みなさんこんにちは😊☀️
安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科助手の小笠原です⛱️
皆さんは子どもの歯並びがいつから決まるのか気になりませんか?
今回は「子どもの歯並びはいつから決まるの?正しい知識と予防策」についてお話ししたいと思います。
「子どもの歯並びは親の遺伝で決まる」というイメージを持つ方も多いですが、実際には生活習慣や周囲の環境が歯並びに大きく影響するといわれています。では、子どもの歯並びはいつから決まるのか、またその時期や影響する要因、親ができるサポートについてご紹介します。
1. 子どもの歯並びが決まる時期はいつ?
1-1. 乳歯が生え始める0~3歳
乳歯は、個人差はありますが、一般的に生後6か月頃から生え始め、3歳頃までに生え揃うといわれています。この時期に歯が正しい位置に並ぶことが、将来の歯並びにも影響します。
歯が生えるタイミングや順番が大幅にずれていたり、歯と歯の間が狭すぎたりする場合、後に問題が生じる可能性があります。また、指しゃぶりやおしゃぶりの使用も歯並びに影響を与えることがあります。
1-2. 顎の成長が進む3~6歳
3歳を過ぎると顎の成長が始まり、5~6歳頃には乳歯の下に永久歯が形成されます。この時期は顎の骨の発達が重要で、成長が不十分だと永久歯が正しい位置に並ぶスペースが足りなくなり、歯並びが乱れる原因となります。
1-3. 永久歯への生え替わり時期(6~12歳)
6歳頃から乳歯が抜け始め、永久歯に生え替わる時期です。この時期に、隣の歯とのスペースや顎の発育が不十分だと、歯が重なり合ったり、傾いたりする可能性があります。また、早期に乳歯が抜けると隣の歯が移動し、永久歯が正しい位置に生えにくくなることがあります。
1-4. 顎の成長が完成する12歳以降
永久歯がほぼ揃い、顎の成長も終了する時期です。この段階で歯並びが乱れている場合、矯正治療が必要になることがあります。ただし、顎の成長が終わる前に矯正治療を開始することで、より効果的な改善が期待できます。
2. 子どもの歯並びに影響する要因
2-1. 遺伝的要因
顎の大きさや歯の大きさ、形は遺伝の影響を受けることがあります。例えば、親から小さな顎と大きな歯を受け継いだ場合、歯並びが窮屈になることがあります。しかし、遺伝だけでなく環境や生活習慣も重要な要素です。
2-2. 指しゃぶりや舌癖
指しゃぶりや舌を前に突き出す癖が続くと、歯や顎に不自然な力がかかり、歯並びが乱れる原因になります。これらの癖が3歳以降も続く場合、歯科医院で相談することをおすすめします。
2-3. 食生活
柔らかい食べ物が中心の食生活は、顎の発育を妨げる可能性があります。顎の筋肉をしっかり使うためには、適度な硬さのある食べ物を取り入れることが重要です。
2-4. 歯のケガや虫歯
乳歯が早期に抜けてしまうと、隣の歯が移動してしまい、永久歯が生えるスペースが不足します。その結果、歯並びが乱れることがあります。虫歯やケガから歯を守るためにも、日々のケアが大切です。
3. 親ができる子どもの歯並びを守るサポート
3-1. 正しい生活習慣を身につける
•指しゃぶりや舌癖が続く場合は、早めに改善することをお勧めします。
•鼻呼吸を意識させ、口呼吸を予防します。
3-2. 栄養バランスの良い食事
硬い食材を取り入れた食事を意識することで、顎の発育をサポートできます。例えば、野菜スティックやおせんべいなどが適しています。
3-3. 歯磨きの習慣をつける
乳歯が虫歯になると、歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。親子で一緒に歯磨きの時間を設け、正しいブラッシング方法を教えましょう。
口呼吸と歯並びの関係について
口呼吸は、歯並びや健康に悪影響を与えることが知られています。特に子どもの成長期における口呼吸は、歯並びの乱れや顔の骨格形成にも影響を及ぼすことがあります。口呼吸と歯並びの関係、口呼吸が与える影響、そして改善方法についてご紹介していきます。
1. 口呼吸とは?
口呼吸とは、文字通り口を開けて呼吸をすることを言います。本来、人間は鼻で呼吸をすることが自然な形ですが、何らかの原因で鼻呼吸ができなくなると、口呼吸の習慣が身についてしまうことがあります。
1-1. 口呼吸になる原因
口呼吸の原因には以下のようなものがあります:
•鼻詰まり(アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など)
•扁桃腺やアデノイドの肥大
•舌の筋力不足(舌が正しい位置に保てない)
•口を開ける癖(睡眠中や日中)
•環境要因(乾燥した空気や姿勢の悪さ)
2. 口呼吸が歯並びに与える影響
2-1. 歯並びの乱れを引き起こすメカニズム
口呼吸の習慣があると、舌の位置が低くなることが多いです。正常な鼻呼吸では、舌が上顎に正しく収まり、歯列の形を維持します。しかし、口呼吸では舌が下がり、歯や顎への圧力が不均一になるため、以下のような問題が生じやすくなります。
•出っ歯(上顎前突):口を開けていると、上の前歯に力がかかり、歯が前に押し出されます。
•開咬(オープンバイト):上下の歯がしっかり噛み合わず、隙間ができることがあります。
•受け口(下顎前突):顎の成長バランスが崩れ、下顎が前に突出する場合があります。
•歯列の狭窄(狭い歯並び):舌が上顎を正しく支えられないと、顎が十分に発育せず、歯が並ぶスペースが不足します。
2-2. 顔の骨格への影響
口呼吸が続くと、歯並びだけでなく顔の骨格形成にも影響を与えます。以下のような特徴が見られることがあります:
•口元が突出する(「アデノイド顔貌」と呼ばれる特徴的な顔つき)
•顎が小さい(顎の発育が不十分)
•下顔面が長くなる(顔の下半分が縦に長くなる)
3. 口呼吸が引き起こすその他の問題
3-1. 虫歯や歯周病のリスク増加
口呼吸をしていると、口腔内が乾燥しやすくなります。唾液には殺菌作用や歯を保護する役割がありますが、乾燥によって唾液の働きが低下し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
3-2. 睡眠時の問題
口呼吸は、睡眠時無呼吸症候群やいびきの原因になることがあります。また、質の低い睡眠が続くことで、集中力の低下や成長ホルモンの分泌不全を引き起こす可能性があります。
3-3. 体全体への影響
鼻呼吸は空気を浄化し、温める働きがありますが、口呼吸ではこれらの機能が果たせず、免疫力の低下や喉の炎症を引き起こしやすくなります。
4. 口呼吸の改善方法
4-1. 原因を取り除く
口呼吸の原因となる疾患や習慣を改善することが第一歩です。
•鼻詰まりの治療:アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎は、耳鼻咽喉科で適切な治療を受けましょう。
•扁桃腺やアデノイドの肥大:必要に応じて外科的治療を検討します。
4-2. 口呼吸を防ぐトレーニング
•鼻呼吸を意識する:起きている間は、口を閉じて鼻で呼吸する習慣をつけましょう。
•口テープの活用:睡眠時に口を閉じるための口テープを使用するのも効果的です(安全性を確認の上使用してください)。
4-3. 筋力トレーニング
舌や口周りの筋力を鍛えるトレーニングを取り入れることで、口呼吸を改善できます。
•舌の正しい位置を覚える:舌を上顎に付ける習慣をつけます。
•唇を閉じる練習:唇の筋力を鍛えるために、紙やチューブを使ったトレーニングを行うと効果的です。
4-4. 矯正治療の活用
口呼吸による歯並びの乱れがすでに見られる場合、矯正治療が必要になることがあります。子どもの成長に合わせた早期治療は、顎の成長を利用して問題を効率的に解消することができます。
5. 定期的な歯科受診の重要性
口呼吸による歯並びや健康への影響を防ぐためには、歯科医院での定期検診が欠かせません。問題の早期発見や適切な指導を受けることで、健康な口腔環境を維持できます。
4. 子どもの歯並びに関するQ&A
Q1. 子どもの歯並びの問題は成長とともに改善されますか?
軽度の問題であれば、成長に伴い改善する場合もありますが、多くの場合は自然に治ることはありません。早めに歯科医院で相談することをお勧めします。
Q2. 何歳から矯正治療を始められますか?
矯正治療は一般的に6~7歳頃から始められることが多いです。ただし、具体的な時期は問題の種類や程度によるため、歯科医院で相談し診断を受けましょう。
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