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プラーク(歯垢)と歯石の違い🦠🌷

2025年9月12日

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者、「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科衛生士の前金です!🌷

夜は涼しくなってきましたがまだまだ日中は暑いですね🥵

最近は急な雨も多く服を選ぶのが大変です💧みなさんは体調崩されたりしていないですか?

今回はよく勘違いされるプラーク(歯垢)と歯石の違いについてお話ししていきます!

しっかりと違いや予防法をチェックして健康なお口で過ごしましょう!

歯石とプラークの違いとは?正しい理解でお口の健康を守ろう🦷

歯科でよく聞く「歯石」や「プラーク(歯垢)」という言葉。どちらも歯につく汚れを指しますが、実はまったく違うものです。

プラークは毎日の歯磨きで落とせますが、歯石は自分では取れません。

今回は、歯石とプラークの違い、放置するとどうなるのか、そして予防法や家庭でできるチェック方法、さらに歯石取りの適切な頻度までわかりやすく解説します

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認知症と歯って関係あるの?🧠🌵

2025年9月5日

みなさんこんにちは😊☀️

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科助手兼受付の山本です🌵

 

みなさん『認知症』と『歯』には深〜い関係があることをご存知ですか?😳

近年、高齢社会の進展に伴い「認知症」と「歯の健康」の関係に注目が集まっています!

実は、歯の本数やお口の状態が、脳の健康や認知症のリスクに深く関わっていることが、多くの研究から明らかになってきました📖

「歯と脳がどうして関係あるの?」「全く関係のないものじゃ無いの?」と疑問に思う方も多いかと思いますが、、。お口の健康を守ることは、単に食べるためだけではなく、全身の健康や認知機能を維持するためにもとても大切なのです!

今回は『認知症』と『歯』の関係について詳しくお話ししていきます!

 

 

歯の本数と認知症のリスク

歯がしっかり残っている人と、歯を多く失ってしまった人では、認知症の発症リスクに差があることが多くの研究から報告されています。

特に、自分の歯が20本以上残っている方は、認知症になる確率が低いといわれています。

逆に、歯を失い噛む力が弱くなると、脳への刺激が減り、認知機能の低下につながりやすいのです。

噛むことによって脳に血流が増え、海馬(記憶を司る部分)などが活性化することが分かっています。つまり「よく噛むこと」は、脳をトレーニングするような効果を持っているのです。

 

噛む力が脳を守る

普段、何気なく食べている「噛む」という動作。実はこれが脳に大きな刺激を与えています。

•噛むことで脳への血流が増える

•食感や味わいを感じることで脳の感覚野や前頭葉が活性化する

•顎を動かすことで全身の筋肉活動ともつながる

このように、噛むことはただ食べ物を砕くためではなく、「脳の働きを活発にするスイッチ」でもあるのです。歯を失い噛む機会が減ると、その分脳への刺激が減少してしまいます。

歯周病と認知症の関係

認知症のリスクを高めるもう一つの要因に「歯周病」があります。

歯周病はお口の中の細菌が原因で起こる炎症性の病気ですが、その細菌や炎症物質が血流に乗って全身へ広がることがあります。最近の研究では、歯周病菌が脳に到達し、アルツハイマー型認知症に関与している可能性が指摘されています。

つまり、歯周病は単に歯ぐきの病気ではなく、脳の健康にまで影響を及ぼす可能性があるのです。

 

入れ歯・インプラントと認知症予防

もし歯を失ってしまっても、入れ歯やインプラントで「噛む機能」を補うことはとても大切です。

・入れ歯を正しく使うことで噛む力を維持できる

・インプラントは天然歯に近い噛み心地で脳への刺激を保てる

・残っている歯と義歯の調和が脳の健康に良い影響を与える

つまり「歯がなくなったら終わり」ではなく、「適切に補うことで認知症予防にもつながる」という考え方が重要です。

 

認知症予防につながるお口のセルフケア

認知症を防ぐためには「歯をできるだけ長く健康に保つこと」が大切です。そのために、毎日のセルフケアは欠かせません!

歯医者だけでなくご自宅でもできるセルフケアについてご紹介します!

1.毎日の歯磨き

1日3回毎日歯磨きをしましょう!そして、歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間をきれいにしましょう。歯周病菌を減らすことは、脳の健康にもつながります🧠!

2.フッ素入り歯磨き粉の使用

フッ素には虫歯菌を抑制する力、歯を強くする力、溶けた表面を元に戻す再石灰化を促進する力の3つの効果があります!むし歯を予防することで、結果的に歯を長持ちさせることにつながります🌟

3.舌の清掃

舌の汚れ(舌苔)は細菌の温床になります。舌ブラシなどを使ってやさしくケアすることで口臭や細菌の繁殖を防げます。

4.よく噛んで食べる習慣

柔らかいものばかりでなく、噛みごたえのある食品を取り入れましょう。しっかり噛むことによって、噛む刺激が脳を活性化させます!

 

 

食生活と脳・歯の健康

実は、、食べ物の内容も、歯と脳の両方に関係しているんです!

•バランスの良い食事

カルシウムやビタミンDは歯や骨を守ります。魚、乳製品、大豆製品などを意識して取りましょう。

•抗酸化食品の摂取

野菜や果物に含まれるビタミンC、Eは炎症を抑える働きがあり、歯周病や脳の老化防止に役立ちます。

•よく噛める食品を選ぶ

たとえば、ごぼうやりんごなどの噛みごたえのある食材を取り入れると、自然に噛む回数が増え、脳の刺激にもなります。

生活習慣と認知症予防

お口のケアだけでなく、日常生活の工夫も脳と歯の健康を守ります!

•禁煙

喫煙は歯周病の最大のリスク因子です。歯を失うだけでなく、認知症の発症リスクも高めます。

詳しくお話しすると、、。たばこの煙には数千種類の化学物質が含まれ、その中には血管を傷つけたり脳細胞に悪影響を与えるものがあります🚬😳

喫煙は脳の血流を悪くし、結果として脳の老化や認知症のリスクを高めることが分かっています!

喫煙と認知症の具体的なリスク

•アルツハイマー型認知症:喫煙者は非喫煙者に比べて発症リスクが高いと報告されています。

•血管性認知症:喫煙は動脈硬化や脳梗塞の原因になり、血管性認知症の危険性を大きくします。

•適度な運動💃

運動は全身の血流を改善し、脳や歯ぐきへの血流を促します。ウォーキングやストレッチなど軽い運動でも効果的です。これを機会に簡単な体操からでも始めてみましょう!

•睡眠の質を保つ😴

睡眠不足は免疫力を下げ、歯周病の悪化や脳の機能低下を招きます。

 

当院でサポートできること🦷

患者様ご自身のセルフケアと、歯科医院での専門的なサポートも認知症予防につながります。

1.定期検診

歯石やプラークを取り除き、歯周病や虫歯を予防します。

2.噛み合わせのチェック

噛み合わせが悪いと噛む力が不十分になり、脳への刺激が減ってしまいます。定期健診で噛み合わせを確認して早めに調整しておくことが大切です。

3.入れ歯やインプラントの調整

合わない入れ歯を使っていると、しっかり噛めずに脳への刺激が不足します。調整や修理を行い、快適に噛める状態を維持しましょう。

 

よくある質問について

•Q:もう歯が少ないから意味がない?

→ 入れ歯やインプラントで「噛む力」を取り戻すことで、認知症予防に十分効果があります。

•Q:歯周病は治るの?

→ 進行した歯周病は完全に元通りにはなりませんが、適切な専門的な治療とケアで進行を止め、脳への影響を減らすことができます🧠

•Q:どのくらいの頻度で歯医者に通えばいい?

→ 目安は3か月ごとです。歯や脳を守るために、定期的なチェックを続けていきましょう!

 

 

 

まとめ🌟

•歯の本数が多いほど認知症リスクは低い!

•よく噛むことが脳を活性化させる!

•歯周病菌は認知症に関与している可能性がある!

•歯を失っても入れ歯やインプラントで補うことが大切!

•セルフケア(歯磨き、フロス、舌ケア)は脳の健康にも直結!

•食生活では栄養バランスと「よく噛める食品」がポイント!

•禁煙・運動・睡眠など生活習慣も認知症予防に大きく影響!

•歯科医院での定期検診・義歯調整は欠かせない!

「歯と脳は無関係」と思われがちですが、実はとても深いつながりがあります。歯を守ることは、単に食事を楽しむためだけでなく、認知症を防ぎ、人生をより豊かにすることにつながるのです。

ぜひ、毎日のケアと定期的な歯科受診を続けて、歯と脳、両方の健康を守っていきましょう!

気になることがあればご相談だけでも是非当院へご連絡ください🐿️♪

 

予約・お問い合わせはお電話またはLINEで承ります。

広島市の歯科・小児歯科(こども歯科)・予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングは、かわもと歯科こども歯科クリニックへ!

〒739-1731 広島県広島市安佐北区落合2丁目35-8-2

TEL: 082-845-6505

 

フロス、歯間ブラシは毎日しないといけないの🪥❓🌈

2025年8月29日

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者、「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科衛生士の今田です😊

朝晩は涼しくなってきましたが、まだまだ暑い日が続きますね😰

フロス・歯間ブラシは毎日しないといけない?

~歯と歯の間のケアの大切さ~

はじめに

「毎日きちんと歯を磨いているのに、歯医者さんに行くと『フロスや歯間ブラシを使いましょう』と言われた」という経験はありませんか?

「歯ブラシだけで十分なのでは?」「フロスって子どもにも必要?」など、多くの患者様から質問されることが多いです。

実は、歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは落としきれず、むし歯や歯周病の大きな原因になってしまうのです。

今回は、フロスや歯間ブラシを毎日使う必要性や、よくある疑問について分かりやすくお話しさせていただきます!

1. 歯ブラシだけでは落とせない汚れ

どんなに丁寧に歯を磨いても、歯ブラシだけで落とせる汚れは 全体の約6割 と言われています。特に歯と歯の間は毛先が届きにくいため、プラーク(細菌の塊)が残ってしまいます!

•歯ブラシだけ:清掃率 約60%

•歯ブラシ+フロス/歯間ブラシ:清掃率 約85〜95%

この差は非常に大きく、毎日の積み重ねが将来の歯の健康を左右します。

2. フロスと歯間ブラシの役割の違い

フロス(糸ようじ)

•歯と歯が接している部分の汚れを取る

•むし歯予防に特に有効

•子どもから大人まで使用可能

歯間ブラシ

•歯と歯の間にすき間がある部分を掃除

•歯ぐきの近くに溜まる汚れを落とす

•歯周病予防に特に有効

•ブリッジやインプラントの清掃にも使用

それぞれ得意な場所が異なるため、使い分けが大切になります。

3. フロスや歯間ブラシは毎日必要?

毎日の使用が理想的

プラークは24時間で成熟し、むし歯や歯周病の原因菌が増えやすくなります。そのため、フロスや歯間ブラシはできれば毎日、夜の歯磨きの際に取り入れていただくことがおすすめです!

難しい場合は?

「毎日は大変…」という方は、2日に1回からでも効果があります。大切なのは継続すること。少しずつ習慣化していきましょう。

4. 使わないとどうなる?

1.むし歯のリスク増加

歯と歯の間のむし歯は進行してから気づくことが多く、治療が大がかりになりやすいです。

2.歯周病の進行

汚れが歯ぐきに炎症を起こし、歯ぐきの腫れ・出血・骨の吸収につながります。

3.口臭の悪化

歯と歯の間に溜まった汚れは分解され、強い臭いを発生させます。

5. 正しい使い方

フロスの基本的な使い方

1.糸を40cmほど切り、指に巻きつける

2.歯と歯の間にゆっくり挿入

3.歯の側面に沿わせて上下に動かし、両側の面を清掃

※勢いよく入れると歯ぐきを傷めるため、やさしく操作するのがポイントです。

糸巻きタイプ、持ち手がついたタイプどちらでも大丈夫です。

歯間ブラシの基本的な使い方

1.歯と歯の間に合ったサイズを選ぶ

2.ゆっくり前後に数回動かす

3.無理に大きなサイズを使わない

※サイズは歯科医院で相談していただくことをおすすめします!

サイズがあわないと歯茎を傷つけてしまったり、歯茎を下げてしまう原因になります。

6. 患者さんがよく悩む質問Q&A

Q1. 子どもにもフロスは必要ですか?

はい。乳歯や生えたての永久歯はむし歯に弱いため、特に奥歯の間はフロスが効果的です。保護者の方が仕上げ磨きで使ってあげると安心です。

Q2. 歯間ブラシとフロス、両方必要ですか?

すき間がない部分はフロス、すき間がある部分は歯間ブラシ、と使い分けるのが理想です。歯科で「患者様になった必要な道具」を教えてもらうといいかもしれないですね!

Q3. 夜だけでいいですか?

はい。特に就寝中は唾液が減り細菌が繁殖しやすいので、夜の歯磨きの際に取り入れていただくことをおすすめです。余裕があれば朝も使うとさらに効果的です。

Q4. 血が出ると使ってはいけませんか?

いいえ。出血はすでに歯ぐきに炎症があるサインです。毎日続けることで少しずつ出血は減っていきます。むしろ使わないと悪化します。なので出血があっても使用していただいて大丈夫です。

Q5. 面倒で続けられません…どうすれば?

最初は全部の歯でなくても大丈夫です。気になる部分だけでも習慣にすると、自然と続けやすくなります。

Q6. インプラントやブリッジでも使えますか?

はい。むしろ汚れが溜まりやすいので必須です。専用のフロスや歯間ブラシもありますので、歯科で指導を受けると安心です。

Q7. 市販の糸ようじ(持ち手つきフロス)でも良いですか?

もちろん大丈夫です。特に初心者やお子さまは扱いやすいです。ただし、細かく動かしにくいので、慣れてきたら糸タイプに挑戦するとより効果的です。

Q8. 歯石取りと何が違うの?

フロスや歯間ブラシは「日常のセルフケア」で歯垢を落とす道具です。一方、歯石は固まった汚れなので、歯科医院での専門的なクリーニングが必要です。

7. 続けるためのコツ

•歯ブラシと一緒に見える場所に置く

•「歯磨き後の最後に必ず使う」とルーティン化する

•最初は数本だけでOK、少しずつ範囲を広げる

•家族で一緒に始めると続けやすい

8.年代別の使い分け

子ども

•使う道具:基本はフロス

•乳歯や生えたばかりの永久歯は弱く、歯と歯の間からむし歯になりやすい

•保護者の仕上げ磨きでフロスを通してあげると効果的

•糸巻きタイプが難しい場合は、持ち手付きのフロス(Y字型)が便利

大人

•使う道具:フロス+必要に応じて歯間ブラシ

•20~40代は歯と歯の間がまだ狭いことが多いのでフロス中心

•歯周病が進み始めると歯ぐきが下がり、すき間に汚れが溜まりやすくなるため歯間ブラシを追加

•インプラント・矯正中の方も使用していただきたいです。

高齢者

•使う道具:歯間ブラシが中心、必要ならフロスも併用

•加齢とともに歯ぐきが下がり、歯と歯のすき間が広がる

•歯間ブラシを使うことで歯周病や口臭予防に効果的

•ブリッジ・入れ歯の周囲は特に汚れやすいので念入りに

•手先が不自由な場合は持ち手の長いタイプや太めの歯間ブラシが使いやすい

9. フロス・歯間ブラシの交換頻度について

フロスの場合

•使い捨てが基本です。

一度使用したフロスは唾液や細菌が付着しているため、再利用は衛生的ではありません。

•毎回新しいものを使用しましょう。

•持ち手付きの「糸ようじタイプ」も同じく、一度使ったら捨てるのが原則です。

👉 フロスは「歯磨き粉」と同じで消耗品。毎回交換することが大切です。

歯間ブラシの場合

•歯間ブラシは繰り返し使えますが、毛先が広がったり、ワイヤーが曲がったりしたら交換のサインです。

•使用回数の目安:

•1本で5~7回程度(個人差あり)

•力を入れすぎるとすぐに毛先が広がるため、やさしく使うのが長持ちのコツです。

•衛生面から、使用後はよく洗って乾燥させましょう。

👉 いつも同じ歯間ブラシを長期間使い続けるのは不衛生。毛先やワイヤーの状態を見て早めに交換しましょう。

最低でも一週間に一回は交換をしていただきたいです!

インプラントやブリッジに使う場合

•より清潔さが求められるため、早めの交換を心がけてください。

•歯科医院でフロスや歯間ブラシを紹介してもらうと安心です。

まとめ(交換頻度編)

•フロス→毎回使い捨て

•歯間ブラシ→5~7回程度で交換(毛先やワイヤーが変形したらすぐ交換)

最低でも一週間に一回は交換

•常に清潔な状態で使うことが、むし歯・歯周病予防の効果を高めます。

 

まとめ

フロスや歯間ブラシは「毎日しないといけないの?」と疑問に思われがちですが、答えは できる限り毎日が理想 です。

歯ブラシでは届かない「歯と歯の間」の汚れを落とすことで、むし歯・歯周病・口臭を予防できます。

最初は面倒に感じても、習慣にすれば数分で終わり、将来の歯の健康を守る大きな力になります。

ぜひ、今日から歯磨きにプラスして取り入れてみてください。

 

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唾液の働きについて👄💧

2025年8月22日

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者、「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科衛生士の土井です!

盛夏の疲れを感じやすい時期かと思いますが、体調など崩されていませんか?

今日は「唾液」についてお話ししていきます!

まずは【唾液の働きについて

私たちの口の中は、常に「唾液」によって守られています。普段はあまり意識しないかもしれませんが、唾液は健康な口腔環境を保つためにとても大切な役割を担っています。ここでは、唾液が持つさまざまな働きについてご紹介していきます。

唾液の基本的な役割

唾液は「唾液腺」という器官から分泌され、1日におよそ1~1.5リットルも作られています。主に水分ですが、その中には酵素やミネラル、免疫物質など、多くの有効成分が含まれています。

唾液の役割は大きく分けると次のようになります。

• 口の中を潤す(保湿作用)

• 食べ物を消化しやすくする(消化作用)

• 歯や粘膜を守る(保護作用)

• 細菌から口を守る(抗菌作用)

• 歯を修復する(再石灰化作用)

これらの働きについて一つ一つ詳しくお話ししていきますね。

1. 口の中を潤す働き(保湿作用)

唾液が十分に分泌されていると、口の中は常にしっとりした状態を保つことができます。これにより、話す、飲み込む、味わうといった日常の動作がスムーズに行えます。

逆に唾液が少なくなると、「口が渇く」「しゃべりにくい」「食べ物が飲み込みにくい」といったトラブルが起きやすくなります。これを「ドライマウス(口腔乾燥症)」と呼び、加齢や薬の副作用、ストレスなどが原因になることもあります。

2. 消化を助ける働き(消化作用)

唾液には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれており、でんぷんを分解して糖に変える働きがあります。例えば、ご飯を口に入れてよく噛んでいると、だんだん甘みを感じるのはこの酵素の働きです。

また、唾液は食べ物を柔らかくまとめることで「飲み込みやすくする」という機械的な役割も持っています。唾液が少ないと食べ物がパサつき、飲み込みづらくなります。

さらに唾液には味覚を助ける働きもあります!!

唾液は味を感じるためにも欠かせません。食べ物の成分を溶かし、舌の「味蕾(みらい)」に運ぶことで、甘味・酸味・塩味・苦味・旨味を感じ取ることができます

もし唾液が不足すると、食べ物の味が感じにくくなり、食欲が落ちてしまうこともあります。特に高齢者で「味が薄く感じる」と訴える方の中には、唾液分泌の低下が原因のことも少なくありません。

5. 抗菌作用で口を守る(抗菌作用)

唾液には「リゾチーム」や「ラクトフェリン」など、細菌の増殖を抑える成分が含まれています。これらは口の中の細菌バランスを整え、虫歯や歯周病、口臭の予防に役立っています。

また、ウイルスやカビの増殖を抑える働きもあるため、唾液は天然の「口の中の防御システム」と言えます。

6. 歯を守る「再石灰化作用」

食事をすると口の中は酸性に傾き、歯の表面(エナメル質)が一時的に溶け出す「脱灰(だっかい)」が起こります。これを放置すると虫歯になってしまいます。

しかし、唾液に含まれるカルシウムやリン酸などのミネラルが歯に取り込まれると、溶けかけた部分が修復されます。これを「再石灰化」と呼び、唾液の最も重要な働きの一つです。

7. 口臭を抑える働き

唾液がしっかり分泌されていると、口の中の食べかすや細菌が洗い流され、清潔な状態を保ちやすくなります。そのため、唾液は口臭予防にも大きく貢献しています。

一方で、朝起きたときに口臭が強くなるのは、睡眠中に唾液の分泌量が減るためです。日中に比べて口の中が乾燥し、細菌が増えやすくなるのです。

8. 傷を治す作用

口の中を噛んでしまったり、口内炎ができたりしても、数日で自然に治ることが多いですよね。これは、唾液に含まれる成長因子や免疫物質が「粘膜の修復」を助けているからです。

唾液の傷の治癒作用は非常に優れており、体の他の部位に比べても回復が早いと言われています。

唾液には大切な多くの働きがあることがわかりました。

しかし、唾液が少なくなるとどうなる?の疑問に思いますよね?

唾液が十分に分泌されないと、さまざまなトラブルが起こります。

虫歯や歯周病になりやすくなる

• 口臭が強くなる

• 味が感じにくくなる

• 食べ物が飲み込みにくくなる

• 口内炎ができやすくなる

このような状態は生活の質(QOL)を大きく下げてしまいます。特に高齢者では、唾液不足が原因で食事量が減り、栄養不良につながることもあります。

そこで唾液を増やすための方法をお伝えします

唾液の分泌を促すためには、次のような方法が有効です。

よく噛む習慣をつける:食事の際は一口30回を目安に噛む

水分をしっかりとる:脱水は唾液不足の原因になる

ガムを噛む:キシリトール入りガムがおすすめ

舌の運動をする:舌回し体操などで唾液腺を刺激する

リラックスする:ストレスは唾液分泌を抑えるため、深呼吸や休養も大切

また、薬の副作用で唾液が減っている場合は、主治医や歯科医師に相談することも重要です。

唾液腺は使わないと筋肉にように衰えて、唾液の分泌機能が低下してしまいます。

その予防には唾液腺マッサージが有効です!

マッサージと聞くと、強い力でゴリゴリ押すというイメージがあるかもしれませんが、そうするとかえって顎関節を痛める可能性があります。【優しい力で】行うことが大切です!

【耳下腺マッサージ】

親指を耳の後ろに、人差し指か小指までの4本の指を頬に当て、円をかくように動かす

【舌下腺&顎下腺マッサージ】

両手の親指を揃えて顎の下のくぼみに当てて、舌を優しく押し上げ、同様に内側も優しく押し上げる

近年唾液の減少は若年層にも増えてきています。ストレスが原因でお口のなかの乾燥が見られるようになってきています。ストレスがかかると、交感神経が強く働きます。そこで、交換神経への刺激が唾液腺に伝わり、水分の少ない粘着性のネバネバした唾液が分泌されます。そのため、大勢の前でで話すなど緊張状態にあると、お口のなかが乾燥し、ネバつくことがあります。

 

まとめ

唾液は「口の中の健康を守る万能薬」とも言える存在です。消化を助けるだけでなく、虫歯や歯周病を防ぎ、味覚や会話、食事の楽しさにも大きく関わっています。

日頃から唾液を意識することは少ないかもしれませんが、唾液の働きを知り、その分泌を促す工夫をすることで、口だけでなく全身の健康にもつながります。

最近、唾液の量が少ないかも、、、。口臭が気になる、、、。おくちのなかがネバつくことがあるなど気になることがありましたら当院へお越しください!唾液腺マッサージなどの改善方法もお伝えします😊

予約・問い合わせは電話またはLINEで

広島市の歯科・小児歯科(こども歯科)・予防歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニングはかわもと歯科こども歯科クリニックへ

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食生活が同じでも虫歯リスクは異なる⁉️⛱️

2025年8月1日

みなさんこんにちは😃

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯医者「かわもと歯科こども歯科クリニック」の歯科助手の小笠原です⛱️

食生活が同じ兄弟でも虫歯リスクは異なるの?

「兄弟で同じものを食べているのに、上の子は虫歯が多くて下の子は全くできない…どうして?」

そんな疑問を抱いたことはありませんか?実は、食生活だけでは説明できない“虫歯のなりやすさ”には、いくつもの要因が関係しています。

今回は、兄弟間で虫歯リスクが異なる理由について、お話ししていきます。

虫歯ができる4つの条件

まず基本として、虫歯は以下の4つの条件がそろうと発生すると言われています。

1.歯(宿主):歯の質や歯並びなどの個人差

2.虫歯菌(細菌):特に「ミュータンス菌」が有名です

3.糖分(食べ物):特に甘いお菓子やジュースなど

4.時間(環境):歯に糖分が触れている時間やだらだら食べの習慣

この中で「糖分=食生活」が同じであっても、他の3つに違いがあれば虫歯のなりやすさは変わってくるのです。

理由①:生まれつきの歯の強さに違いがある

人間の歯の質は、遺伝や成長過程によって個人差があります。

•エナメル質(歯の表面)が厚く硬い

•歯の石灰化がしっかりしている

•唾液の性質(量・pH・成分)が虫歯に強い

こうした特徴を持つ子どもは、多少甘いものを食べても虫歯になりにくい傾向があります。一方で、エナメル質が薄くて弱い子どもは、同じ食生活でも虫歯のリスクが高まってしまいます。

 

歯の質を補う方法とは?

弱い歯を強くすることはできませんが、外からのサポートで“虫歯に強い環境”をつくることは可能です。

•フッ素塗布

フッ素は歯の再石灰化を促進し、酸に強いエナメル質を作る手助けをします。特に歯の質が弱い方には効果的です。

•シーラント処置

奥歯の深い溝を樹脂で埋めることで、汚れがたまりにくくなり虫歯予防につながります。

•食生活の見直し

砂糖の摂取量・摂取頻度を減らし、酸の産生を抑えることも大切です。キシリトール入りのガムもおすすめです。

•唾液のケア

唾液は虫歯から歯を守る「天然のバリア」です。よく噛んで唾液を出す習慣や、水分補給で口腔内の環境を整えましょう。

理由②:虫歯菌の感染時期や量が違う

虫歯菌、特にミュータンス菌は生まれたときには口の中に存在しません。主に、親御さんや周囲の大人とのスキンシップ(食器の共有・キスなど)を通じて感染します。

•長男は1歳頃に虫歯菌に感染

•次男は親が意識して感染を防いだため2歳半で感染

といった違いがある場合、歯の健康状態に差が出ます。早い段階で虫歯菌が多く定着してしまった子どもほど、虫歯ができやすくなるのです。

理由③:歯並びや生え方の個人差

歯の生える時期や歯並びも、虫歯リスクに大きく関係しています。

•歯と歯のすき間が狭い → 歯ブラシが届きにくく汚れが残る

•歯がねじれて生えている → プラークがたまりやすい

•奥歯が早く生えてくる → 磨き残しが増える

歯並びがデコボコしていたり、重なっていたりすると、歯ブラシが届きにくい場所が増えます。

そのため、歯と歯のすき間や奥歯の溝、歯が重なっている部分にプラーク(歯垢)や食べかすが残りやすくなります。これが虫歯菌のエサとなり、酸を出して歯を溶かしていくのです。

たとえ食生活が同じでも、こうした磨きにくさの差があると、結果として虫歯になりやすくなるのです。

歯並びを整えることは、「虫歯や歯周病を予防する手段」でもあるのです。

歯が正しい位置に並ぶと、毎日の歯磨きもしやすくなり、将来のお口の健康を守ることにつながります。

理由④:口呼吸や舌癖などの生活習慣

口をぽかんと開ける「口呼吸」や、唇を噛む、頬杖をつくなどの習慣も、虫歯や歯並びに影響します。特に口呼吸の子は、唾液による自浄作用が弱まり、口の中が乾燥して虫歯菌が繁殖しやすくなります。

•お兄ちゃんは鼻炎で口呼吸が多い

•弟くんは鼻呼吸がしっかりできている

というような差があると、自然と虫歯リスクに差が出てくるのです。

口呼吸とは?

通常、私たちは鼻で呼吸をしますが、口をぽかんと開けて口から空気を吸っている状態を「口呼吸」といいます。

•アレルギー性鼻炎などで鼻が詰まりやすい

•顎や舌の筋力が弱い

•歯並びの問題(出っ歯・開咬など)

などが考えられます。

口呼吸が虫歯を引き起こす理由

口呼吸になると、口の中が乾燥しやすくなります。これにより、

•唾液による『自浄作用(汚れを洗い流す力)』が弱くなる

•虫歯菌が出す酸の中和力が低下

•プラーク(歯垢)がたまりやすくなる

といったことが起こり、虫歯ができやすい環境が整ってしまいます。

特に寝ている間の口呼吸は要注意。唾液の分泌が少なくなる就寝中に、口を開けて寝ることで、虫歯菌が活発になりやすいのです。

舌癖(ぜつへき)とは?

「舌癖」とは、舌の使い方や位置に問題があるクセのことをいいます。

•いつも舌が前歯に触れている

•飲み込むときに舌で前歯を押している

•舌が口の底ではなく、上あごについていない(低位舌)

などがあります。

舌癖と虫歯リスクの関係

舌癖があると、次のようなトラブルが起こりやすくなります。

•歯並びが悪くなる(出っ歯・開咬など)

•歯と歯のすき間に汚れがたまりやすくなる

•口が開きやすくなり、口呼吸になりやすい

つまり、舌癖は間接的に虫歯リスクを高める大きな要因となるのです。

また、舌が常に動いているとプラークが溜まりにくい場所と溜まりやすい場所の差が生まれ、磨き残しが偏ってしまうこともあります。

こんなサインは要注意!

お子さんの虫歯が多い場合、次のような癖が見られたら、口呼吸や舌癖が原因かもしれません。

•いつも口が開いている(ぽかん口)

•食べるときにクチャクチャ音がする

•いびきや歯ぎしりがある

•舌で前歯を押すクセがある

•飲み込むときにあごに力が入る

こうした兆候がある場合、虫歯や歯並びだけでなく、将来的な発音や呼吸の問題にもつながる可能性があります。

理由⑤:セルフケアの意識と保護者の関わり方

年齢によって歯磨きへの意識や習慣が違うことも、兄弟間の差を生みます。

•上の子は自分で磨く時間が長くなっているが、仕上げ磨きが不十分

•下の子は保護者が丁寧に仕上げ磨きをしている

というような状況では、実際に磨けているかどうかに差が生じます。

また、上の子は習い事や宿題で生活が忙しくなり、だらだら食べる機会や間食が増えてしまうことも。その分だけ虫歯のリスクが上がってしまうのです。

虫歯リスクは『見えない要因』で決まります。

このように、食生活が同じでも虫歯のなりやすさには個人差があります。

そしてその差は、歯の質や細菌の量、生活習慣、歯並びなど、目に見えにくい要因が複雑に絡んで生まれるものです。兄弟で差が出るのは珍しいことではありません。

むしろ、一人ひとりに合ったケアを見つけていくことが、これからの予防のカギになります。

まとめ:兄弟でも虫歯リスクは同じではない

兄弟で同じ食事をしていても、虫歯リスクはそれぞれ異なります。その背景には、歯の質・虫歯菌の感染・歯並び・呼吸の仕方・生活習慣など、さまざまな要素が関わっているのです。

だからこそ、「同じように育てたのに」と自分を責める必要はありません。

お子さま一人ひとりの状態を理解し、それに応じた予防ケアをしていくことが、健康な歯を守る一番の方法です。

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