みなさんこんにちは😊☀️
安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科助手兼受付の山本です🌵
今日は知覚過敏についてです☺️
知覚過敏とは、冷たいものを食べたり飲んだりした際、歯が「しみる」と感じる症状のことです。この症状は一時的であることが多いですが、そもそも、なぜ知覚過敏が起きるのでしょうか?今回は、その原因や仕組み、予防法について分かりやすくお話していきます!
【知覚過敏の仕組み】
知覚過敏は、歯の内部にある象牙質が外側に露出することで、冷たいものなどの刺激が歯の神経に直接伝わり、痛みを感じる状態です。
・歯の構造について↓↓
1.エナメル質:歯の表面を覆う硬い層(刺激を防ぐ役割)。
2.象牙質:エナメル質の内側にある層。小さな管(象牙細管)があり、神経に刺激を伝える。
3.歯髄(神経):歯の中心にある敏感な組織。
知覚過敏は以下のような仕組みで発生します。
1.エナメル質が薄くなる
エナメル質が何らかの原因で削られたり、薄くなったりすると、その下にある象牙質が露出します。象牙質には無数の細かい管(象牙細管)があり、この管を通じて外部の刺激が歯髄に伝わります。これが「しみる」原因です。
2.歯ぐきが下がる
歯ぐきが下がると、歯の根元が露出します。歯の根元部分はエナメル質で覆われておらず、象牙質が直接むき出しになっているため、刺激を感じやすくなります。
【知覚過敏の主な原因】
知覚過敏は、日常生活の中で意外と多くの要因によって引き起こされます。以下に主な原因を挙げます。
1. 過度な歯磨き🪥
歯磨きの際にゴシゴシ強い力で磨いてしまうと、表面のエナメル質がすり減ってしまったり、歯ぐきが下がったりすることがあります。
2. 歯周病や加齢
歯周病や加齢によって、歯ぐきが下がって、歯の根元が露出し、これにより象牙質がむき出しになり、知覚過敏を引き起こすことがあります。
3. 酸による歯の侵食
酸蝕症という言葉を聞いたことがありますか❓
酸性の飲食物(炭酸飲料や酢の効いた料理など)の摂取が多く、ダラダラ食べたり飲んだりしてしまうと、歯の表面が溶けやすくなります。この状態を「酸蝕症(さんしょくしょう)」といい、エナメル質が薄くなり知覚過敏が発生しやすくなります。
4. 歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは、エナメル質に強い負担をかけ、削れる原因となります。ギリギリ歯ぎしりをすることで、歯の保護層であるエナメル質が摩耗し、内側の象牙質が露出する可能性があります。
これにより、外部の刺激(冷たい飲み物、甘いものなど)が象牙質内の細管を通じて歯の神経に伝わり、痛みを感じやすくなります。
特に寝ている間に無意識に行われることが多いため、自覚がない場合もあります。
5. ホワイトニングや治療後の一時的な影響
ホワイトニングや歯の治療後に一時的に知覚過敏が起こる場合があります。これは歯の内部が刺激に敏感になっているためですが、多くの場合、時間とともに軽減します。ただ症状が続く場合は、早めに歯科医院の受診をオススメしております。
【知覚過敏の予防法】
知覚過敏を予防するためには、日常生活での工夫が重要です。以下のポイントを意識して生活を心がけてみて下さい。
1. 正しい歯磨き習慣🦷🪥✨
歯磨きは過度に力を入れすぎない事が大切です🪥
まだ少ししか使っていないのに、すぐに歯ブラシの毛先が広がって使えなくなってしまうことはありませんか?ブラッシングの圧が強い証拠かもしれません😳
毛先が広がらない程度の力で磨くことが大切です。
また、歯磨き粉も知覚過敏用のものを選ぶとより効果的です。
当院では「ヒスケア」という歯磨き粉を販売しております。ヒスケアは、硝酸カリウムと乳酸アルミニウムという2つの成分が含まれており、刺激をブロックしてくれます☺️
市販の知覚過敏用の歯磨き粉は独特な味がしますが、これはソフトミント味とグレープフルーツ味の2種類あり、とても使いやすくオススメです✨
2. 酸性食品の摂取を控える
強い酸性の飲食物を摂取した後は、すぐに歯磨きをするのではなく、水やお茶で口をすすぐようにしましょう。酸によってエナメル質が溶けている状態で食後すぐにゴシゴシ磨いてしまうと、歯を傷つけてしまう可能性があります。
強い酸性の飲食物というのは、目安としては pH(ピーエッチ)値。この数値が低い飲食物ほど強い酸性で、酸蝕のリスクが大きくなります。
pH値は、水溶液に含まれる水素イオンの濃度の値で、通常お口の中のpHは大体6.8〜7.0の中性。歯のエナメル質はpH値が5.5以下になると溶けはじめると言われています。
例えばレモン🍋だと、pH値は約2.0と低く、かなり強い酸性の食品で、歯への負担が大きい食品のひとつです。
普段、食べたり飲んだりしている物が、どれくらいのpH値なのか、一度調べてみてください🔎🍔
意外と数値が低いものがあるかもしれません😳
3. 定期的な歯科健診
当院では基本的に3ヶ月に1度の定期健診で全体のチェック、クリーニングをさせていただいております☺️
歯ぐきの状態や歯の摩耗具合を定期的にチェックすることが、知覚過敏の早期発見・予防につながります。
4. マウスピースの使用
歯ぎしりや食いしばりがある場合は、就寝時にマウスピースを装着することで歯の負担を軽減することができます。
5. 生活習慣の見直し
ストレスや不規則な生活は歯ぎしりや食いしばりの原因になることがあります。日常生活のちょっとした変化によって、ストレスを感じ、睡眠の質の低下や歯ぎしりなどの口周りの症状だけでなく、心と体にも影響してきます。音楽を聴いたりお風呂に入ったりなど、リラックスする時間を取り入れて、生活習慣を見直してみましょう。
【知覚過敏の治療法】
知覚過敏の症状が強く、日常生活に支障がある場合は、歯科医院での治療が必要です。治療方法には以下のようなものがあります。
•知覚過敏用の薬剤塗布
象牙細管を封鎖する薬剤を塗布し、刺激を遮断します。
•歯のコーティング
専用の材料で歯の表面を物理的にコーティングし、象牙質を保護します。
・白い樹脂の詰め物をする
歯と歯茎の境目がくさび状にえぐれて象牙質が露出している場合白い樹脂で詰める場合があります。
早めに歯科医院で相談することで、症状の悪化を防ぐことができます。
【知覚過敏を防ぐためにできること】
知覚過敏は、多くの方が経験する身近な歯のトラブルです。適切なケアと早めの対応によって改善を期待することができます。
日頃から適切な方法で歯を磨き、症状が気になる場合は知覚過敏用の歯磨き粉を使ったり、生活習慣を見直したりして、予防に努めることが大切です💪✨
また、症状が続く場合や強い痛みを感じる場合は、放置をせず必ず当院までご連絡ください☺✨
専門的な治療を受け、ご自宅でのケアの方法を知ることによって、症状を軽減し、健康で快適な毎日を送ることができます💐
これからもご自身の歯を大切に健康なお口を一緒に目指していきましょう💪🦷✨
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