院長 川本 亨 かわもと とおる
- 1996年
- 岡山大学歯学部 卒業
- 1999年
- 広島大学大学院(歯学博士) 卒業
- 1999年
- 広島大学歯学部附属病院 文部教官助手
- 2004年
- クリスタルデンタルクリニック 開業
- 2019年
- かわもと歯科・こども歯科クリニック 開業
- 趣味
- 仕事、勉強、ドライブ、旅行
- 研修会
- 日本臨床歯科医学会(旧SJCD)
広島支局(旧広島SJCD)副支局長(副会長)
日本口腔インプラント学会 会員
日本顕微鏡歯科学会
EAO(ヨーロッパ)
EAED(ヨーロッパ審美歯科学会)
院長からのメッセージ
広島市安佐北区落合2丁目に2019年4月3日に新規オープンした『かわもと歯科・こども歯科クリニック』は、患者さんに虫歯・歯周病・歯並びの予防を中心に高度な歯科医療を提供し、歯と全身の健康を大切にし、患者さんの豊かな生活を創造する歯科医院を目指します。
『かわもと歯科こども歯科クリニック』は、優しい・怖くない・よく聴く・よく説明する、そして、できるだけ痛みの少ない治療を心がけ、地域住民のみなさまに安心して通ってもらえるホームドクターを目指しております。
今まで歯科が苦手だった方も、
悩みがあってもなかなか相談できなかった方にも、
お口の健康のお手伝いが出来たらと思います。
理念・想い
私は大学卒業、歯科医師免許取得後、20年以上にわたり歯科医療に携わってまいりました。
現在は日本臨床歯科医学会(旧SJCDスタディーグループ)の広島支局、副会長を務め、この学会を中心にさらなる臨床の高みを目指し学びの途中にあります。
これまで歯科医師として最高の歯科治療の実現を目指し、国内外を問わずあらゆる知識や技術の研鑽に貪欲に学んできた自負はあります。
そして最新の知識や設備、技術を駆使して可能な限り理想の治療を行うことに挑戦を続けて参りました。
しかし、一方で歯科の治療とは、そのほとんどが代替の治療に他なりません。虫歯や歯を失った部位を最新のセラミックやインプラントで補ったところで、それは所詮人工物による修復・代替に過ぎません。
そのような人工物が何の変化もなく患者さんの口の中で何十年と輝き続けるわけではありません。
人間は生まれて死ぬまでの間、常にその体は変化し続けます。
成長であったり老化であったり、その変化は年齢により様々ですが、それは歯に関しても例外ではありません。
生えたばかりの未熟な歯は、石灰化とともに生涯にわたり強くなっていきます。また、歯はしっかり機能することによって削れたり磨耗して、その形も変化します。さらに驚くことに歯は顎の骨の中で生涯移動し続けるのです。
例えば70代の健全な天然歯は、元の歯の半分近くまですり減っているにもかかわらず、私たちの使うダイヤモンドの切削器具が文字通り刃が立たないほど強靭に石灰化していることさえ経験します!
歯の色は黄ばんでしまい、エナメル質の表面には無数のクラックを認めるのに、ダイヤモンドバーは刃が立たない!
我々専門の人間からすれば、この歯こそ本当の天然の機能美、最終形に他ならないのです。
このような変化は、我々がどのように優れた人工材料を使おうと決して真似などできません!
加齢や老化という何十年に渡る変化に現時点で我々が使っているあらゆる人工物は、ともに寄り添って天然歯と同様に変化してくれることなどありません。
セラミックやインプラント、骨を再生する外科治療、矯正治療等、長い時間と多額の費用をかけ、まるで理想の模型のように綺麗になったお口の中も決して一生綺麗なままではありません。
治療した歯は、再び虫歯や歯周病になる確率がありますし、その時は以前より状態が良くなるわけではありません。
インプラントは虫歯になりませんが、歯が歯周病になるようにインプラントにもインプラント周囲炎は起こります。
結局、我々の施した修復や補填といった歯科治療は、代替えの対症療法に過ぎません。
もちろん20年、30年と理想に近い状態を保った治療後の症例を見ることもあります。
しかし、それはほとんどの場合どうも元々の歯並びが悪くないケースに限られていることが多いようです。
そして、8020に代表される80歳で20本以上歯が残っている日本人のほとんどが正常咬合で、出っ歯(上顎前突や下顎後退)や受け口(下顎前突や反対咬合)の方は少ないという統計です。
治療の予後や天然歯の生存に歯列不正という問題は大きく関与しているのは明白です。
日本人は概ね歯並びの悪さに寛容な国民です。歯科の専門家である歯科医師や歯科医師会でさえあまり歯並びの悪さについて国人に対し改善を唱える傾向にはありません。
世界に対し日本の代表的立場にある現総理大臣(平成19年現在)でさえあの歯並びで、おまけに銀歯です。
私たちの理想とする歯科医療の目標は患者さんの満足です。
美味しく食べられること、笑顔でおしゃべりできること、人前で歯を隠さず大きな口を開けて笑えること、見た目もいい歯があって、その歯の存在を良い意味で気にすることなく生活できること、それを実現することが歯科医療の究極の目標です。
そう考えると、我々の目指す究極の目標とは、天然歯を如何に綺麗なままの状態で維持できるかということに尽きます。
決して削ったり、詰めたり、失ったところに入れ歯やブリッジ、インプラントを補うことではありません。
神様の作った天然歯を大切に病気や治療で傷つけることなく維持していくことです。
そうなれば、本当の歯科医療とは自分の歯を①虫歯や歯周病から守ること、そして、虫歯や歯周病のリスク、噛み合わせといった機能面での悪影響になる②歯並びの悪さを未然に防ぐことです。
それが予防歯科であり、予防という観点が大切な歯を守る唯一の方法であることに異論はないはずです。
いわゆる修復や補填という歯科治療に挑戦し続けた結果、たどり着いた結論は、やはり予防歯科だったのです。
もちろん、現時点で虫歯や歯周病、歯並びが悪い方に関しては、自分の持っている最善の歯科治療をご提供することに変わりはないのですし、そこに対するこれまでの自分の考えや姿勢も何も変わりありません。予防歯科を語る上で、ちゃんとした治療の技術を持っているということが大切なことは言うまでもありません。(笑)
本当に歯の健康や体の健康を維持し、豊かな生活を送るために大切なことは、如何に子供の頃から歯や歯周組織を未病の状態で守れるか、そして、歯の悪いポジション(歯並びの不正)を未然に予防できるかが最も重要です。
当然、既に歯の病気の治療をした人は、如何に現状を良い状態で維持し続けるかが最も大切なことです。
そして、これこそが予防歯科の真髄だと思います。
考えてみれば私の歯科医師生命もそれほど先が長いわけではありません(笑)、ですから本当に大切な予防歯科の知識や技術、方法を当院にご来院頂ける地域住民の方々にしっかりとご提供できるよう、今後の歯科医師人生を賭けて頑張って参ります。
当然、私だけでできることは限られております。
だからこそ、当院の信頼できる優秀なスタッフと当院を信頼して通って頂ける患者さんの3人4脚で究極の予防を中心とした、そして最先端の歯科医療を提供できる理想の歯科医院を自分の地元で実現して参ります。
スタッフ
歯科医師 副院長 日本歯周病学会認定医 岸遼子
- 平成21年
- 広島大学歯学部卒
- 平成22年
- さかきデンタルクリニック勤務
- 平成27年
- 高井歯科医院勤務
- 平成30年〜
- かわもと歯科・こども歯科クリニック副院長として勤務
歯科衛生士7名
- 出身校
- 広島高等歯科衛生専門学校
- IGL医療福祉専門学校
- 順正短期大学
歯科助手4名
- 出身校
- 安田女子短期大学
- 広島女子商短期大学
- 安田女子大学