが大切です。

3. 親ができる子どもの歯並びを守るサポート

3-1. 正しい生活習慣を身につける

•指しゃぶりや舌癖が続く場合は、早めに改善することをお勧めします。

•鼻呼吸を意識させ、口呼吸を予防します。

3-2. 栄養バランスの良い食事

硬い食材を取り入れた食事を意識することで、顎の発育をサポートできます。例えば、野菜スティックやおせんべいなどが適しています。

3-3. 歯磨きの習慣をつける

乳歯が虫歯になると、歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。親子で一緒に歯磨きの時間を設け、正しいブラッシング方法を教えましょう。

口呼吸と歯並びの関係について

口呼吸は、歯並びや健康に悪影響を与えることが知られています。特に子どもの成長期における口呼吸は、歯並びの乱れや顔の骨格形成にも影響を及ぼすことがあります。口呼吸と歯並びの関係、口呼吸が与える影響、そして改善方法についてご紹介していきます。

1. 口呼吸とは?

口呼吸とは、文字通り口を開けて呼吸をすることを言います。本来、人間は鼻で呼吸をすることが自然な形ですが、何らかの原因で鼻呼吸ができなくなると、口呼吸の習慣が身についてしまうことがあります。

1-1. 口呼吸になる原因

口呼吸の原因には以下のようなものがあります:

•鼻詰まり(アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など)

•扁桃腺やアデノイドの肥大

•舌の筋力不足(舌が正しい位置に保てない)

•口を開ける癖(睡眠中や日中)

•環境要因(乾燥した空気や姿勢の悪さ)

2. 口呼吸が歯並びに与える影響

2-1. 歯並びの乱れを引き起こすメカニズム

口呼吸の習慣があると、舌の位置が低くなることが多いです。正常な鼻呼吸では、舌が上顎に正しく収まり、歯列の形を維持します。しかし、口呼吸では舌が下がり、歯や顎への圧力が不均一になるため、以下のような問題が生じやすくなります。

•出っ歯(上顎前突):口を開けていると、上の前歯に力がかかり、歯が前に押し出されます。

•開咬(オープンバイト):上下の歯がしっかり噛み合わず、隙間ができることがあります。

•受け口(下顎前突):顎の成長バランスが崩れ、下顎が前に突出する場合があります。

•歯列の狭窄(狭い歯並び):舌が上顎を正しく支えられないと、顎が十分に発育せず、歯が並ぶスペースが不足します。

2-2. 顔の骨格への影響

口呼吸が続くと、歯並びだけでなく顔の骨格形成にも影響を与えます。以下のような特徴が見られることがあります:

•口元が突出する(「アデノイド顔貌」と呼ばれる特徴的な顔つき)

•顎が小さい(顎の発育が不十分)

•下顔面が長くなる(顔の下半分が縦に長くなる)

3. 口呼吸が引き起こすその他の問題

3-1. 虫歯や歯周病のリスク増加

口呼吸をしていると、口腔内が乾燥しやすくなります。唾液には殺菌作用や歯を保護する役割がありますが、乾燥によって唾液の働きが低下し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

3-2. 睡眠時の問題

口呼吸は、睡眠時無呼吸症候群やいびきの原因になることがあります。また、質の低い睡眠が続くことで、集中力の低下や成長ホルモンの分泌不全を引き起こす可能性があります。

3-3. 体全体への影響

鼻呼吸は空気を浄化し、温める働きがありますが、口呼吸ではこれらの機能が果たせず、免疫力の低下や喉の炎症を引き起こしやすくなります。

4. 口呼吸の改善方法

4-1. 原因を取り除く

口呼吸の原因となる疾患や習慣を改善することが第一歩です。

•鼻詰まりの治療:アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎は、耳鼻咽喉科で適切な治療を受けましょう。

•扁桃腺やアデノイドの肥大:必要に応じて外科的治療を検討します。

4-2. 口呼吸を防ぐトレーニング

•鼻呼吸を意識する:起きている間は、口を閉じて鼻で呼吸する習慣をつけましょう。

•口テープの活用:睡眠時に口を閉じるための口テープを使用するのも効果的です(安全性を確認の上使用してください)。

4-3. 筋力トレーニング

舌や口周りの筋力を鍛えるトレーニングを取り入れることで、口呼吸を改善できます。

•舌の正しい位置を覚える:舌を上顎に付ける習慣をつけます。

•唇を閉じる練習:唇の筋力を鍛えるために、紙やチューブを使ったトレーニングを行うと効果的です。

4-4. 矯正治療の活用

口呼吸による歯並びの乱れがすでに見られる場合、矯正治療が必要になることがあります。子どもの成長に合わせた早期治療は、顎の成長を利用して問題を効率的に解消することができます。

5. 定期的な歯科受診の重要性

口呼吸による歯並びや健康への影響を防ぐためには、歯科医院での定期検診が欠かせません。問題の早期発見や適切な指導を受けることで、健康な口腔環境を維持できます。

4. 子どもの歯並びに関するQ&A

Q1. 子どもの歯並びの問題は成長とともに改善されますか?

軽度の問題であれば、成長に伴い改善する場合もありますが、多くの場合は自然に治ることはありません。早めに歯科医院で相談することをお勧めします。

Q2. 何歳から矯正治療を始められますか?

矯正治療は一般的に6~7歳頃から始められることが多いです。ただし、具体的な時期は問題の種類や程度によるため、歯科医院で相談し診断を受けましょう。

ご予約・お問い合わせ

子どもの歯並びや矯正治療についてのご相談は、かわもと歯科・こども歯科クリニックへお気軽にどうぞ!

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