院長です。
2月23、24日は東京国際フォーラムで第2回 日本小児口腔発達学会に参加してまいりました。
寒さ以外では道中で大雪の影響もそれほど問題なく無事に参加できました。
1日目はオーストラリアの言語聴覚士・筋機能療法士 シャロン・ムーア先生の実習を交えた講演がありました。乳幼児期から子供たちの口腔機能発達不全を改善してあげることによって、将来の睡眠や呼吸、歯列不正といった健康問題を未然に防ぐシャロン先生の真摯な姿勢が伝わる大変素晴らしい講演でした。
0歳から始める口腔筋機能療法は早速当院でも取り入れていかなければならないとても有益な学びでした。
シャロン先生の著書「眠りで子どもは変わる」も再度熟読しようと思います。
この本は、一般向けに書かれたもので少々ボリュームがありますが、とても素晴らしい本です。少しでもご興味があればぜひ読んでみて下さい。
また、小さなお子さんがいる保護者の方、幼児や小児の成長や健康に関わる職種の方にも是非お勧めです!
2日目は口腔機能支援士(ORFS)という新しいカテゴリーの講演がメインでした。
当院では歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、保育士という立場から歯並びや呼吸、姿勢といった子供たちの健康に携わっておりますが、睡眠やアレルギー、食育等、子供たちの成長における発達に関して本当にたくさんの異職種の専門家との連携が必要であることが理解できました。
子供の睡眠障害や発育障害に対し医師、看護師、助産師、言語聴覚士、管理栄養士、整体師、心理療法士、理学療法士、など本当に多くの他職種の専門家と連携していく必要性を実感できた学会でした。
今後もますます研鑽を積み子供たちの真の健康に貢献できる歯科医院であり続けようと思います。