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歯磨き粉の選び方🪥

2025年4月4日

みなさんこんにちは 

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニック歯科衛生士の前金です🌷

みなさんは歯磨き粉選びについて困ったことはないですか❔

今回は歯磨き粉の種類と成分、目的についてお話しします

 

歯磨き粉の選び方と効果を徹底解説!あなたに合う歯磨き粉はどれ?

毎日の歯磨きに欠かせない**「歯磨き粉」ですが、スーパーやドラッグストアに行くと、たくさんの種類があって「どれを選べばいいの?」**と迷ったことはありませんか?

「ホワイトニング」「むし歯予防」「歯周病ケア」「知覚過敏用」など、さまざまな種類があり、それぞれ成分や効果が異なります。

ここでは、歯磨き粉の種類や選び方、正しい使い方について、患者様にも分かりやすく解説していきます!

1. 歯磨き粉の基本的な役割とは?

歯磨き粉は、単に歯を磨くためのものではなく、以下のような口腔内のトラブルを予防・改善する役割があります。

むし歯予防(フッ素配合で歯を強化)

歯周病予防(歯ぐきの炎症を抑える)

口臭予防(殺菌成分で口臭の原因菌を減らす)

知覚過敏の軽減(神経を保護する成分が配合)

ホワイトニング効果(ステインを除去して着色を防ぐ)

**歯磨き粉選びのポイントは、「自分の口の悩みに合ったものを選ぶこと」**です!

2. 歯磨き粉の種類と主な成分

歯磨き粉には、配合されている成分によって、期待できる効果が異なります

2-1. むし歯予防に効果的な歯磨き粉

主な成分:フッ素(フッ化ナトリウム・モノフルオロリン酸ナトリウム)

フッ素は、歯を強くし、むし歯の原因となる酸の働きを抑える効果があります。

【おすすめの人】

✔ むし歯になりやすい方

✔ 甘いものをよく食べる方

✔ 子どもや高齢者

🔹 ポイント!

→フッ素入り歯磨き粉は**「1450ppm」**の濃度が最も効果的!

2-2. 歯周病予防に効果的な歯磨き粉

主な成分:殺菌成分(IPMP・CPC)、抗炎症成分(グリチルリチン酸)、ビタミンE

歯周病は歯ぐきの腫れや出血を引き起こす病気。殺菌成分や抗炎症成分が含まれた歯磨き粉を使うことで、歯周病の進行を防ぐことができます。

【おすすめの人】

✔ 歯ぐきが腫れている・出血している方

✔ 口臭が気になる方

✔ 歯周病が気になる方

🔹 ポイント!

→歯周病が進行している場合は、歯磨き粉だけではなく、歯科医院でのケアが重要です!

2-3. 知覚過敏用の歯磨き粉

主な成分:硝酸カリウム、乳酸アルミニウム

冷たいものや熱いものを飲んだときに「キーン」としみる場合は知覚過敏の可能性があります。

知覚過敏用の歯磨き粉には、神経の刺激をブロックし、歯の表面を保護する成分が含まれています。

【おすすめの人】

✔ 冷たい飲み物や食べ物がしみる方

✔ 歯のエナメル質が薄くなっている方

✔ 歯ぎしりのクセがある方

🔹 ポイント!

→知覚過敏の症状がひどい場合は、歯科医院での治療(コーティング剤の塗布など)が必要になることもあります。

2-4. ホワイトニング用の歯磨き粉

主な成分:ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ハイドロキシアパタイト

歯の黄ばみや着色汚れ(ステイン)を防ぐための成分が含まれています。

【おすすめの人】

✔ コーヒー・紅茶・赤ワインをよく飲む方

✔ タバコを吸う方(ヤニ汚れが気になる方)

✔ 白い歯を維持したい方

🔹 ポイント!

→「ホワイトニング歯磨き粉」は、歯の表面の汚れを落とすもので、歯の本来の色より白くする効果はありません。歯そのものを白くしたい場合は、歯科医院でのホワイトニングが必要です!

3. 正しい歯磨き粉の使い方

せっかく歯磨き粉を使っても、間違った使い方をすると効果が半減してしまいます。正しい使い方を確認しましょう!

3-1. 歯磨き粉の適量は?

大人:1〜2cm程度(歯ブラシの半分〜全体)

子ども:歯が生えてから2歳 米粒程度

      3〜5歳 5mm程度

6〜14  1〜2cm程度

フッ素入り歯磨き粉は「少量でもしっかり広げる」ことが重要!

3-2. 歯磨きの後、すぐに口をすすがない

フッ素の効果を持続させるために、軽く1回すすぐ程度がベスト!

3-3. 1日2〜3回、最低でも2分以上磨く

しっかり磨かないと、歯磨き粉の成分が十分に行き渡りません!

4. まとめ:あなたに合った歯磨き粉を選ぼう!

歯磨き粉の目的と成分まとめ

目的      おすすめ成分

むし歯予防    フッ素(1450ppm)

歯周病予防    殺菌成分(IPMP・CPC)、抗炎症成分

知覚過敏    硝酸カリウム、乳酸アルミニウム

ホワイトニング ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム

歯磨き粉は使ったほうがいいの?—そのメリットと注意点を解説!

1. 結論:歯磨き粉は使ったほうがいい!

「歯磨き粉って本当に必要?」と思ったことはありませんか?

結論から言うと、歯磨き粉を使ったほうがむし歯や歯周病の予防に効果的です。

歯磨き粉には、フッ素や殺菌成分、知覚過敏を防ぐ成分などが含まれており、口の健康を守る重要な役割を果たします。

ただし、「歯磨き粉をつけるだけで安心」と思ってしまうのはNG! 正しい磨き方が最も大切です。

2. 歯磨き粉を使うメリット

2-1. むし歯を予防できる(フッ素配合)

フッ素が歯のエナメル質を強化し、むし歯になりにくい状態にする。

フッ素はむし歯菌が酸を作るのを抑え、歯の修復(再石灰化)を助ける。

むし歯予防には「フッ素1450ppm」配合の歯磨き粉を使うのがベスト!

2-2. 歯周病を予防できる(殺菌・抗炎症成分配合)

✅ **IPMP(イソプロピルメチルフェノール)やCPC(塩化セチルピリジニウム)**が歯周病菌を殺菌。

グリチルリチン酸やビタミンEが歯ぐきの炎症を抑える。

歯ぐきが腫れやすい・出血しやすい人は歯周病予防タイプを選ぼう!

2-3. 口臭予防ができる

✅ 殺菌成分が口の中の細菌を減らし、口臭の原因を抑える

✅ ミント成分が口の中をスッキリさせる。

「口臭が気になる」「朝起きたときのネバつきが気になる」人におすすめ!

2-4. 知覚過敏を防げる

硝酸カリウムや乳酸アルミニウムが神経の刺激を抑え、冷たいものがしみるのを防ぐ。

知覚過敏の症状がある人は「ヒスケア」のような専用歯磨き粉を使うのが◎

2-5. 着色を防ぎ、ホワイトニング効果が期待できる

ポリリン酸ナトリウムやピロリン酸ナトリウムがステイン(着色汚れ)を落としやすくする。

コーヒー・紅茶・赤ワインをよく飲む人にはホワイトニング用歯磨き粉がオススメ!

3. 歯磨き粉を使うときの注意点

3-1. 「歯磨き粉をつけるだけで安心」はNG!

✅ 歯磨き粉をつけても、きちんとブラッシングしなければ汚れは落ちない!

歯ブラシの毛先をしっかり当てて磨くことが最も大切。

3-2. すすぎすぎると効果が半減する

歯磨きの後に何回も口をすすぐと、フッ素が流れてしまう。

軽く1回すすぐ程度がベスト!(フッ素を口に残すため)

3-3. 研磨剤が強すぎるものは歯を傷つけることがある

強い研磨剤が入っている歯磨き粉をゴシゴシ使うと、歯の表面(エナメル質)が削れる可能性あり。

特に知覚過敏の人は、低研磨または研磨剤なしの歯磨き粉を選ぼう!

4. まとめ:歯磨き粉は使ったほうがいい!

ただし、「歯磨き粉をつければOK!」ではなく、正しいブラッシングが最も大切!

毎日の歯磨きで、健康な歯を守りましょう!

 

歯磨き粉のことでわからないことがあればお気軽にご相談ください😺

予約・お問い合わせはお電話またはLINEでも可能です😊

広島市の歯科・小児歯科(こども歯科)・予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングは、かわもと歯科こども歯科クリニックへ!

 

みなさまのご来院、ご予約お待ちしております🦷⭐️

〒739-1431 広島県広島市安佐北区落合2丁目35-8-2

TEL: 082-845-6505

ホワイトニングはどこまで白くなるの?🦷⭐️

2025年3月28日

みなさんこんにちは ☺️

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科助手兼受付の山本です🌵

 

「ホワイトニングに興味があるけれど、実際どれくらい白くなるの?」「芸能人のような白い歯になれるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

 

ホワイトニングは、歯の着色を落とし、本来の歯の色よりも白くする方法ですが、どこまで白くなるかはホワイトニングの種類や歯の状態によって変わります。今回は、ホワイトニングの効果、白さの限界、理想的な仕上がりについて、わかりやすくお話ししていきます。

 

1. ホワイトニングで歯はどこまで白くなる?

 

ホワイトニングでどこまで白くなるかは、現在の歯の色とホワイトニングの方法によって異なります。

 

一般的に、1回のホワイトニングで2〜4段階ほど明るくなると言われています。ただし、個人差があり、ホワイトニングを複数回繰り返すことで、さらに白くすることが可能です。

 

ホワイトニング前後の色の変化(シェードガイド)

 

歯の色を測るために、歯科ではシェードガイドと呼ばれる色見本を使用します。

シェード(歯の色) 変化の目安

・A3(自然な歯の色): 1回のホワイトニングでA1〜B1に近づく

・B2(やや黄ばみが少ない): さらにB1やW3(白さが強い)に

・B1(明るい白): 芸能人のような白さに近い

・W3・W1(特に白い): ホワイトニングではここまで到達しにくい

 

※「W」シェードは人工的な白さで、セラミックや被せ物でしか実現できない色です。

 

つまり、ホワイトニングで目指せるのはB1(自然な明るい白さ)までが一般的といわれています。

 

2. ホワイトニングの種類と白くなる範囲

 

ホワイトニングには大きく分けて3種類の方法があります。それぞれの白くなる度合いを比較してみると、以下の通りになります。

 

2-1. オフィスホワイトニング(歯科医院で施術)

✅ 特徴:

• 歯科医院で行うホワイトニング

• 1回の施術で即効性がある(2〜4段階明るくなる)

• 専用の薬剤と光を使い、短時間で効果が出る

 

✅ 白くなる範囲:

• 1回の施術で「A3 → B2 or B1」くらいになる

• 2〜3回繰り返すと、さらに白さが増す

 

🔹 こんな人におすすめ

→ **「すぐに白くしたい!」**という方

→ 結婚式やイベント前に短期間で白くしたい人

 

2-2. ホームホワイトニング(自宅でマウスピースを使用)

✅ 特徴:

• 自分専用のマウスピースを作成し、専用のジェルを入れ装着する事で自分のタイミングで歯を白くすることができます。

• 低濃度のホワイトニング剤を使うので、1回では劇的な変化はないが、継続することで効果が高い

• 1〜2週間でA3 → B1に近づく

 

✅ 白くなる範囲:

• 2週間続けるとB1レベルに到達する可能性が高い

• ゆっくり白くなるので、色戻りしにくい

 

🔹 こんな人におすすめ

→ **「自然に白くしたい」**という方

→ **「時間がかかっても良いから、効果が長持ちする方法が良い」**という人

 

★当院ではホームホワイトニングを行なっております。

ご自宅でご自身のタイミングで行う事ができるので、「仕事が忙しくて歯医者さんに何度も通えない!」という方にも大変人気があります☺️🦷

 

ただ、デメリットとしては、満足がいくまで毎日の装着をお勧めしているため、自分で行うのが少し面倒な場合は難しいです。また、オフィスホワイトニングと比べると、一回の装着時間が長く、白くなるまでに掛かる時間も長くなる傾向にあります。

 

当院での費用は

・初回マウスピース型取り+ジェル2本 33,000円

・追加のジェル2本セット 3,300円

・マウスピース洗浄剤    820円

・後戻り予防歯磨き粉   1,000〜2,000円

となっております。

 

また気になる事がありましたら是非一度スタッフまでお声がけください♪

 

 

 

2-3. デュアルホワイトニング(オフィス+ホームの併用)

 

✅ 特徴:

• オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる

• 即効性と持続性を兼ね備えている

• 最大で6〜8段階ほど白くなることも

 

✅ 白くなる範囲:

• 最も白くなりやすい方法で、B1を超えて「W3」に近づくことも可能

• 芸能人のような白い歯に近づける方法

 

🔹 こんな人におすすめ

→ 「とにかくできるだけ白くしたい!」

→ 「持続性も重視したい」

 

3. ホワイトニングの限界—白くならないケースとは?

 

3-1. 神経のない歯は白くならない

 

• 歯の神経が死んでいると、ホワイトニングの薬剤が作用しないため、白くなりません。

• **ウォーキングブリーチ(歯の内部から漂白する方法)**が必要になります。

↓↓↓

★ウォーキングブリーチとは?

ウォーキングブリーチとは、神経が死んで黒ずんだ歯を内側から白くするホワイトニング方法です。通常のホワイトニングでは効果がでない**「失活歯(神経がない歯)」**に対して行われます。

施術の流れ

1. 歯の内部にホワイトニング剤を入れる

2. 薬剤を数日間作用させる(その間、普段通りの生活は可能です)

3. 必要に応じて薬剤を交換し、数回繰り返す

4. 希望の白さになったら薬剤を除去し、最終的に詰め物で封鎖します

 

ウォーキングブリーチの特徴としては、

 

✅ 外側からではなく、内側から漂白するため、失活歯でも白くできる

✅ 通常のホワイトニングよりも白さが持続しやすい

 

ただし、歯の状態によっては効果が出にくいこともあるため、もしウォーキングブリーチをしてみたい!気になる!という方がいましたら、まずは一度ご相談ください☺️

 

3-2. 詰め物や被せ物(セラミック・レジン)は白くならない

 

• 人工物はホワイトニングの薬剤では色を変える事ができません。

• もし色が気になる場合は、詰め直しが必要です。

 

3-3. 遺伝的な歯の黄ばみは限界がある

• 生まれつき象牙質が濃い黄色の人は、ホワイトニングの効果が出にくいといわれています。

• その場合は、セラミック治療などを検討するのも選択肢としてあります。

 

4. ホワイトニングを長持ちさせる方法

 

せっかく白くした歯を、できるだけ長くキープするためには、次のことに気をつけることが大切です。

 

✅ 色がつきやすい飲食物を控える

→ コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレー・醤油などは色素沈着しやすいので、ホワイトニング中はお控えください。

✅ ホワイトニング用の歯磨き粉を使う

→ ステイン(着色汚れ)を防ぐ成分が含まれている

当院ではルシェロホワイトを販売しております。

また、ホームホワイトニングではマウスピースを装着中ジェルによってしみてくる可能性もあります。その場合はしみ止め効果のあるヒスケアをおすすめしております。

お口の状態に合わせて歯磨き粉を変えていきましょう🦷⭐️

✅ 定期的に歯科でメンテナンスを受ける

→ 3ヶ月ごとの定期健診で着色を落とし色戻りを防ぐことが大切です。

 

✅ タバコを吸わないこと

→ ニコチン・タールが歯の黄ばみの原因になります。

 

5. まとめ:ホワイトニングで目指せる白さとは?

 

ホワイトニングをすると、**A3(自然な歯の色)→ B1(明るい白さ)**に近づくことができます。ただし、セラミックのような真っ白な歯(W1レベル)にはならないことを理解しておくことも大切です。

 

ホワイトニングの種類によっても白さが異なるため、ご自身のの生活や目的に合った方法を選ぶことが大切です。

**「自分の歯がどこまで白くなるのか?」**

**「ホワイトニングを是非始めてみたい!」**

**「一度話を聞いてみたい!」**という方はぜひ一度スタッフまでご相談ください!

 

予約・お問い合わせはお電話またはLINEで承ります。

広島市の歯科・小児歯科(こども歯科)・予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングは、かわもと歯科こども歯科クリニックへ!

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朝起きてすぐの歯磨きと朝食後の歯磨き、どちらが良い?🦷🌈

2025年3月21日

みなさんこんにちは 

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の今田です🌈

はじめに

毎日の歯磨きは、むし歯や歯周病を防ぎ、健康な口内環境を保つために絶対に欠かすことができません。しかし、「朝の歯磨きは起きてすぐが良いのか、それとも朝食後が良いのか?」という疑問を持つ人も多いと思います。実際、どちらのタイミングにもメリットとデメリットがあります。今回はそれぞれの歯磨きの効果や注意点をわかりやすく解説させていただきます‼︎どのタイミングで磨くのがベストなのかを考えていきます。

1. 朝起きてすぐに歯を磨く場合

1-1. 朝起きた直後の口の中の状態

•睡眠中は唾液の分泌が減り、細菌が増えやすい

•口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすい環境になっている

•朝起きると口臭が強くなるのは、細菌が増えているため

人の口の中には、もともと約700種類の細菌が存在すると言われています。寝ている間は唾液の流れが少なくなるため、細菌が繁殖しやすくなります。そのため、朝起きたときの口の中は細菌が多く、ネバつきや口臭が気になることがよくあります。

1-2. 朝起きてすぐに歯を磨くメリット

✅ 口臭を防ぐ

→ 一晩で増えた細菌をすぐに除去できるため、朝の口臭予防になる。

✅ 細菌を体内に入れにくくする

→ 歯磨きをせずに朝食をとると、口の中の細菌が食べ物と一緒に体内に入る可能性がある。

✅ 歯垢を除去し、口の中をスッキリさせる

→ 細菌が増えている状態をリセットし、清潔な状態で一日をスタートできる。

1-3. 朝起きてすぐの歯磨きのデメリット

❌ 朝食後に再び歯を磨かないと食べカスが残る

→ 朝食後にも歯を磨かないと、食べカスが残り、むし歯のリスクが高まる。

❌ すぐに飲食するとフッ素の効果が薄れる

→ フッ素入りの歯磨き粉を使った場合、すぐに飲食するとフッ素が流れてしまう。

2. 朝食後に歯を磨く場合

2-1. 朝食後の口の中の状態

•食事をすると食べカスや糖分が歯に残る

•口の中の細菌が食べカスを分解し、酸を作り出す

•酸によってエナメル質が一時的に柔らかくなる(脱灰)

朝食後は、食べたものの影響で口の中が酸性に傾きます。特に、パンやジュース、ヨーグルトなど糖分を含む食品を食べると、細菌が酸を作り、歯の表面(エナメル質)が溶けやすくなります(これを「脱灰」といいます)。

2-2. 朝食後に歯を磨くメリット

✅ 食べカスや糖分を取り除く

→ 食事後に磨くことで、口の中の汚れをしっかり除去できる。

✅ むし歯の予防になる

→ 食事で増えた細菌の働きを抑え、むし歯リスクを下げる。

✅ 口の中をスッキリさせる

→ 食後に磨くことで、口の中がスッキリして気持ちよく過ごせる。

2-3. 朝食後の歯磨きのデメリット

❌ 食後すぐの歯磨きはエナメル質を傷つける可能性がある

→ 食事後の酸によって歯が一時的に柔らかくなっているため、すぐに磨くとエナメル質が削れやすい。

❌ 寝起きの細菌を口の中に残したまま食事をする

→ 細菌が多い状態で食事をすると、それらを体内に取り込んでしまう可能性がある。

3. どのタイミングで磨くのがベスト?

3-1. おすすめの歯磨き習慣

「朝起きてすぐ」と「朝食後」のどちらか一方だけではなく、両方磨くのが理想的です。

1️⃣ 朝起きてすぐ

→ 口の中の細菌を除去し、清潔な状態にする。

2️⃣ 朝食後は30分ほど待ってから磨く

→ すぐに磨かず、唾液の働きで酸を中和する時間を作る。

もし時間がない場合は、朝起きてすぐに軽くうがいをしてから、朝食後にしっかりと歯を磨くという方法も良いでしょう。

4. 歯磨きのポイント

✅ フッ素入りの歯磨き粉を使う

→ フッ素がエナメル質を強化し、むし歯を予防する。

✅ やさしく丁寧に磨く

→ 力を入れすぎると歯ぐきを傷つけるので、やさしく磨く。

✅ デンタルフロスや歯間ブラシを使う

→ 歯と歯の間の汚れを落とし、より清潔に保つ。

✅ 朝食後の歯磨きは30分待つ

→ 食後すぐはエナメル質が弱くなっているので、30分ほど待ってから磨くと良い。

5. よくある質問(Q&A)

Q1. 朝起きてすぐの歯磨きだけで十分ですか?

A. 不十分です。

朝起きてすぐの歯磨きは、寝ている間に増えた細菌を取り除く効果がありますが、食事後に残る食べカスや糖分を除去できません。そのため、朝食後にも歯を磨くことが理想的です。

Q2. 朝食後すぐに歯を磨くと、エナメル質が傷つくと言われますが、本当ですか?

A. はい、本当です。

食後は口の中が酸性に傾き、エナメル質が一時的に柔らかくなります(「脱灰」)。その状態で歯を磨くと、エナメル質が削れやすくなるため、食後30分ほど待ってから磨くのが理想的です。

Q3. 朝の歯磨きを1回しかできない場合、どちらのタイミングが良いですか?

A. 朝食後の歯磨きを優先しましょう。

1回しか磨けない場合は、食後の歯磨きを優先してください。食事後に磨くことで、食べカスや糖分をしっかり取り除き、むし歯予防につながります。朝起きてすぐにうがいをすると、口の中の細菌を減らすことができます。

Q4. うがいだけではダメですか?

A. うがいでは十分な汚れを落とせません。

うがいをすると口の中の細菌をある程度洗い流せますが、歯の表面についた歯垢(プラーク)や食べカスは歯ブラシでないと落とせません。そのため、歯磨きが最も効果的です。

Q5. 歯磨き粉は使ったほうがいいですか?

A. はい、特にフッ素入りの歯磨き粉を使うのがおすすめです。

フッ素はエナメル質を強化し、むし歯を予防する効果があります。歯磨き粉を使うことで、より効果的に歯を守ることができます。患者様によってお勧めの歯磨き粉がありますのでスタッフにお声掛けくださいね♪

6. 朝の歯磨きを習慣にするためのコツ

毎朝、正しいタイミングで歯磨きをするのが理想ですが、忙しい朝はつい忘れたり、時間がなかったりすることもあります。そこで、無理なく歯磨きを習慣化するためのコツをご紹介します。

✅ 歯磨きのタイミングを決める

→ **「起きたらすぐに磨く」や「朝食後に必ず磨く」**など、決まった時間に磨く習慣をつける。

✅ 歯ブラシをすぐ手に取れる場所に置く

→ 洗面台や食卓の近くに歯ブラシを置いておくと、忘れにくくなる。

✅ フッ素入りの歯磨き粉を使う

→ フッ素の効果でむし歯を防ぎ、歯を強くする。

✅ 朝食後にすぐ磨けないときは、うがいをする

→ 酸性になった口の中を中和するために、水やお茶でうがいをするだけでも効果的。

✅ 家族で一緒に磨く

→ お子さんがいる家庭では、親子で一緒に歯磨きをすると習慣化しやすい。

7. 朝の歯磨きと全身の健康との関係

朝の歯磨きを適切なタイミングで行うことは、単に歯の健康を守るだけでなく、全身の健康にも大きく関係しています。特に、口の中の細菌が全身に影響を与えることがわかっています。

7-1. 口腔内の細菌と全身の病気

口の中には約700種類以上の細菌が存在しており、その中には善玉菌もいますが、むし歯や歯周病の原因となる悪玉菌も多く含まれています。特に、朝起きたときの口の中には大量の細菌が増殖しているため、適切な歯磨きを行わないと、細菌が体内に入り込みやすくなります。

細菌が体内に入ることで、以下のような病気のリスクが高まる可能性があります。

✅ 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

→ 口の中の細菌が誤って気管や肺に入ることで炎症を引き起こす。高齢者に多く見られる。

✅ 心筋梗塞・脳梗塞

→ 歯周病菌が血管内に入り込むと、血栓を作りやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上がる。

✅ 糖尿病の悪化

→ 口の中の炎症(歯周病)が血糖値のコントロールに影響を与え、糖尿病を悪化させる可能性がある。

✅ 妊娠中のリスク

→ 妊娠中に歯周病が悪化すると、早産や低体重児出産のリスクが高まるといわれている。

このように、朝の歯磨きは単なる口腔ケアではなく、全身の健康を守るためにも重要な習慣となります。

10. 朝の歯磨きを習慣化するための工夫

忙しい朝でも、歯磨きを習慣化するために、次のような工夫を取り入れると続けやすくなります。

10-1. 歯磨きの時間を決める

「起きたらすぐに磨く」「朝食後に磨く」というようにルールを決めて習慣化すると、忘れにくくなります。

10-2. 電動歯ブラシを活用する

忙しい朝でも、電動歯ブラシを使えば短時間で効率よく歯を磨けるため、時短しながらも歯のケアができます。

10-3. 洗面所以外にも歯ブラシを置く

朝はバタバタして歯磨きを忘れがちなので、リビングや寝室にも歯ブラシを置いておくと、忘れにくくなります。

10-4. 家族やパートナーと一緒に磨く

子どもや家族と一緒に磨くことで、お互いに歯磨きを習慣化しやすくなるメリットがあります。

8. まとめ:朝の歯磨きで1日を健康にスタートしよう!

朝の歯磨きは、「朝起きてすぐ」と「朝食後」のどちらのタイミングでもメリットがありますが、最も理想的なのは「朝起きてすぐに磨き、朝食後30分待ってからもう一度磨く」ことです。

もし1回しか磨けない場合は、**「朝食後の歯磨きを優先し、朝起きたらうがいをする」**のが良いでしょう。

磨くタイミング メリット デメリット

朝起きてすぐ 口臭予防、寝ている間に増えた細菌を除去、食事中の細菌摂取を防ぐ 食後に再度磨かないと食べカスが残る

朝食後 食べカスや糖分を除去、むし歯予防、口の中がスッキリする 食後すぐに磨くとエナメル質を傷つける可能性がある

また、朝の歯磨きを適切に行うことで、むし歯や歯周病の予防だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えることが分かっています。特に、誤嚥性肺炎や心疾患の予防のためにも、口の中の細菌を減らすことは非常に重要です。

忙しい朝でも、歯磨きを習慣化するための工夫を取り入れながら、毎日の歯のケアを続けていきましょう!

予約・問い合わせは電話またはLINEで

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乳歯と永久歯🦷

2025年3月14日

みなさんこんにちは

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の土井です👑

1. 乳歯とは(こどもの歯)

乳歯は全部で20本あり、以下のように分類されます。

• 前歯(切歯):上下4本ずつ、計8本

• 犬歯:上下2本ずつ、計4本

• 臼歯(奥歯):上下4本ずつ、計8本

通常、生後6か月頃から生え始め、2歳半~3歳頃にすべての乳歯が生え揃います。

★乳歯が生える順番の一般的な流れ

1.6~8か月頃:下の前歯(下顎の中切歯)

2.7~10か月頃:上の前歯(上顎の中切歯)

3.9~13か月頃:側切歯(前歯の隣)

4.13~18か月頃:第一乳臼歯(最初の奥歯)

5.16~20か月頃:犬歯(前歯と奥歯の間)

6.20~30か月頃:第二乳臼歯(最後の奥歯)

2.乳歯の役割

乳歯は一時的な歯ですが、成長過程で重要な役割を果たします。

1. 食べ物を噛む(咀嚼機能)

→ 食事をしっかり噛むことで、消化を助け、栄養を効率よく吸収できる。

2. 発音を助ける

→ 正しい発音を学ぶために、歯の位置や形が影響する。

3. 永久歯の生えるスペースを確保

→ 乳歯が適切な位置にあることで、永久歯が正しく生えてくるガイドとなる。

4. 顔の形を整える

→ 歯並びが顔の骨格形成に影響し、バランスの取れた表情を作る。

乳歯の特徴

大きさ→小さい

色→白っぽい

エナメル質→薄く、むし歯になりやすい

役割→咀嚼、発音の補助、永久歯の誘導、顎の成長を助ける

抜ける時期→6歳頃~12歳頃

注意点:むし歯になりやすい、乳歯が抜けない場合は歯科相談

乳歯は永久歯と比べて小さく、白っぽい色をしています。また、エナメル質が薄いためむし歯になりやすいという特徴があります。

エナメル質とは、エナメル質(enamel)は、歯の最も外側を覆う硬い組織で、人体の中で最も硬い組織です。歯を保護する役割を持ち、むし歯や摩耗から歯を守ります。

乳歯は永久歯に比べてむし歯になりやすく、進行が早いのが特徴です。

 

乳歯がむし歯になりやすい理由

1. エナメル質が薄い → むし歯が進行しやすい

2. 歯の溝が深い → 食べかすが残りやすい

3. 歯の再生能力が低い → 一度むし歯になると進行が早い

4. 甘いものを食べる機会が多い → 砂糖の影響でむし歯リスクが高まる

 

むし歯を防ぐためのポイント

•仕上げ磨きをする(特に就寝前)

•フッ素入りの歯磨き粉を使用する

•定期的に歯科検診を受ける(3~6か月ごと)

•糖分の摂取を減らす、ダラダラ食べない飲まない(ジュース・お菓子など)

3. 乳歯から永久歯への生え変わり

乳歯は6歳頃から抜け始め、12歳前後でほとんどの永久歯に生え変わります。親知らずは、17~25歳頃に生えることが多いです。

生え変わりの順番

1. 6~7歳:下の前歯(切歯)、第一大臼歯(6歳臼歯)が生える

2. 7~9歳:上の前歯(切歯)、側切歯が生える

3. 9~12歳:犬歯、小臼歯が生える

4. 11~13歳:第二大臼歯が生える

5. 17~25歳:親知らずが生える(個人差あり)

★生え変わりの時期には個人差があります★

⚠️生え変わりの注意点⚠️

• 乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくることがある(「二重歯列」)

• 乳歯が抜けない場合は歯科医に相談する

• 永久歯が生えるスペースが足りないと歯並びが悪くなる

 

1.永久歯とは

永久歯(えいきゅうし)は、乳歯が抜けた後に生えてくる一生使う歯です。乳歯よりも大きく、丈夫なエナメル質を持ちますが、一度削れると自然には再生しません。そのため、適切なケアが重要になります。

永久歯の本数と種類

永久歯は全部で28本~32本(親知らずを含む)あり、以下のように分類されます。

• 前歯(切歯):上下4本ずつ、計8本

• 犬歯:上下2本ずつ、計4本

• 小臼歯(乳歯にはない):上下4本ずつ、計8本

• 大臼歯(奥歯):上下4本ずつ、計8本(親知らずを除く)

• 親知らず(第三大臼歯):最大4本(生えない人もいる)

永久歯の特徴

大きさ→乳歯より大きくしっかりしている

色→やや黄色がかっている

エナメル質→厚くて丈夫(でも酸に弱い)

再生能力→なし(削れると元に戻らない)

役割→咀嚼・発音・顔のバランスを整える

弱点→むし歯・歯並びの乱れ・親知らずの問題

ケア方法→正しい歯磨き、フッ素、歯科検診、食生活の改善

永久歯は乳歯よりもエナメル質が厚くて丈夫ですが、一度むし歯になると進行が遅いため気づきにくく、悪化しやすいという特徴があります。適切なケアを怠ると、歯の神経までむし歯が進行し、最悪の場合、抜歯が必要になることもあります。

 

2. むし歯ができやすい場所

❶ 奥歯の溝(臼歯の噛む面)

→ 食べかすが溜まりやすく、磨き残しが多い

❷ 歯と歯の間

→ 歯ブラシでは届きにくく、プラーク(歯垢)が溜まりやすい

❸ 歯の根元

→ 加齢や歯周病で歯ぐきが下がると、象牙質が露出し、むし歯になりやすくなる

 

余談ですが、歯科での定期健診でC1(シーワン)やC2(シーツー)などの記号を聞いた事がありますか?これは虫歯の進行度を表しています!

C0(初期むし歯)白く濁る,まだ穴は開いていないが、フッ素で再石灰化可能

C1(表面のむし歯)黒ずみ、小さな穴,痛みはほぼないが、放置すると進行

C2(象牙質まで進行),冷たいものがしみる,痛みが出始めるため、早めの治療が必要

C3(神経まで進行)強い痛み,根管治療(歯の神経の治療)が必要になることが多い

C4(歯根だけ残る)神経が死んで痛みがなくなる,抜歯が必要になることが多い

3.永久歯の役割

永久歯は一生使う歯であり、以下のような役割を担います。

1. 食事をしっかり噛む

→ 食べ物を細かく砕き、消化を助ける。

2. 発音を明瞭にする

→ 歯が整っていることで、言葉を正しく発音しやすくなる。

3. 顔のバランスを整える

→ 歯並びが整うことで、顔の形や表情が自然になる。

4. 健康を維持する

→ 咬み合わせが悪いと、頭痛や肩こり、消化不良などの問題を引き起こすことがある。

 

✅ 毎日のケアが重要

•正しい歯磨き(フッ素入り歯磨き粉やフッ化物洗口の使用)

•定期的な歯科検診(3~6か月ごと)

•バランスの取れた食生活(カルシウム・ビタミンDを摂る)

永久歯は一生使う大切な歯なので、日頃からしっかりとケアをしましょう!


5. まとめ

乳歯も永久歯も私たちの日常生活において、食事をする、話す、表情を作るなど、非常に重要な役割を担っています。乳歯や永久歯が健康であることは、身体全体の健康にも深く関わっており、定期的な歯科検診がその維持に大いに貢献します。ここでは、乳歯・永久歯の定期検診がなぜ重要なのか、検診を受けることによって得られるメリットを詳しく解説します。

小さなお子さんも、大人のかたも歯科に対して恐怖心を抱かれることーがあると思います。しかし、定期健診を受けることで、歯科医院に対する恐怖心を和らげることができます。定期的に通院することで、歯科医院が怖い場所ではなく、むし歯を予防するための健康管理の場所であることと認識が変わっていただければ幸いです!

乳歯と永久歯の健康は、将来の歯の健康に大きな影響を与えます。定期健診を受けることで、むし歯や歯並び、噛み合わせの問題を早期に発見し、適切な治療を行うことができます。また、歯科医師や歯科衛生士から正しい歯磨き方法やケアの方法を学ぶことができ、健康な歯を保つための習慣を身につけることができます。早期の発見と予防が歯の健康を守るためには不可欠です!

 

 

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乳歯の生え変わりと予防処置「シーラント」について

2025年3月7日



みなさんこんにちは😃

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の益田です!

乳歯は一時的な歯と思われがちですが、子どもの成長においてとても重要な役割を担っています。また、乳歯から永久歯への生え変わりの時期には、正しいケアや生活習慣を身につけることが大切です。ここでは、乳歯の役割と生え変わりの際に特に注意すべきポイント、予防処置の「シーラント」について詳しく解説します。お子さまの歯の健康を守るために、正しい知識を身につけ、適切なケアを心がけましょう♪

乳歯の役割と生え変わりの際に大事なこと

1. 乳歯の重要な役割

乳歯は、子どもが健康的に成長するために以下のような重要な役割を果たしています。

① 食べ物をしっかり噛む

食べ物をしっかり噛むことは、消化を助けるだけでなく、脳の発達や顎の成長にも影響を与えます。よく噛むことで唾液の分泌が促され、消化を助ける酵素が分泌されるため、栄養の吸収がスムーズになります。また、噛む刺激が脳に伝わることで、集中力や記憶力の向上にもつながります。

② 正しい発音を助ける

歯は発音にも大きく関係しています。特に「サ行」や「タ行」の発音は、前歯がしっかり生えていることで正しく行えます。乳歯が早く抜けたり、むし歯で欠けたりすると、発音に影響が出ることがあります。

③ 顎や顔の正常な成長を促す

歯は顎の骨に適度な刺激を与え、成長を促します。乳歯の時期にしっかり噛むことで、顎が正しく発達し、永久歯がきれいに並ぶスペースが確保されます。

④ 永久歯の正しい生え方をサポートする

乳歯の下には、永久歯の芽(歯胚)がスタンバイしています。乳歯が健康な状態で正しく抜けることが、永久歯の正しい位置や歯並びを決める大切な要素になります。乳歯がむし歯で早く抜けると、永久歯が正しい位置に生えてこないことがあり、歯並びが乱れる原因になります。

⑤ むし歯が永久歯に影響を与える

乳歯のむし歯を放置すると、その下にある永久歯にも影響が及ぶことがあります。乳歯の根の先には、永久歯が作られる部分があり、乳歯がむし歯で感染すると、永久歯が変色したり、十分に成長しなかったりすることがあります。

2. 乳歯の生え変わりの時に大事なこと

乳歯は永久歯へと自然に生え変わりますが、その過程で注意すべきポイントがいくつかあります。

① 正しい歯みがきを習慣づける

生え変わりの時期は、乳歯と永久歯が混在しているため、歯みがきがしにくくなります。特に、生えたばかりの永久歯はエナメル質が未熟でむし歯になりやすいため、丁寧なケアが必要です。

〜歯みがきのポイント〜

•歯ブラシを持つ力は軽く:強くこすると歯ぐきを傷つけるため、鉛筆を持つように軽く持つ。

•奥歯の溝や歯の隙間を丁寧に:特に生えたばかりの6歳臼歯(第一大臼歯)は見えにくく、磨き残しが多くなるため注意する。

•フッ素入りの歯みがき粉を使う:フッ素は歯の表面を強くし、むし歯予防に役立つ。

•仕上げみがきを続ける:10歳頃までは、保護者による仕上げみがきが推奨される。

② 生え変わりの順番と時期をチェックする

生え変わりには個人差がありますが、通常6歳頃から始まり、12歳頃に完了します。

異常があるか確認するポイント

•乳歯が抜けないのに永久歯が生えてきた(「二重歯列」)

•乳歯がなかなか抜けない(歯科で抜歯が必要な場合も)

•永久歯の生えるスペースがない(歯並びが悪くなる可能性あり)

•乳歯が早く抜けすぎた(隣の歯が寄ってきてしまい、永久歯の生えるスペースがなくなる)

異常が疑われる場合は、早めに歯科医院で相談することが大切です。

③ むし歯を防ぐためにシーラントやフッ素塗布を活用する

生えたばかりの永久歯はむし歯になりやすいため、予防処置を積極的に行うことが推奨されます。

シーラント:奥歯の溝をコーティングして、むし歯を予防する処置。特に6歳臼歯(第一大臼歯)に効果的。

→下記で詳しく解説します♪

•フッ素塗布:歯科医院でフッ素を塗ることで、歯を強くし、むし歯のリスクを低減する。

④バランスの良い食事を心がける

歯の成長には、栄養バランスの取れた食事も重要です。

歯に良い食べ物

•カルシウムを含む食品(牛乳、チーズ、小魚など)

•ビタミンDを含む食品(鮭、卵、きのこ類など)

•しっかり噛む食品(根菜類、玄米、ナッツ類など)

避けたい食品

•砂糖の多いお菓子やジュース(むし歯の原因になりやすい)

•粘着性のあるお菓子(キャラメル、グミなど)(歯にくっついてむし歯の原因になる)

3. 乳歯から永久歯への生え変わりの流れ

〜生え変わりの時期〜

乳歯は生後6か月頃から生え始め、3歳頃には20本がすべて生え揃います。永久歯は6歳頃から生え始め、12歳頃までに生え変わるのが一般的です。

〜乳歯の生え変わりの順番〜

通常、以下の順番で永久歯へと生え変わります。

① 6歳頃:下の前歯(中切歯)と6歳臼歯(第一大臼歯)が生える

② 7~8歳頃:上の前歯(中切歯・側切歯)が生え変わる

③ 9~10歳頃:犬歯や第一小臼歯が生え変わる

④ 10~12歳頃:第二小臼歯が生え変わる

⑤ 12歳頃:第二大臼歯が生える

※親知らず(第三大臼歯)は17~25歳頃に生えてくることが多いですが、個人差があります。

4. むし歯予防に効果的な「シーラント」とは?

シーラントとは、奥歯の溝を埋めることでむし歯を予防するための処置です。特に、**6歳臼歯(第一大臼歯)や12歳臼歯(第二大臼歯)**に対して行われることが多いです。

奥歯には深い溝があり、食べかすやプラークが溜まりやすいため、むし歯になりやすい特徴があります。シーラントをすることで、その溝をコーティングし、むし歯のリスクを減らします。

⭐️シーラントの必要性⭐️

⚫︎シーラントが必要な理由

•子どもの歯はむし歯になりやすい:生えたばかりの永久歯はエナメル質が未成熟で弱いため、むし歯になりやすい。

•奥歯の溝は歯ブラシが届きにくい:特に6歳臼歯は生えたばかりの時期にむし歯になりやすい。

•予防的な処置ができる:シーラントは削らずに済むため、痛みもなく、簡単にむし歯予防ができる。

⚫︎シーラントのメリット

•むし歯予防効果が高い

•処置が簡単で痛みがない、歯を削らない

•フッ素を含むタイプもあり、歯を強化できる

⚫︎シーラントのデメリット

•時間が経つと剥がれることがある(定期的なチェックが必要)

•すべてのむし歯を防げるわけではない(正しい歯みがきも重要)

⚫︎シーラントの処置の流れ

シーラントの処置は簡単で、通常30分以内に完了します。

1.歯のクリーニング:歯の表面をきれいにする。

2.シーラントを塗布:奥歯の溝にシーラント材を塗る。

3.光で硬化:歯科用の光を当ててシーラントを固める。

4.仕上げと確認:かみ合わせをチェックし、仕上げる。

処置後は、定期的に歯科医院でチェックし、剥がれていないか確認することが大切です!

5. まとめ

乳歯の生え変わりは、子どもの成長にとって重要なプロセスであり、正しい知識と適切なケアが健康な永久歯を育てる鍵となります。特に、生え変わりの時期には、正しい歯みがき習慣や歯科検診を欠かさず行い、シーラントやフッ素塗布を活用することで、むし歯を予防しやすくなります。6歳臼歯や12歳臼歯が生えるタイミングを意識しながら、定期的なケアを続けることで、お子さまの歯の健康を守りましょう😆🦷

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