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唾液に含まれる成分と機能

2022年6月29日

安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと・歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の川本🐣です!

最近は朝晩もじめじめとしていて、ずいぶんと暑くなりました💦梅雨に入ったと思ったら梅雨明けで今年は雨が少なかったですね。これから夏本番に近づきさらに暑くなりますが、海やお祭りなど夏のイベントを楽しみたいと思います😊✨

さて今回は『唾液』についてお話ししていきます!!

人の唾液は、お口の中をなめらかにして、食べ物を飲み込みしやすくしたり、発音に関わる機能をサポートしたりと、歯や粘膜表面をさまざまなな方法で、防御しています。

◎唾液の役割

①消化作用…ごはんやパンなどのデンプン質を糖に変える消化作用も、よく知られている唾液の機能です。唾液中に含まれるアミラーゼという酵素が、デンプンを分解して体内に糖を吸収しやすくしてくれているのです。良く噛んで唾液を出すことはとても重要で、ここでの消化ぎ進まないと胃に負担がかかることにもつながります。

②抗菌作用…口は空気や食べ物などの入り口であり、つねに外界の雑菌にさらされています。唾液には、細菌増殖を抑える抗菌作用があります。うまく作用しないと、むし歯や歯周病にかかりやすくなるだけでなく、口からの細菌感染により風邪も引きやすくなります。

③粘膜保護作用…唾液にはネバネバとしたタンパク質が含まれています。フランスパンやクッキーのような硬いものが当たっても傷が付かないように口の粘膜を守ってくれています。

④粘膜修復作用…組織が傷ついたときに傷あとを残さないように修復する作用があります。

⑤中和作用…むし歯菌が作る酸を中和してくれます。

また、食べるためには以下のような重要な機能も果たしています👇👇

・水だけでは食物をまとめることはできないため、唾液の粘り気によって食物をまとめています。気管の方に流れず食道に入り、飲み込みがスムーズになります。そのため唾液が少なくなると誤嚥の原因にもつながります。

・唾液分泌が低下した場合には、味覚も直接影響がでて味覚障害が生じやすくなります。味を感じるためには、唾液の水分が大切で乾燥状態では味わうことができなくなります。味覚は味を楽しむだけではなく、体内に危険なものが入るのを敏感に感知して、食べるのをストップさせる働きもあります。

普段、唾液についてあまり考えたことはないとは思いますがこのようにいろいろな機能と働きがあります!!

唾液が少ないとむし歯や歯周病になりやすかったり、入れ歯が付けにくい、味が分からない、食べ物を飲み込みずらい、風邪をひきやすくなるなどの様々な症状が出てきます。

唾液を出すために、良く噛むことはとても大切です😊

 

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