みなさんこんにちは😊☀️
安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科助手兼受付の橋本です🌉
今回は、歯石が付きにくくするには?毎日の対策と予防法を徹底解説!
歯医者さんで「歯石が溜まってますね」と言われたことはありませんか?歯石は一度ついてしまうと、歯ブラシでは取れず、歯科医院でのクリーニングが必要になります。
しかし、毎日のちょっとしたケアで歯石は付きにくくなります。
今回は、「そもそも歯石って何?」という基本から、歯石ができる原因、そして日常生活の中でできる対策・予防法についてわかりやすくご紹介します。
歯石って何?どうしてできるの?
歯石とは、歯に付着した歯垢(プラーク)が石のように硬くなったものです。
歯垢は、食べかすや細菌が集まってできたネバネバした汚れで、しっかりと歯磨きをしないと溜まっていきます。
歯垢が口の中の唾液中のカルシウムなどと結びついて石灰化すると、固くなり、これが「歯石」となります。
歯石ができるまでの期間は早い人で2〜3日、通常は1週間程度ともいわれており、あっという間に固まってしまうのです。
歯石がたまるとどうなる?
「歯石があるくらいでそんなに問題なの?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、歯石はお口の健康に大きな悪影響を及ぼします。
1. 歯周病の原因に
歯石はザラザラとした表面をしており、その上にさらに歯垢が付きやすくなります。
その歯垢に含まれる細菌が歯ぐきに炎症を引き起こし、歯周病を進行させてしまうのです。
2. 口臭の原因になる
歯石やその周りの歯垢が口臭の原因になることもあります。
特に歯周病が進んだ場合、独特な臭いを伴うことが多くなります。
3. 歯がグラグラする
歯石が長期間放置されると、歯ぐきの中(歯周ポケット)にまで入り込み、歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまうことも。
結果として、歯がグラグラになり、最悪の場合は抜けてしまうこともあります。
歯石が付きやすい場所は?
歯石は特定の場所に溜まりやすい傾向があります。とくに以下の部分は要注意です。
•下の前歯の裏側(舌側):唾液腺が近くにあるため歯石がつきやすい
•上の奥歯の外側:こちらも唾液腺が近く、特に磨き残しやすい箇所
•歯並びが悪い部分:歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすい
毎日磨いているつもりでも、こうした場所は歯石が溜まりやすくなるので、意識してケアするこが大切です
また、歯石ができる仕組みは、歯茎の上にできるか下にできるかで異なります。
歯茎の上にできる歯石
歯茎より上にできる歯石を「歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)」といいます。
歯の裏側には唾液が出るところがあり、そこから出た唾液とカルシウム成分が結び付くことで歯垢が石灰化という、石のように固まる現象が起こります。これが溜まることで歯石となります。エナメル質でおおわれているツルツルとした歯の表面にできるので、比較的除去しやすい歯石です。
歯茎の下にできる歯石
歯茎より下にできる歯石を「歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)」といいます。
唾液と関係する歯肉縁上歯石とはちがい、歯と歯茎の間から染み出る浸出液というものとカルシウム成分が結び付き、歯垢などが石灰化し固まってできる歯石です。褐色や黒っぽい色をしています。歯茎の下にこびりついているため、除去するのが難しく、痛みもあります。
歯ブラシで歯磨きをする際も血が出ることはありませんか?
それは、磨き残した細菌(歯垢)が溜まっていて「歯茎が炎症を起こしている」という合図なのです。つまり、歯磨きをして血が出る部分は「しっかりと歯を磨く必要があります」ということです。
自分のお口に合った歯ブラシや磨き方をしていなかったり、いい加減に磨いていたりすると、汚れはどんどん溜まり、歯茎は炎症を起こして腫れたままです。
この状態で歯石取りを受けると、「痛い」「歯茎から出血した」となってしまいます。
ちなみに、歯ブラシは月に1回交換しましょう。
使っていくと毛先が広がってしまい、広がった歯ブラシのままブラッシングした場合、
新しい歯ブラシを使った時と比べて、汚れの除去率が40パーセントも違うと言われています。
歯周病が進行すると、歯茎の腫れ・出血・口臭・歯のぐらつきなどを引き起こし、最終的には歯を失う可能性もあります。
定期的に歯石取りを受けて、お口の中に細菌を溜め込まないようにしましょう。
歯石が付きにくくなる予防法・対策は?
では、どうすれば歯石が付きにくくなるのでしょうか?
ここでは今日から実践できる対策と予防法を紹介します。
1. 正しい歯磨きを身につける
歯石のもとになるのは「歯垢」です。
つまり、歯垢を溜めないことが歯石予防の第一歩となります。
以下のポイントを意識してみましょう。
•1日2〜3回、食後に歯磨きをする
•歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目にきちんと当てる
•力を入れすぎず、小刻みに磨く
•最低でも1回は5分以上の時間をかけて丁寧に磨く
また、歯磨きは「回数」よりも「質」が重要なのです。
早く済ませるのではなく、鏡を見ながら一本一本、丁寧に磨きましょう。
2. デンタルフロスや歯間ブラシを併用する
歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れ(歯垢)の6割程度しか落とせないと言われています。
残りの汚れを落とすには、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が欠かせません。
歯と歯の間は歯石ができやすい場所の一つです。
特に就寝前には、フロスや歯間ブラシを使って丁寧に清掃しましょう。
3. 定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
どれだけ丁寧に磨いても、家庭でのケアだけでは完全に歯垢や歯石を防ぐことは難しいのが現実です。
そこで重要になるのが、**プロによる定期的なクリーニング(PMTC)**です。
3ヶ月〜6ヶ月に1回の頻度で歯科医院を受診し、専用の器具で歯石を取り除いてもらいましょう。
クリーニングは痛みも少なく、終わった後のツルツル感も気持ちいいですよ。
4. 食生活を見直す
食べるものも歯石の付きやすさに関係します。
以下のような食生活が歯垢を溜めにくくし、結果的に歯石の予防になります。
•よく噛む食事(繊維質が多い野菜など)を取り入れる
•糖分を控えめにする(お菓子・ジュースは要注意)
•間食の回数を減らす
また、食後すぐに歯磨きが難しい場合は、水やお茶で口をすすぐだけでも効果があります。
5. 唾液の分泌を促す
唾液には口の中の汚れを洗い流す自浄作用があります。
しかし、加齢やストレス、薬の副作用などで唾液の量が減ることもあります。
唾液を増やす方法としては:
•よく噛む(ガムを噛むのもおすすめ)
•こまめな水分補給
•舌や頬を動かすマッサージ
などがあります。口腔内が乾燥すると歯垢が溜まりやすくなり、結果として歯石もできやすくなるため、日頃から乾燥を防ぐ工夫をしましょう。
歯石を防いでお口の健康をキープ!
歯石は、できてしまうと自分で取ることはできませんが、できる前なら防ぐことが可能です。
毎日の正しい歯磨きやフロスの使用、食生活の見直し、そして歯科医院での定期的なチェックを組み合わせることで、歯石が付きにくいお口の環境を作ることができます。
また、歯石がない状態を維持することは、歯周病や虫歯の予防にもつながります。
いつまでも健康な歯を保つために、できることから始めてみましょう。
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