みなさんこんにちは😊
安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の難波です🐮
やっと暑い日が少なくなってきて、秋に近づいてきましたが、みなさん、体調など崩されていませんか?
今回は歯科医院で働いている歯科衛生士のお仕事のお話しをしていきたいと思います!
歯科衛生士はどんなお仕事をしているのでしょうか?
歯科医院に通ったことがある方なら、白衣を着て歯磨き指導をしてくれたり、歯石を取ってくれたりするスタッフの姿を目にしたことがあると思います。その多くが「歯科衛生士」です。
歯科衛生士は国家資格を持つ専門職で、歯科医師と連携しながら、患者さんのお口の健康をサポートする役割を担っています。医師が「治療」を中心に行うのに対し、歯科衛生士は「予防」と「サポート」を軸に活動しているのが特徴です。
歯科衛生士の仕事は大きく分けて以下の3つに分類されます。
1.歯科予防処置:歯石除去、フッ素塗布、シーラントなど虫歯や歯周病を防ぐ処置。
2.歯科診療補助:治療中の医師のサポート、治療器具の準備や管理。
3.歯科保健指導:日常生活の中で患者さんが正しくお口のケアをできるよう、指導を行います。
•正しい歯磨きの仕方(TBI:Tooth Brushing Instruction)
•フロスや歯間ブラシの使い方
•食生活や生活習慣に関するアドバイス
患者さん一人ひとりの歯並びや生活習慣に合わせた指導ができるのも歯科衛生士の強みです。
歯磨き方法や生活習慣改善のアドバイス。
つまり、歯科衛生士は「治療だけでなく、患者さんが将来健康な歯を維持できるように導く存在」なのです。
歯科衛生士の具体的なお仕事
では実際に、歯科衛生士はどのようなお仕事をしているのでしょうか。
1. クリーニング(スケーリング・PMTC)
歯科衛生士の代表的な業務が「歯石やプラーク(歯垢)の除去」です。歯ブラシでは落とせない汚れを専用の器具で丁寧に取り除き、口腔内を清潔に保ちます。特に歯周病の予防・改善に欠かせない処置です。
さらに、歯面を磨き上げる「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」を行うことで、歯の表面がツルツルになり、汚れが付きにくくなります。
2. フッ素塗布やシーラント
子どもの虫歯予防としてよく行われるのが「フッ素塗布」や「シーラント」です。歯科衛生士が適切に処置を行うことで、まだ歯が弱い時期の虫歯を防ぐ効果が期待できます。
3. 歯磨き指導(TBI)
歯磨きは毎日の基本ケアですが、実は多くの方が自己流で磨いており、磨き残しが出てしまいがちです。歯科衛生士は患者さんの歯並びや生活習慣に合わせて「どんな歯ブラシを選ぶべきか」「どの角度で当てると良いか」を丁寧にアドバイスします。子どもから高齢者まで、それぞれの年齢に合わせた指導を行うのも大切な役割です。
4. 治療のサポート
歯科治療は医師だけでなく、チーム医療として進められます。治療中に器具を手渡したり、患者さんが緊張しないように声をかけたりするのも歯科衛生士の重要な仕事です。
歯科衛生士の1日の流れを紹介します
1. 出勤・診療準備
出勤後は白衣に着替え、診療に使う器具やユニット(治療台)の準備をします。
•器具の滅菌
•必要な器具や材料を準備
•ミーティングで当日の患者さんのカルテを確認
患者さんが安心して治療を受けられるように、準備していきます。
2. 午前の診療
•歯石除去(スケーリング)
•PMTC(専門的な歯のクリーニング)
•フッ素塗布やシーラント
•歯磨き指導
また、歯科医師の治療補助として、器具の受け渡しや治療中の患者さんへの声かけも行います。小さなお子さんや初めて来院した患者さんには、リラックスできるよう優しく対応するのも大切な役割です。
3. 昼休憩
昼食をとりながらスタッフ同士でリフレッシュする時間です。午後の診療に備えて気持ちを切り替えます。
4. 午後の診療
午後は学校や仕事を終えた子どもや大人の患者さんが多く来院します。午前と同様に予防処置や歯磨き指導を行いますが、矯正治療中の方や高齢の患者さんへのケアも増える時間帯です。
•子ども:フッ素塗布や仕上げ磨き指導
•大人:歯周病予防のためのクリーニング
•高齢者:入れ歯の調整や清掃指導
幅広い世代と接することで、それぞれに合ったアドバイスやサポートを行います。
5. 診療後の片付け・記録
診療が終わったら、使った器具を滅菌し、ユニットを清掃します。
•滅菌器にかける器具の片付け
•使った材料の補充
•患者さんのカルテに処置内容を記録
6. 退勤
片付けと記録が終わったら1日の業務は終了です。患者さんのお口の健康を守る充実感を感じながら、次の日に備えて帰宅します。
歯科衛生士の1日は「患者さんの健康を支える日」
歯科衛生士の1日は「予防処置」「患者さんへの指導」「治療の補助」の繰り返しで成り立っています。単調に見えるかもしれませんが、患者さんごとにお口の状態や生活背景が違うため、毎日が新しい学びとやりがいにあふれていると思います!
歯科衛生士のやりがいと魅力
歯科衛生士の仕事には、他の職業にはない魅力があります!
1.予防を通して患者さんの笑顔を守れる
「虫歯にならないように」「歯周病を悪化させないように」といった予防のサポートを行うことで、患者さんが生涯にわたって健康な歯を維持できる可能性が高まります。患者さんが「おかげで歯がきれいになった」「歯磨きが楽しくなった」と笑顔で言ってくれると、大きなやりがいを感じられます。
2.患者さんとの信頼関係を築ける
定期的なメンテナンスで同じ患者さんと長く関わるため、歯科衛生士は患者さんとの信頼関係を築きやすい職業です。お口の健康だけでなく、生活習慣や体調の変化に寄り添える点も魅力のひとつです。
3.年齢やライフステージごとの役割
歯科衛生士の役割は、子どもから高齢者まで幅広い世代に応じて変わります。
子どもの場合
•フッ素塗布やシーラントでむし歯予防
•正しい歯磨き習慣を身につけるサポート
•保護者への仕上げ磨き指導
大人の場合
•歯周病予防のための定期的なクリーニング
•生活習慣(喫煙・食生活)に関するアドバイス
•矯正治療中の口腔ケアサポート
高齢者の場合
•入れ歯の清掃指導
•飲み込みやすさ(嚥下機能)のチェックとアドバイス
•介護現場でのお口のケア支援
どの世代においても、歯科衛生士は「その人に合わせたケア」を行い、生活全体の健康を支える役割を持っています。
4.専門性が高く、生涯続けられる仕事
国家資格を持ち、専門知識と技術を備えているため、結婚・出産後も復帰しやすい仕事です。医療現場での経験は一生の財産になり、自分自身や家族の健康管理にも役立ちます。
歯科衛生士と患者さんのこれから
これからの歯科医療は「治療中心」から「予防中心」へと大きく変わってきています。その中で歯科衛生士は、ますます重要な存在になっています。
歯科医院での役割はもちろんのこと、学校や介護施設、地域の健康講座など、活躍の場は広がっています。特に高齢化社会においては、口腔ケアが全身の健康維持につながるため、歯科衛生士の活躍は欠かせないです。
患者様にとって歯科衛生士は「治療のときだけ関わる人」ではなく、「一生涯の健康を支えるパートナー」です。定期検診やクリーニングで歯科衛生士と一緒にケアを続けることは、将来の自分への大切な投資となると思います。
歯科衛生士のお仕事は、単なる補助ではなく「患者さんの健康を守る予防の専門家」として大きな役割を担っています。歯石取りや歯磨き指導、フッ素塗布など、一見小さなことの積み重ねが、患者様の未来の笑顔につながると思っています。
「虫歯や歯周病を予防したい」「もっと上手に歯磨きが上手になりたい」と思ったら、歯科衛生士に気軽にどんどん相談してみてくださいね。
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