みなさんこんにちは
安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の難波です🐮
こんにちは😃まだ春なのに、もう暑い日がありますが、体調など崩されていませんか?
今回は赤ちゃんへの安全と👶ママの安心のためのお話しをしていきます👩
歯科での麻酔は授乳中でも影響はない?💉
授乳中でも歯の治療は受けられるの?
赤ちゃんが生まれてしばらくは、育児に追われて忙しく、どうしても自分のことは後回しになりがちになります。
しかし、授乳中でも歯のトラブルは起きてしまいます。むし歯や歯ぐきの腫れ、歯がしみる、親知らずの痛みなど、治療が必要になることもあります。
そんなとき、多くのママたちが心配するのが「歯科の麻酔は授乳中の赤ちゃんに影響がないのか?」という点です。
今回は、授乳中の歯科治療について、特に麻酔について、わかりやすくご説明していきます。
歯科の麻酔にはどんな種類があるの?
歯科で使われる麻酔にはいくつか種類がありますが、日常的に行われる治療で最も使われるのは「局所麻酔」です。
● 局所麻酔
局所麻酔とは、治療をする部分の周囲に麻酔薬を注射し、その部位の痛みを感じなくする方法です。
虫歯で歯を削るときや抜歯、根管治療など、一般的な治療ではこの方法が使われます。
主に使われる成分は「リドカイン」や「メピバカイン」といったもので、歯科用キシロカインの効果は数時間程度で、全身にはほとんど影響を及ぼしません。
● 表面麻酔
注射前に歯ぐきに塗るタイプの麻酔です。注射の痛みを和らげたり歯茎に使われるもので、作用も浅く、赤ちゃんへの影響は心配ありません。
授乳中でも歯科麻酔は使って大丈夫?
結論からいうと、授乳中でも歯科の局所麻酔は基本的に問題ありません。
麻酔薬は治療部位に局所的に作用するため、血液中に入る量はごくわずな量です。さらに母乳中に移行する量も非常に少なく、赤ちゃんに影響を与える心配はほとんどないとされています。
● 母乳への移行量はごく微量
体の中に入った薬剤は、約2時間後をピークに母乳にほんのわずか移行します。そして5〜6時間経過すると母乳に移行する量は半分以下にまで急激に減少します。100ml中の薬剤移行量は0,1%以下で、これを乳児への薬剤移行量と比較しても1%以下にとどまるため、母乳に移行する薬剤の量はかなり低いと言えます。
● WHOや専門機関も「安全」と見解しています。
世界保健機関(WHO)や、日本の母乳育児に関するガイドラインでも、リドカインやメピバカインは**「授乳中に使用しても問題のない麻酔薬」**として分類されています。
治療後はすぐに授乳してもいいの?
これもよくある質問ですが、治療後すぐに授乳しても大丈夫です。
麻酔薬の血中濃度は数時間で低下しますし、母乳中に移行する量は非常にわずかなので赤ちゃんへの影響はないため、特に授乳のタイミングを調整する必要もありません。
どうしても不安がある場合は、麻酔後1〜2時間程度あけてから授乳するのも一つの方法ですし、治療前に搾乳しておくととより安心です。
赤ちゃんが生後3ヶ月を過ぎると授乳時の間隔も空いてくる上に、赤ちゃんの体の代謝機能も向上するので、歯科治療で使用する薬剤が赤ちゃんに影響を及ぼす可能性は少なくなります。しかし、生後3ヶ月までの赤ちゃんの場合、授乳期間が2〜3時間おきで頻回で代謝機能の未熟なため、この期間は妊娠中の服薬が望ましいとされています。
抗生物質や痛み止めのお薬は授乳中に使えるのか?
歯の治療に痛みによっては抗生物質や鎮痛剤が処方されることもあります。
お薬もとても気になる事だと思います。
● 抗生物質
よく処方される「アモキシシリン」や「セフェム系抗生物質(セフカペンピボキシルなど)」は、授乳中でも安全性が高いとされている薬です。
ただし、まれに赤ちゃんが下痢をしたり、便の様子が変わることがあります。気になる変化があれば、すぐに歯科医師や小児科医に相談してください。
● 鎮痛剤(痛み止め)
「アセトアミノフェン」や「ロキソプロフェン(ロキソニン)」も、授乳中に使用可能な薬剤として認められています。
ただし、長期間の服用や、用法・用量を守らないと影響が出る場合もあるため、医師の指示通りに服用することがとても大切です。
麻酔を使った治療を我慢するとどうなる?
「赤ちゃんのために麻酔は使いたくない」と、痛みを我慢する方もおられるかもしれません、少しの痛みなら我慢できますが、虫歯が深く歯の神経に近い場合は、痛みが強く、それが逆にママの体調や授乳に悪影響を及ぼすこともあります。
● 痛みでストレスが増える
歯の痛みがあると、ストレスが溜まり、ホルモンバランスの乱れや睡眠不足につながります。これは母乳の質や分泌量に影響する可能性もあります。
● 虫歯や炎症が悪化する
早期に治療を行わずに放置すると、炎症が広がったり、抜歯が必要になったりと、治療が大がかりになることもあります。
結果として、より多くの薬や処置が必要になってしまうため、無理せず早めの受診が大切です。
授乳中の歯科治療で気をつけるポイントは、歯科治療は基本的に問題ないとはいえ、いくつかの点に注意して受けるとより安心です。
● 事前に授乳中であることを伝えること
診療前に、必ず**「授乳中です」**と歯科医師に伝えてください。それにより、使用する薬剤や治療方針をより配慮したものにできる場合があるからです。
● 治療後の授乳に不安がある場合は相談をしてください
どうしても心配な場合は、授乳を一時的に中断し、冷凍保存しておいた母乳やミルクに切り替えるという方法もあります。
歯科医師や助産師に相談すれば、個別の対応が可能になる場合もあります。
歯のケアは「赤ちゃんの健康」にもつながります。
ママの口の中が不衛生だと、赤ちゃんにむし歯菌が移ってしまうリスクも高まります。特に生後6か月以降、赤ちゃんの歯が生えてくるタイミングでは特に注意が必要です。
「ママが歯の健康を保つこと=赤ちゃんの虫歯予防」にもなつながります。
授乳中でも安心して歯科治療を受けてください
•歯科で使用する局所麻酔は、授乳中でも赤ちゃんにほとんど影響しません
•治療後すぐに授乳しても問題ないとされています
•抗生物質や鎮痛剤も、安全性が高いものが処方されます
•歯の痛みやトラブルを我慢するより、早めに治療を受けたほうがママにも赤ちゃんにも良い結果になります
妊娠中は積極的な治療は控えますが出産される前に歯科検診や定期検診を受けていると育児中もより安心して過ごせますので、妊娠中も体調が安定した時期に受診してください。
当院では時間が限られてはいますが託児もしていますので安心してお越しください。
授乳中は、お母さんにとって忙しい時期ですが無理せず安心して歯科治療を受けてくださいね。
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