「今だけの治療」から「歯を守る」治療・予防の提供
当院は「今だけの治療」「ここだけの治療」ではなく、将来を見すえた「歯を守る治療・予防」を提案しております。予防を中心とした考え方は、いままで受けてこられた歯科治療とは違うかもしれません。
「痛くなったら歯科医院に行く」
「詰め物が取れたら歯科医院に行く」
「何か気になる事が出来たから歯科医院に行く」
こんな、イメージで歯科医院に通われていた方もいるかと思います。
しかしその結果、日本人は予防歯科が盛んな国の方に比べ、生涯ご自身の大切な歯を残せる本数が、とても少なくなってしまっている現実があります。
日ごろあまり意識されないかもしれませんが、虫歯で歯が溶けてしまっても、歯周病で歯が失われても、治療のために歯を削っても、もう元には戻りません。
永久歯はもう生え変わることのない大切な資源です。
そのかけがえのない資源を大切にして頂きたいという思いを、私たちは非常に強く思います。
歯が失われると何がいけないのか
- 歯がないと、食べ物をかめず、力もいれにくくなる。
- 食べ物を細かくできないため消化器官の負担が大きくなる。
- かめないことで、血行が悪くなって認知症になりやすくなる。
- 虫歯菌や歯周病菌で敗血症や心臓疾患を起こすリスクがアップする。
- 定期的に来院され歯を残す習慣を持たれている方と比べ、医療費が3倍かかると言われている。
などが良く言われることですが、一人ひとりの状態によって、歯が失われると様々なトラブルが起きやすくなる事は間違いありません。
これまでの歯科医師人生の中で、メインテナンスを行かなかった事で、今とても困っており、後悔されている方に何人もお会いしています。そんな、方々にお会いするたびに、こんな想いが、強くなりました。
歯科医師として本気のお願いです!ご自身の大切な歯は二度と戻りません!
歯もメインテナンス次第で長持ちしますので、どうか大切にして下さい。
今の時代は、小さなお子さんであれば、虫歯が1本もないお口の環境をつくることが可能ですし、大人の方の場合、治療した部分の再発の予防、新たな虫歯、歯周病の進行、口臭、歯の汚れを防ぐことができます。
それにはどうしたらいいのでしょうか? 予防歯科が盛んなスウェーデンを例にしてみましょう。
スウェーデンの老人の歯の残存数は日本人の2倍以上で、自分の歯で生活できる方が多くいます。
なぜならスウェーデンの人々は、歯医者は治療のためでなく、歯の汚れの除去や歯や歯ぐきの健康チェック、そして予防のため(メインテナンス)に行くのが普通と考えているからです。
つまり、予防歯科を受けて歯を大切にするという習慣が普通になっているのです。 「悪いところを治す」事が目標か「歯が出来るだけ長くもつ」事が目標かの違いです。 定期予防・クリーニングの受診率でその違いがハッキリと出ています。
これはアメリカやヨーロッパ各国もほぼ同様です。
それに対して日本人のメインテナンス率は約2%と言われています。
しっかり定期的に予防歯科(メインテナンス)を受けることによって、ご自身の大切な歯で生涯過ごせることが可能になります。
かわもと歯科・こども歯科クリニックでは、専門の歯科衛生士による定期的な歯のメインテナンスを受けられます。
是非、これを見て頂いている皆様は「今だけの治療」から「歯を守る治療・予防」へ切り替えて頂き、生涯大切な自身の歯で不自由なく暮らせる生活を手に入れて下さい。