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インプラントってなに❔🦷

2025年6月20日

みなさんこんにちは 安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者(歯科・歯医者)かわもと歯科こども歯科クリニックの前金です🌷

 

みなさんはインプラントという治療法をご存知ですか?よく聞くけど実際どんな治療なのかわからないという方も多いと思います。

今日はその“インプラント”についてどんなものなのか、どのような治療法なのかなどを詳しくお話しします🦷🍃

まず、インプラントってなに?

~歯を失ったときの新しい選択肢~

「インプラントって最近よく聞くけど、結局なに?」「入れ歯やブリッジとはどう違うの?」

そんな疑問をお持ちの方のために、今回は歯科インプラントについて、できるだけわかりやすくご説明いたします。

 

1. インプラントとは?人工の歯の“根っこ”🌳

インプラントとは、失った歯の代わりに、人工の歯の根っこ(歯根)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯(かぶせ物)を取り付ける治療法です。

「インプラント」と聞くと、かぶせ物の部分(白い歯の部分)を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、正確には、『顎の骨に埋めるネジのような金属部分(フィクスチャー)』を指します。このフィクスチャーは、チタン製でできており、身体にとって非常に相性の良い素材として知られています。

▼インプラント治療の3つの構造

インプラントは、以下の3つのパーツで構成されています。

1.フィクスチャー(人工歯根):顎の骨に埋め込むチタン製のねじ。

2.アバットメント:フィクスチャーと人工歯をつなぐ土台。

3.上部構造(人工歯):実際にお口の中で見える白い歯の部分。

 

2. インプラントはどんなときに選ばれるの?🔍

インプラントは、虫歯や歯周病、ケガなどで歯を失ったときに、その代わりとなる治療法の一つです。従来の治療方法には「入れ歯」や「ブリッジ」がありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。

▼他の治療法との比較

治療法: メリットと デメリット

入れ歯: 取り外し式の人工の歯 比較的安価で手術が不要。だが、違和感があったり外れやすく噛む力が弱い。

ブリッジ: 両隣の歯を削って橋をかける 固定式で違和感が少ない。 健康な歯を削る必要があり支える歯に負担がかかる。

インプラント: 顎の骨に人工の歯根を埋める 健康な歯を削らないし見た目も自然で噛む力が強い。 しかし手術が必要で保険がきかないことが多いので費用が高い。

 

3. インプラント治療の流れ💉

インプラント治療は、他の治療法と比べて期間が長めです。以下が一般的な治療の流れです。

① カウンセリング・検査

→レントゲンやCT撮影で骨の状態をチェックし、インプラントが可能かどうかを診断します。

② インプラント手術(一次手術)

→歯茎を開き、顎の骨にフィクスチャー(人工歯根)を埋め込みます。その後、歯茎を縫合して数ヶ月間(通常2~6ヶ月)、骨とインプラントがしっかり結合するのを待ちます。

③ アバットメント装着(二次手術)

→歯茎を少し開いてアバットメント(土台)を装着します。

④ 上部構造の作製・装着

→型取りをして、かぶせ物(人工の歯)を作り、装着します。

4. インプラントのメリット🌟

インプラントは、見た目や機能面で非常に優れた治療法です。

● 見た目が自然

人工の歯はセラミックなどの白い素材で作られるため、まるで自分の歯のような見た目に仕上がります。

● 噛む力が強く、食事が快適

顎の骨にしっかり固定されるため、硬いものでもしっかり噛めます。入れ歯のようにずれたり外れたりする心配もありません。

● 周りの歯を傷つけない

ブリッジのように隣の健康な歯を削る必要がありません。ご自身の歯を大切に守れます。

5. インプラントの注意点とデメリット

もちろん、インプラントにも注意点があります。

● 外科手術が必要

顎の骨にインプラントを埋め込むため、外科的な処置が必要になります。糖尿病や高血圧など持病がある方は、事前に医師との相談が必要です。

● 骨の量が足りない場合、骨造成が必要

インプラントを支える骨が少ないと、**骨を増やす処置(骨造成)**が必要になります。

● 定期的なメンテナンスが不可欠

インプラントは「虫歯」にはなりませんが、「インプラント周囲炎(歯周病のような状態)」になることがあります。ご自身のお家でのセルフケアはもちろん定期的な歯科でのクリーニングとメンテナンスが必須です。

● 保険適用外の場合が多い

日本では、原則的に保険がきかない自由診療です。そのため、費用が高額になることがあります。

6. インプラントに向いている人・向いていない人👀

☑️インプラントに向いている人

•健康な歯をなるべく削りたくない方

•しっかり噛める歯を手に入れたい方

•入れ歯の見た目や使い心地に不満がある方

•骨の量が十分あり、全身的な健康状態が良好な方

☑️向いていない場合

•顎の骨の量が極端に少ない

•重度の糖尿病・心臓疾患などがある方

•歯磨きなどのセルフケアが難しい方

•妊娠中や成長期のお子様

 

インプラント後のセルフケア方法🪥💧

~毎日の積み重ねが長持ちの秘訣~

①歯ブラシによる毎日のブラッシング

インプラント周囲も天然の歯と同じようにプラーク(歯垢)がたまります。毎日のブラッシングは欠かせません。

● 歯ブラシの選び方

•やわらかめの毛先の歯ブラシを選びましょう。

•インプラント周囲の歯ぐきはデリケートなので、やさしく磨けるものが適しています。

● ブラッシングのコツ

•インプラントの周囲の歯ぐきに毛先をやさしく当てて、細かく動かすように磨く。

•力を入れすぎると歯ぐきを傷つけてしまうので注意しましょう。

2. デンタルフロスや歯間ブラシの使用

インプラントの周囲は、歯ブラシだけでは汚れが落としきれないことがあります。補助的な清掃道具も使いましょう。

● デンタルフロス

•インプラントの隣に天然歯がある場合、フロスをやさしく通して、歯と歯の間を清掃します。

•フロスの先端が固くなっている「スレッダー付き」や「スーパーフロス」など、インプラント専用フロスもあります。

● 歯間ブラシ

•インプラントと歯の隙間が広い場合は、歯間ブラシでやさしく汚れを取り除きましょう。

•サイズが大きすぎると歯ぐきを傷つける可能性があるため、歯科医師に合ったサイズを教えてもらうのがおすすめです。

5. 禁煙も大切

インプラントの寿命は、生活習慣にも大きく関わります。

● タバコはインプラントの大敵

•喫煙は血流を悪くし、歯ぐきの治癒やインプラントの安定を妨げる原因になります。

•インプラント周囲炎のリスクも高まるため、できる限り禁煙しましょう。

6. 「異変」に気づいたらすぐに受診!

次のような症状が出た場合は、インプラント周囲炎の可能性があります。すぐに歯科医院を受診しましょう。

•インプラントの周囲が腫れている

•出血しやすい

•噛むと痛い・ぐらつく

•口臭が気になる

インプラントは虫歯にはなりませんが、**歯周病と似た「インプラント周囲炎」**になるリスクがあります。放っておくと、最悪の場合インプラントが脱落することもあるため、油断は禁物です。

 

8. まとめ:インプラントは“第二の自分の歯“☝️

インプラントは、見た目・噛み心地・耐久性の3拍子が揃った治療法です。入れ歯やブリッジでは満
足できない方にとって、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

ただし、外科手術が必要であったり、費用メンテナンスの手間がかかるため、治療前の丁寧なカウンセリングと検査がとても重要です。

「歯を失ってどうしたらいいか分からない」「しっかり噛める歯が欲しい」という方は、ぜひ一度、インプラントについて歯科医師と相談してみてください。

✅当院では、丁寧なカウンセリングと検査により、患者様一人ひとりに最適な治療をご提案しています。インプラントにご興味のある方や、不安がある方も、どうぞお気軽にご相談ください。

 

予約・お問い合わせは電話またはLINEで

広島市の歯科・小児歯科(こども歯科)・予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングはかわもと歯科こども歯科クリニックへ

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歯ぎしりの原因と対処法とは?😬⚡️🦷

2025年6月13日

みなさんこんにちは😊☀️

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科助手兼受付の山本です🌵

 

『歯ぎしり』や『食いしばり』という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

今日は歯ぎしりとは一体どんな状態のことなのか、歯ぎしりの原因、対処法について詳しくお話ししていきます♪!

 

『歯ぎしりってどんな状態?』

「歯ぎしり」と聞くと、多くの方が“寝ているときにギリギリと音を立てるもの”を思い浮かべるのではないでしょうか?🤔

実際、歯ぎしり(医学的には「ブラキシズム」と呼ばれます)とは、上下の歯を無意識にこすり合わせたり、強く噛みしめたりする習慣のことを指します。これは睡眠中だけでなく、日中にも起きることがあり、実は多くの人が知らず知らずのうちにしている行動です!

歯ぎしりは「癖」や「習慣」と捉えられることもありますが、実は歯や顎、全身に大きな影響を及ぼすことがあるため、放っておくのは危険なものなんです!!

 

『歯ぎしりの種類』

歯ぎしりにはいくつかのタイプがあり、人によって症状の出方が異なります。代表的な3つのタイプをご紹介します😌!

① グラインディング(横にギリギリとこする)

いわゆる「歯ぎしり」と呼ばれるものです👄

眠っている間に左右に歯をこすり合わせて「ギリギリ」と音を立てるのが特徴です。本人は気づかず、家族に指摘されて気づくことが多いです!

 

② クレンチング(食いしばり)

日中や就寝中に歯をグッと噛みしめる動きです。音がしないため見逃されやすいですが、筋肉や歯へのダメージは大きく、肩こりや頭痛の原因になることもあります。

 

③ タッピング(歯をカチカチ鳴らす)

上下の歯を小刻みに打ち合わせるような動きです。これも無意識に行われる場合が多く、特にストレスが強いときに見られることがあります。

 

 

 

『歯ぎしりによるダメージ』

「歯ぎしりぐらい…」と思われがちですが、実は長期間続くことで様々な不調の原因になります!

①歯への悪影響

•歯の摩耗(すり減り)

•詰め物・被せ物の脱離

•知覚過敏(冷たいものがしみる)

 

 

② 顎や筋肉への負担

•顎関節症(あごの関節の痛みやカクカク音)

•朝起きたときに顎が疲れている、だるい

•首や肩のこり、慢性頭痛

 

 

③睡眠への影響

•睡眠の質の低下

•熟睡できず、日中に眠気やだるさを感じる

•隣で眠っている人の睡眠妨害になることも…💤

このように、歯ぎしりは「ただの癖」ではなく、生活の質を大きく下げてしまう要因となり得ます😕💦!

 

 

 

『歯ぎしりの主な原因』

歯ぎしりの原因はひとつではありません!

歯ぎしりは複数の要素が絡み合って起こると考えられています。

よく見られる原因を5つご紹介します✨

① ストレス・心理的要因

最も大きな原因とされているのが精神的ストレスです。仕事や人間関係の悩み、緊張状態などが無意識のうちに体へと現れ、歯ぎしりや食いしばりになることがあります。

 

 

② 噛み合わせの不調

歯の高さや位置が合っていないと、自然とバランスを取ろうとして歯ぎしりが起こることがあります。詰め物や被せ物が合っていない場合も要注意です。

 

③ 習慣・姿勢

頬杖やうつぶせ寝など、あごに負担がかかる姿勢が続くと、歯ぎしりのリスクが高まります。また、スポーツや集中作業中に無意識で食いしばっている人も多いといわれています。

 

④ 睡眠の質の低下

不規則な生活、スマホの見すぎ、夜更かし、寝酒などで睡眠の質が落ちると、体が十分に休めず、歯ぎしりが起こる可能性が高まります。

 

 

⑤ アルコール・カフェインの摂取

寝る前のお酒やコーヒーも要注意です!神経が興奮状態になり、睡眠中に歯ぎしりが起こりやすくなるといわれています。

 

 

 

『 歯ぎしりセルフチェック』

ここで、歯ぎしりの簡単なセルフチェックをしてみましょう!

以下の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう👄✨

•朝起きたときにあごが疲れている

•歯がすり減ってきた、欠けたことがある

•冷たいものがしみるようになった

•肩こりや頭痛がよくある

•家族に「寝てるとき歯ぎしりしてるよ」と言われた

•日中、無意識に歯を食いしばっていることがある

•詰め物や被せ物がよく外れる

2つ以上当てはまる方は、もしかしたら無意識のうちに歯ぎしりをしている可能性があります!😳

「もしかしたら歯ぎしりをしているかも…?」と少しでも心当たりがあれば歯医者さんの受診をおすすめします😊✨

 

 

 

『歯ぎしりのセルフケア』

歯ぎしりを改善するために、ご自宅でできる簡単なセルフケアについてお話しします😊すぐにすべてを変えるのは難しくても、少しずつ生活の中に取り入れることが大切です!💐

① ストレスをためこまない

ストレスは歯ぎしりの最大の原因とも言われています。日々の疲れや緊張をリセットできる時間を意識して作ってみましょう。

•深呼吸や瞑想、軽いストレッチ

•趣味に没頭する時間を確保する

•十分な睡眠・栄養のある食事を心がける

「私はストレスを感じているんだな」と自覚するだけでも、体の反応(歯ぎしり)にブレーキがかかることがあるといわれています。

 

②就寝前の習慣を見直す

良質な睡眠は歯ぎしり予防の第一歩です。以下のポイントに注意してみましょう!

•就寝前はスマホやパソコンを控える

•寝る前のアルコール・カフェインは避ける

•寝室を静かで落ち着ける空間に整える

音楽やアロマでリラックスするのもおすすめです🪷♪

 

③日中の食いしばりに気をつける

仕事中、運転中、家事中などに歯をグッと噛みしめていませんか?😳

•歯と歯が触れていない状態が本来のリラックスポジションです

•「あごの力を抜こう」と1日数回意識するだけで変わってきます

•パソコン画面や鏡に「歯を離す!」とメモを貼ってみるのも有効です😊

 

 

 

『歯医者さんでできる歯ぎしり対策』

セルフケアだけで改善が難しい場合や、すでに歯やあごにダメージが出ている場合は、歯医者さんでの診断と治療をおすすめします!🦷

歯医者さんでしている対策、治療法についてご紹介します♪

①ナイトガード(マウスピース)の作製

もっとも一般的な治療法です。歯型をとって作る、就寝時専用の透明なマウスピースです!

【効果】

•歯ぎしりの力を分散し、歯やあごを守る

•歯がすり減ったり欠けたりするのを防ぐ

•顎関節や筋肉の負担を軽減できる

【ポイント】

・保険適用で作れる場合が多く、経済的な負担も抑えられます

・2~3年使用可能(定期的な調整や交換は必要)

 

② 噛み合わせの調整

かみ合わせにズレがあると、それが歯ぎしりの引き金になることがあります。

•高すぎる詰め物・被せ物の調整

•歯のすり減りによる左右バランスの修正

•必要に応じて矯正治療の提案も

「なんとなく噛み合わせが変わった気がする」と感じたら、歯科医院で早めに確認しましょう。

 

③ボツリヌス療法(ボトックス治療)

⚠️当院では行っておりません

咬筋に直接ボツリヌストキシン(ボトックス)を注射し、筋肉の過剰な力を抑える治療法です。強い食いしばりに効果的とされています。

•数ヶ月で効果が現れ、繰り返し治療が可能

•顎の張り(エラ)も目立たなくなる美容的効果もある

•保険適用外のため、費用は事前に確認が必要

 

 

『まとめ』🐿️

歯ぎしりは「体からのSOSサイン」です!

体が無意識に「何か不調がありますよ」と伝えてくれているサインでもあります😣!

ストレスの蓄積や体のゆがみ、疲労など、原因をひとつずつ丁寧に見つけていくことがとても大切です✨

「最近ちょっと歯がしみる」「顎が痛い」「よく詰め物が外れる」…そんなときこそ、歯医者さんに相談するタイミングかもしれません。

「クセだから」「自然に治るから」と思って放置してしまう方も多いですが、実際には歯ぎしりは放っておくと大切な歯がどんどんダメージを受けてしまいます。

睡眠や生活習慣を見直すこと、無意識の食いしばりをやめる意識をもつこと、歯医者さんで早めに相談すること、これらを意識するだけでも、症状の悪化を防ぎ、改善へとつながります!⭐️

当院では、歯ぎしり用マウスピースの作製、かみ合わせのチェック、生活習慣のアドバイスなど、患者様一人ひとりに合ったサポートを行っております!⭐️

「歯ぎしり、気になってきたかも…」そう思ったら、ぜひ一度ご相談ください🐿️🌼

 

予約・お問い合わせはお電話またはLINEで承ります。

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口内炎について「レーザー治療って痛い⁉︎」

2025年6月6日

みなさんこんにちは🌞

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科衛生士の今田です⭐️
今回は、口内炎ができたときの対応、口内炎についてのお話しです!

つらいお口のトラブルを上手に乗り切るために

まず、口内炎とは?

「口内炎(こうないえん)」とは、口の中の粘膜に炎症が起こる状態のことを指します。唇の内側、頬の内側、舌、歯ぐき、口の天井(口蓋)など、口腔内のどこにでも発生する可能性があります。

広島市安佐北区 歯医者 口内炎ができやすい部位

白くただれたような小さな潰瘍(かいよう)ができ、ピリピリとした痛みを伴うのが一般的です。特に、食事や歯みがきのときにしみたり、触れると痛んだりするため、日常生活に支障が出ることもあります。

なぜ口内炎ができるの?

口内炎にはさまざまな原因がありますが、代表的なものは以下の通りです。

1. 物理的な刺激や傷

・誤って口の中を噛んでしまった
・矯正器具や入れ歯のこすれ
・歯ブラシの強すぎる力による傷

このような小さな傷がきっかけで、細菌が入り込み、炎症が起こることがあります。

2. 栄養不足

ビタミンB群や鉄分が不足すると、粘膜の健康が保てなくなり、口内炎ができやすくなります。特に忙しい方や偏った食事をしている方に多く見られます。

3. ストレスや疲れ

精神的・肉体的なストレスがたまると、免疫力が低下し、口内炎ができやすくなると言われています。寝不足や過労も影響します。

4. ウイルスや細菌の感染

ヘルペスウイルスやカンジダ菌など、感染症による口内炎もあります。特に痛みが強い、発熱を伴う、繰り返す場合には注意が必要です。

5. アレルギー反応や薬の副作用

特定の食べ物や薬に対するアレルギーで口内炎が生じることもあります。抗がん剤や一部の薬剤では副作用として発症するケースもあります。

口内炎ができたときの対処法

口内炎ができたときは、無理に刺激を与えず、できるだけ安静に保つことが大切です。以下のような方法で痛みを軽減し、早く治すサポートができます。

広島市安佐北区 歯医者 口内炎を防ぐ生活習慣

1. 食事の工夫

・熱いもの、辛いもの、酸っぱいものは避けましょう。
・なるべくやわらかい食べ物を選び、傷口に当たらないような食事もおすすめです。
・刺激の少ない味付けにすることで、患部への負担が軽くなります。

2. 口の中を清潔に保つ

・歯みがきは優しく、患部に触れないように注意してください。
・殺菌効果のあるうがい薬で、うがいをするのも効果的です。
・食後は必ず口をすすぎ、汚れを残さないようにしましょう。

3. 十分な睡眠と休養

体の免疫力を回復させることが、治癒への近道です。無理をせず、しっかりと休みましょう。

4. 薬の使用

市販の口内炎用の塗り薬や貼り薬を使うと、痛みをやわらげ、治りを早くすることが期待できます。ただし、使用方法や成分に注意が必要なので、迷った場合は歯科医院で相談してください。口内炎のお薬を処方することも可能です。

こんなときは歯科医院へ!

口内炎の多くは自然に治りますが、次のような場合には歯科や医療機関を受診することをおすすめします。

1週間以上治らない

通常、口内炎は7〜10日程度で自然に治ることが多いですが、それ以上長引く場合は他の病気の可能性もあります。

口内炎を繰り返す

年に何回も繰り返す、同時に複数できるといった場合は、体の免疫や栄養状態に問題があるかもしれません。

痛みが非常に強い

食事もままならないほどの激しい痛みや、発熱、リンパの腫れを伴う場合は、ウイルス性口内炎など感染症の疑いがあります。

見た目がいつもと違う

潰瘍が大きい、硬いしこりのようになっている、色が黒っぽいなど、通常の口内炎と異なる様子があるときは、まれに口腔がんなど重大な疾患の初期症状の可能性もあります。

歯科医院での治療内容

歯科医院では、口内炎の状態を見て、以下のような治療を行うことがあります。

・抗炎症薬や鎮痛薬の処方
・専用の軟膏や貼り薬の使用指導
・レーザー治療(痛みを軽減し、治癒を早める)
・必要に応じて内科など他科への紹介

また、矯正器具や入れ歯の不適合が原因となっている場合は、その調整を行うことで、再発を防ぐことができます。

口内炎を予防するためにできること

口内炎を繰り返さないためには、日常生活の中で予防を心がけることが大切です。

バランスの良い食事を心がける

特にビタミンB群、ビタミンC、鉄分を意識して摂取しましょう。

口腔内を清潔に保つ

歯みがきやうがいを丁寧に行い、細菌の繁殖を防ぎます。

ストレスや疲れをためない

適度な運動、リラックスできる時間を確保することが大切です。

口の中を傷つけないようにする

よく噛んでゆっくり食べる、口腔内への優しいケアを心がけましょう。

口内炎の種類について

実は、口内炎にはいくつかの種類があり、それぞれ原因や対処法が異なります。ここでは代表的な口内炎の種類をご紹介します。

1. アフタ性口内炎(最も一般的)

白くて小さな潰瘍(かいよう)ができ、赤く縁取られています。疲労やストレス、ビタミン不足が原因とされ、自然に1〜2週間で治ることが多いです。

特徴

・痛みがある
・舌や頬の内側、唇の内側にできやすい
・1個〜数個同時にできることも

2. ウイルス性口内炎

ヘルペスウイルスやコクサッキーウイルスなどの感染によって起こるものです。高熱を伴ったり、水ぶくれができたりするのが特徴です。乳幼児に多く見られます。

特徴

・発熱、だるさ、食欲不振を伴うことがある
・水疱やびらん(ただれ)ができる
・感染力があるので注意が必要

3. カンジダ性口内炎

口の中の常在菌「カンジダ菌」が増殖して発症します。免疫力が落ちている人や、抗生物質・ステロイド薬を使用中の人に多く見られます。

特徴

・白いコケのようなものが舌や頬に付着する
・味覚の変化、違和感を伴うこともある

4. 外傷性口内炎

歯や器具で粘膜が傷ついたことにより発症します。傷が治れば自然に改善しますが、繰り返す場合は原因の除去が必要です。

特徴

・明らかに原因となる「刺激」がある
・1箇所に限定されることが多い

よくあるご質問(Q&A)

Q. 口内炎は放っておいても大丈夫ですか?

A. 一般的なアフタ性口内炎であれば、数日〜1週間ほどで自然に治ることが多いです。ただし、痛みがひどい、長引く、繰り返す場合は、一度歯科を受診することをおすすめします。

Q. 市販薬は使ってもいいですか?

A. 使って問題ありません。市販の塗り薬や貼付剤で痛みを和らげることができます。ただし、症状が強い場合や原因が不明な場合は、医師の診断を受けるのが安心です。

Q. 口内炎ががんのサインになることもあると聞きましたが?

A. はい、まれにですが、口腔がんの初期症状が「治らない口内炎」のように見えることがあります。特に、硬いしこりを伴う、色が黒っぽい、3週間以上治らないといった症状がある場合は、早めの診断が重要です。

【お子さまの口内炎について】
お子さまも口内炎になることがあります。特にウイルス性の「ヘルパンギーナ」や「手足口病」などにより、口内炎を伴うケースが多くあります。

【子どもの口内炎で気をつけたいポイント】
・食事を嫌がる:痛みで食べることを嫌がる場合、脱水にならないよう水分補給をこまめにしましょう。
・発熱を伴う:高熱が出る場合は、ウイルス感染の可能性が高いため、小児科の受診をおすすめします。
・口の中を清潔に保つのが難しい:お子さまが痛がって歯みがきを嫌がる場合、うがいだけでもしてあげましょう。

当院では、お子さまの症状にもやさしく対応していますので、気になる症状があるときはお気軽にご相談ください。

レーザー治療の痛みに不安な方へ!

広島市安佐北区 歯医者 レーザー治療

「口内炎のレーザー治療って痛くないの?」と不安に思われる方は多いです。

口内炎のレーザー治療は痛いの?

結論から言うと、レーザー治療はほとんど痛みがなく、安心して受けられる治療法です。

なぜ痛くないの?

レーザー治療に使う機器は、「痛みを抑えること」を目的に設計されており、患部に軽く照射するだけで済むのが特徴です。以下のようなメリットがあります。

・麻酔なしでもOKな場合が多い(※痛みに敏感な方は麻酔を使うこともあります)表麻麻酔は行います。
・照射時間が短く、数十秒〜数分で終了
・照射中の感覚は「温かい感じ」や「チクチクする感じ」程度
・患部に触れずに治療できるため、刺激が少ない

レーザー治療のメリット

レーザーには「治療+痛みの軽減」という2つの効果が期待できます。

痛みをやわらげる

レーザーには鎮痛効果があり、治療後すぐに「楽になった」と感じる方も多いです。

治りが早くなる

レーザーは組織の修復を促進する働きがあり、治癒期間が短くなる傾向があります。

再発予防にもつながる

再発しやすい場所にできた口内炎も、レーザーで組織を安定させることで、再発を抑えられることがあります。

こんな方におすすめです

・市販薬でも治らない
・何度も同じ場所にできる
・痛みが強くて食事がつらい
・できるだけ早く治したい

当院での対応

広島市安佐北区 歯医者 レーザー治療

かわもと歯科こども歯科クリニックでは、口内炎の状態や患者様のご希望に応じて、必要に応じてレーザー治療を行っています。
口内炎のレーザー治療は「痛みをやわらげて早く治したい」という方にとって、とても有効な方法です。治療時の痛みは最小限で、患者様からもご好評いただいています。

「つらい口内炎、できるだけ早くなんとかしたい」という方は、ぜひ一度当院までご相談ください。口内炎は「たかが小さな傷」と思われがちですが、痛みが強かったり、繰り返したりすることで生活の質を大きく下げてしまうことがあります。
口内炎は誰にでも起こる身近なトラブルですが、痛みや不快感で日常生活に支障をきたすこともあります。まずは口の中を清潔に保ち、しっかりと休養を取りましょう。市販薬で様子を見ても良いですが、症状が強かったり長引いたりする場合は、早めに歯科医院へご相談ください。

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広島市の歯科・小児歯科(こども歯科)・予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングはかわもと歯科こども歯科クリニックへ

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TEL:082-845-6505
当院では、口内炎の診察・治療はもちろん、気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

 

 

歯周ポケットが深くなるとなぜいけないの?

2025年5月30日

みなさんこんにちは😃

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の土井です。

今日は【歯周ポケットが深いとなぜいけないのか?】についてお伝えしていきます!

皆さん定期的に歯科を受診していますか?

定期健診の時に、歯と歯茎の境目の溝を細い器具で測る検査を受けたことはありますか?

検査結果の説明を聞く時に、、、

歯周ポケットが深くなっていますね」「ポケットが4ミリ以上あるので、注意が必要です」こんなふうに言われたことはありませんか?でも、「歯周ポケットが深い」と言われても、なぜそれがいけないのか、ピンとこない方も多いと思います。

歯周ポケットとは何か?

なぜ深くなるのか ?

深くなると何が起きるのか?

どうやって予防・改善できるのか?

というポイントをわかりやすくご説明します。

■ 歯周ポケットとは?

まず、「歯周ポケット」という言葉を説明しましょう。

歯周ポケットとは、【歯と歯ぐき(歯肉)の間にある溝(すき間)】のことです。

健康な状態でも、歯と歯ぐきの間には1~2ミリ程度の自然な溝があります。これは正常で、特に問題ありません。

しかし、この溝に歯垢(プラーク)や歯石がたまって炎症が起こると、歯ぐきが腫れたり、歯を支えている骨(歯槽骨)が徐々に溶けてしまい、溝が深くなっていくのです。これが「歯周ポケットが深くなる」という状態です。

■ なぜ歯周ポケットが深くなるのか?

主な原因は「歯周病」です。

歯周病は、歯の周りに細菌(歯周病菌)が増えて、歯ぐきに炎症を起こし、最終的には歯を支える骨が破壊されてしまう病気です。

~お口の中に潜む“見えない敵”~

「歯周病の原因は歯周菌です」とよく言われますが、そもそも歯周菌とはどんな菌なのでしょうか?

■ 歯周菌とは?

歯周菌とは、歯周病を引き起こす細菌のことです。

私たちの口の中には、もともと何百種類もの細菌がすんでいて、その多くは無害です。しかし、その中には、歯ぐきや骨をじわじわと壊していく悪玉菌も存在します。

代表的な歯周菌には、次のような種類があります。

ポルフィロモナス・ジンジバリス(P. gingivalis)

歯周病の進行に大きく関わる悪玉菌。強い毒素を出します。

トレポネーマ・デンティコラ(T. denticola)

歯ぐきの組織を分解し、炎症を悪化させます。

タンネレラ・フォーサイシア(T. forsythia)

慢性的な歯周病に関与している菌です。これらの菌は、歯と歯ぐきのすき間(=歯周ポケット)にたまり、そこでどんどん増殖して炎症を引き起こします。

■ 歯周菌が増えるとどうなるの?

歯周菌が増えると、歯ぐきが赤く腫れたり、出血しやすくなったりします。

初めは「歯肉炎」という軽い状態ですが、放っておくと「歯周炎」へと進行し、歯を支える骨が溶けてしまいます。最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうこともあります。

怖いのは、歯周病はほとんど痛みがなく進行すること。気づいたときには、かなり進んでいることも少なくありません。

■ 歯周菌を減らすには?

歯周菌は、完全にゼロにすることはできませんが、数をコントロールすることが大切です。

特に問題なのは、初期段階では痛みがほとんどないこと

気づかないうちに進行してしまい、気づいたときには歯周ポケットが深くなっているというケースが少なくありません。

また、以下のような要因も歯周ポケットを深くする原因になります。

【 不十分な歯みがき】

歯と歯ぐきの間の汚れが残ると、そこに細菌が繁殖して炎症を起こします。

【喫煙】

タバコは歯ぐきの血流を悪くし、炎症が悪化しやすくなります。

【 ストレス・睡眠不足】

免疫力が下がることで、歯周病の悪化を早めることがあります。

【歯並びの悪さや噛み合わせの問題】

磨き残しができやすくなり、歯ぐきへの負担も大きくなります。

■ 歯周ポケットが深くなると何がいけないの?

では、歯周ポケットが深くなると、具体的にどんな問題が起きるのでしょうか?

わかりやすくまとめると、次のようなリスクがあります。

1.歯周病がどんどん進行してしまう

歯周ポケットが深くなると、その中に歯垢や歯石、細菌がたまりやすくなります。しかも、深いところは歯ブラシが届きにくいため、セルフケアでは取り除けません。

結果として炎症が慢性化し、歯を支える骨がどんどん溶かされていくのです。

 

2.最終的には歯が抜けてしまう

歯周病が進行すると、歯を支える骨がなくなって、歯がグラグラしてきます

さらに悪化すると、抜歯しなければならないケースもあります。

実際、歯を失う原因の第1位は虫歯ではなく、「歯周病」です。

3.お口のニオイ(口臭)の原因になる

歯周ポケットの中にたまった歯垢や細菌は、悪臭のもとになります。

とくに深いポケットは細菌の温床になりやすく、強い口臭の原因にもなります。

4.全身の健康にも悪影響がある

近年の研究では、歯周病菌が血管を通じて全身に広がり、

•糖尿病の悪化 •心臓病や脳梗塞のリスク増加 •早産・低体重児出産のリスクなど、全身の病気との関わりも指摘されています。つまり、歯周ポケットが深いというのは、お口の問題だけでなく、体全体の健康にも影響する重大なサインなのです。

 

■ 歯周ポケットの深さはどうやってわかるの?

歯周ポケットの深さは、歯科医院で専用の器具(プローブ)を使って測定します。

1本1本の歯に対して、3~6か所ほど深さを測り、数値で記録し

•健康な歯ぐき:1〜2ミリ

•軽度の歯周病:3〜4ミリ

•中等度の歯周病:5〜6ミリ

・重度の歯周病:7ミリ以上

このように、数値が大きくなるほど歯周病が進行していると考えられます。

■ 歯周ポケットは治るの?

結論から言えば、完全に元に戻ることは難しいですが、進行を止めたり浅くすることは可能です

定期的な歯科検診とクリーニング

歯科医院では、歯周ポケットの中の汚れを専用の器具で徹底的に除去します(スケーリングやルートプレーニング)。

これによって炎症を抑え、ポケットの深さが浅くなることがあります。

毎日の丁寧な歯みがき

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスの併用が効果的です。

正しい方法は歯科衛生士からアドバイスを受けると安心です。

生活習慣の改善

•タバコをやめる

•睡眠をしっかりとる

•バランスのよい食事を心がける

これらも歯周病の予防・改善に役立ちます。

■ まとめ:歯周ポケットは「歯ぐきからのSOS」!

歯周ポケットが深くなることは、歯周病が進行している証拠です。

自覚症状がなくても、お口の中ではじわじわとダメージが進んでいる可能性があります。

だからこそ、定期的な検診で早期発見・早期対応が大切です。

■ お口の健康を守る第一歩を、私たちと一緒に

かわもと歯科こども歯科クリニックでは、

歯周病のチェックやクリーニング、正しいブラッシング指導など、患者さんの歯ぐきの健康を守るサポートを行っています。

「歯周ポケットが深いと言われた」

「最近歯ぐきが腫れやすい」

「口臭が気になる」

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

📍 かわもと歯科こども歯科クリニック

予約・問い合わせは電話またはLINEで

広島市の歯科・小児歯科(こども歯科)・予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングはかわもと歯科こども歯科クリニックへ

〒739-1731 広島県広島市安佐北区落合2丁目35-8-2

TEL:082-845-6505

皆さまのお口の健康を、全力でサポートいたします!

レントゲンって本当に必要?

2025年5月23日

みなさんこんにちは😃

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の益田です!

5月下旬になり、段々と暑さが増してきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?今日はよく歯医者で撮影するレントゲンについてお話しします!

レントゲンって本当に必要?

歯医者さんで撮る理由とその大切さ

歯科医院に行ったとき、「レントゲンを撮りましょう」と言われたことがある方は多いと思います。でも、痛みがあるのは歯なのに、なぜわざわざレントゲンを撮る必要があるの?と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

今回は、歯科医院でレントゲンを撮る理由や、何が分かるのか、撮ることで得られるメリット、そして「放射線は体に悪くないの?」という不安に対するお答えまで、詳しくわかりやすくご紹介します。

〜レントゲンは“見えないところ”を確認する大切な手段〜

私たちの歯やお口の中は、鏡で見える部分だけではありません。歯ぐきの中に隠れている部分や、骨の状態、歯の根っこ、虫歯の進行度など、肉眼だけでは分からない情報がたくさんあります。

そこで活躍するのが「レントゲン(X線)写真」です。レントゲンを使うことで、目では見えない部分の状態まで詳しく調べることができます。

【1.レントゲンで分かること】

歯科用レントゲンにはいくつか種類があり、それぞれ見える範囲や目的が異なります。以下は主にレントゲンで分かることの一例です。

1. 虫歯の進行度

小さな虫歯や、歯と歯の間にできた虫歯は、見た目では分かりづらいことがよくあります。レントゲンを撮ることで、虫歯がどこまで進んでいるのかを確認できます。

2. 歯の根っこや神経の状態

歯の根っこ(歯根)や、歯の神経に炎症や膿がたまっていないかを確認することができます。痛みの原因を探る際にも役立ちます。

3. 歯周病による骨の状態

歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けていきます。レントゲンでは、この骨の減り具合を確認することができ、歯周病の進行度を把握する助けになります。

4. 親知らずの位置や生え方

親知らずが斜めに生えていたり、骨の中で隣の歯にぶつかっていたりすることがあります。レントゲンで確認することで、抜歯が必要かどうかの判断材料になります。

5. 顎の骨やその他の病変

あごの骨の中に嚢胞(のうほう:袋状の病変)や腫瘍ができていないかなど、全体的な骨の状態も確認できます。

 

【2.レントゲン撮影の種類と特徴】

歯科医院では、目的に応じていくつかのレントゲン機器を使い分けています。それぞれの特徴を知ることで、「なぜこのレントゲンを撮るのか」がよりイメージしやすくなると思います!

● デンタル(小さなレントゲン)

1本から数本の歯を詳しく撮影するタイプのレントゲンです。虫歯の進行度や歯の根っこの状態、神経の治療(根管治療)の確認などに使われます。撮影範囲が小さいため、放射線量も非常に少ないのが特徴です。

● パノラマ(お口全体のレントゲン)

お口の中全体(すべての歯やあごの骨)を一度に撮影するレントゲンです。親知らずの位置、あごの骨の状態、歯並びの全体的な把握、隠れた異常の発見に役立ちます。初診時や定期検診時にもよく使われます。

● セファロ(矯正用のレントゲン)

頭全体の骨格や上下のあごのバランス、歯の角度を測定するためのレントゲンです。主に矯正治療に使われ、成長過程のお子様の骨格診断にも活用されます。

● CT(歯科用コーンビームCT)

立体的(3D)にお口の中を撮影できる高精度なレントゲンです。あごの骨の厚みや神経の位置、歯の根の形、埋まっている親知らずの位置などをミリ単位で詳細に把握できます。インプラント治療や、難しい根の治療、親知らずの抜歯前などに使用され、安全で正確な治療計画を立てるのに欠かせない検査です。また、医科用CTと比べて放射線量がかなり少なく、歯科治療に特化した設計となっているため、必要最小限の被ばくで精密な診断が可能です。

【3.レントゲンを撮るメリット】

レントゲン撮影には、次のような大きなメリットがあります。

1. 早期発見・早期治療ができる

目に見えない虫歯や歯周病の初期症状などを早い段階で見つけることができるため、治療も簡単に済むことが多くなります。

2. 症状の原因を正確に特定できる

「なんとなく痛い」「違和感がある」といったあいまいな症状でも、レントゲンを見れば原因がはっきり分かることが多いです。

3. 適切な治療計画が立てられる

見た目では分からない情報をもとに、無駄のない、的確な治療計画を立てることができます。

【4.レントゲン撮影の安全性について】

放射線の影響はほとんどありません!

「レントゲンって放射線でしょ?体に悪くないの?」と心配される方もいらっしゃいますが、ご安心ください。歯科用レントゲンの放射線量は、非常に少なく、健康に影響を与えるようなものではありません。

実は自然界からも放射線を浴びています。

私たちは日常生活の中で、常に自然放射線を受けています。たとえば、食べ物(特にバナナや魚介類など)や大地、大気、宇宙からなど、自然の中には微量の放射線が含まれており、私たちの体はそれに適応しています。

歯科レントゲンの被ばく量はごくわずか!

以下は、よくあるレントゲン撮影の被ばく線量の目安です。

撮影内容→ 被ばく線量(mSv)

デンタルレントゲン →  約0.01

パノラマレントゲン  →  約0.03

飛行機で東京〜NY往復 →   約0.2

1年間の自然放射線(日本)→  約2.1

このように、歯科のレントゲン撮影1回あたりの放射線量は、日常生活の中で自然に受けている放射線のほんのわずかです。東京からニューヨークへ飛行機で旅行するよりも、はるかに少ない放射線量であることがわかります。

🚨安全対策もしっかりしています🚨

さらに安全のために、歯科医院では以下のような対策を行っています。

・撮影回数は最小限に、必要な時だけ

・デジタルレントゲンの導入により、従来よりも放射線量を大幅カット

🤰妊婦さんにも配慮しています🤰

基本的に歯科レントゲンはお腹から離れた頭部の撮影なので、胎児への影響は極めて少ないとされています。ただし、妊娠中は慎重を期すため、必要性をよく検討したうえで、やむをえない場合のみ撮影を行います。

「妊娠しているかも?」という方は、事前に必ずスタッフにお知らせください。

【5.レントゲン撮影にデメリットはある?】

歯科で行うレントゲン撮影において、健康へのデメリットはほとんどありません。強いて言えば、

・少し時間がかかる

・お子さまや撮影が不安な方は緊張することがある

などがありますが、これらは必要最小限であり、治療上の情報を得るためには非常に価値があります。

🦷レントゲンは「予防歯科」にも大きな役割を果たします🦷

 

 

最近では「予防歯科」という考え方が広まり、歯が痛くなってから治療するのではなく、悪くなる前に防ぐことが大切だとされています。その中でレントゲンは、予防の第一歩としても非常に重要な検査の一つです。

たとえば、虫歯の初期段階は自覚症状がまったくないこともありますが、レントゲンを使えばほんの小さな変化にも気づくことができます。早めに見つけて治療すれば、歯を削る量も少なく、通院回数も短く済むのです。

また、歯周病は「沈黙の病気」とも呼ばれ、自覚症状が出るころにはかなり進行しているケースが多くあります。骨の減り具合はレントゲンでないと分からないため、定期的に撮影することで、将来的に歯を失うリスクを下げることにもつながります。

安心して治療を受けていただくために、私たち歯科医師は、「ただ治療する」のではなく、「患者様に安心して治療を受けていただくこと」も大切にしています。

レントゲン撮影について不安がある方には、どんな目的で、何が分かり、どれくらい安全なのかをしっかりご説明いたします。患者様一人ひとりの気持ちを大切にし、納得の上で治療を進めていくことを心がけています。

何か気になることや疑問があれば、遠慮なくお尋ねください☺️私たちが丁寧にお答えします。定期的な検診とともに、必要に応じてレントゲンを撮ることで、歯やお口の健康を長く守ることができます。不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね♪

【予約・お問い合わせ】

口腔内の健康に関する相談や治療については、広島市のかわもと歯科こども歯科クリニックまでお気軽にご連絡ください。私たちは、患者様一人一人の状態に合わせた最適な治療を提供します。

所在地: 〒739-1731 広島県広島市安佐北区落合2丁目35-8-2

電話番号: 082-845-6505

ご予約・お問い合わせは、電話またはLINEで受け付けております。お気軽にご相談ください♪

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当院へのお電話からの問い合わせは0196471411へ

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