みなさんこんにちは😃⭐️
安佐南区・可部・高陽・白木からも通いやすい、安佐北区にある歯科医院(歯科・歯医者)、かわもと歯科こども歯科クリニックの歯科衛生士の益田です!
皆さんは歯科での定期健診は受けられていますか?
今回はなぜ定期健診が重要なのか、最近よく耳にする「予防歯科」とは何なのか、その内容についてご紹介していきます。
【1】歯科の定期健診とは?
歯科の定期健診は、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、口腔内の健康を長期間保つための重要な診療です。その目的を詳しく見ていきましょう。
1. 虫歯や歯周病の早期発見・早期治療
・虫歯の早期発見
初期の虫歯は、痛みを感じないことがほとんどです。定期健診では、歯科医師が細かくチェックし、初期の虫歯を発見します。適切な治療を施すことで、歯を削る量を最小限に抑えられます。
・歯周病の早期発見
歯周病は自覚症状が出にくい病気です。放置すると歯を支える骨が溶けてしまい、最終的には歯を失う原因になります。健診で歯茎や歯周ポケットの状態を確認することで、早期の治療が可能です。
2. 歯石やプラークの除去
歯石やプラークは虫歯や歯周病の原因となります。定期健診では、歯科医院でしか行えない専門的なクリーニングを実施します。
•歯ブラシで落とせない汚れの除去
歯と歯の間や歯茎の境目には、毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れがたまります。これらをプロフェッショナルクリーニングで取り除くことで、口腔内を清潔に保てます。
•歯石の再付着を防ぐ
一度取り除いた歯石が再び蓄積しないよう、健診で定期的にケアすることが重要です。
3. 噛み合わせや歯並びの確認
•噛み合わせの異常
噛み合わせがずれていると、特定の歯に負担がかかり、歯や顎のトラブルにつながります。
•歯並びのチェック
歯並びが乱れると、汚れがたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。健診では、歯並びの状態もチェックし、矯正が必要な場合は希望があれば矯正についてお話をさせていただきます。
4. 詰め物や被せ物の状態確認
•詰め物や被せ物の劣化
詰め物や被せ物は、長期間使用すると劣化したり外れたりすることがあります。定期健診でこれらの状態を確認し、必要に応じて治療を行います。
•治療した歯の虫歯の再発防止
一度治療した歯は再度トラブルが起こりやすいです。虫歯の再発リスクを防ぐためにも、定期的なチェックが欠かせません。
5. 歯科医師、歯科衛生士からのアドバイス
定期健診では、患者様一人ひとりに合わせたアドバイスを受けられます。
•正しい歯磨き方法の指導
患者様の歯並びや汚れの付き方に応じた、適切な歯磨き方法を教えてもらえます。
•食生活の見直し
糖分の摂取や飲食の習慣が虫歯や歯周病の原因になる場合、それらを改善するためのアドバイスが受けられます。
•日々のセルフケアの見直し
歯磨きだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方についても指導をさせていただきます。
6. 口腔がんの早期発見
口腔内の異常を早期に発見することで、重大な疾患のリスクを軽減します。特に歯茎や舌などに目立った異常がないかを健診で確認できます。
7. 患者様の安心感の向上
定期的に口腔内をチェックすることで、自分の歯や歯茎の健康状態を把握でき、不安を解消することができます。健康であると分かれば安心感を得られ、必要なケアが明確になることで、モチベーションも高まります。
【2】予防歯科とは?
予防歯科とは、虫歯や歯周病などの口腔内の病気を未然に防ぐための診療です。治療が必要になる前に適切なケアを行うことで、健康な歯と歯茎を長く保つことを目指します。
予防歯科の考え方は、「治す歯科」から「守る歯科」へシフトすることです。
1.予防歯科の具体的な内容
予防歯科では、以下のようなケアが行われます。
・プロフェッショナルクリーニング(PMTC)
専門の機器を使って、歯ブラシでは落としきれない歯垢や歯石を除去します。特に歯周ポケット内、歯と歯の間や、歯茎の境目のケアが重要です。
・ブラッシング指導
患者様ごとの口腔内の状態に応じた、正しい歯磨きの方法を指導します。日々のケアが最も重要です。
・フッ素塗布
歯の表面にフッ素を塗ることで、虫歯への抵抗力を高めます。特にお子様や虫歯のリスクが高い方に効果的です。
2.予防歯科のメリット
・虫歯・歯周病のリスク軽減
専門的なクリーニングやフッ素塗布により、病気の発生リスクを大幅に低減できます。
・自然な歯を守る
一度削ったり抜いたりした歯は元に戻せません。予防歯科を行うことで、自然な歯を長く保つことができます。
・全身の健康を守る
口腔内の健康は、糖尿病や心疾患、肺炎などの全身疾患とも深く関わっています。予防歯科により、これらの病気のリスクを下げることができます。
3.セルフケアとプロフェッショナルケアの違い
日々の歯磨きやフロスは非常に重要ですが、それだけでは十分にケアできない部分もあります。
例えば…
•歯石の除去:歯ブラシでは取れない歯石は、歯科医院での専門的なケアが必要です。
•細かいチェック:虫歯や歯周病の初期症状は自分では気づきにくいため、プロのチェックが欠かせません。
予防歯科は、セルフケアとプロフェッショナルケアを組み合わせることで、効果を最大限に発揮します!!
【3】定期健診の推奨頻度
歯科の定期健診の頻度は、患者様の年齢や口腔内の健康状態、生活習慣によって異なります。一般的には3~6か月に1回の受診が推奨されていますが、ここではその理由や、個別の状況に応じた頻度について詳しく解説します。
1. なぜ3~6か月に1回が推奨されるのか?
•プラークと歯石の蓄積ペース
プラークは、食べ物のカスや唾液中の成分をエサにして短期間で蓄積します。これが硬化して歯石になるのは約2~3か月と言われています。歯石を早めに取り除くことで、歯周病のリスクを下げるため、3~6か月ごとの健診が適切です。
•虫歯や歯周病の進行スピード
虫歯や歯周病は初期段階では痛みや目立った症状が出ないため、定期的なチェックで進行を防ぐことが重要です。3~6か月ごとの健診なら、早期発見が可能になります。
•個々のリスクに対応
年齢や生活習慣、過去の治療履歴などに応じて、適切なタイミングで予防的な処置が行えます。
2. 患者様の状況別の推奨頻度
・健康な歯を持つ方(リスクが低い方)
口腔内が健康で、虫歯や歯周病のリスクが低い方は、3~6か月に1回の健診が推奨されます。この頻度で専門的なクリーニングとチェックを受けることで、健康な状態を維持できます。
・虫歯や歯周病のリスクが高い方
以下の条件に当てはまる場合は、3か月に1回の健診が理想的です:
– 過去に虫歯や歯周病の治療歴がある方
– 歯石が付きやすい方
– 歯茎に炎症が見られる方
– 妊娠中や更年期など、ホルモンバランスの変化で歯茎が影響を受けやすい方
・矯正治療中の方
矯正器具を装着している場合、器具の周りに汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、1~3か月に1回の健診が推奨されます。歯並びが変わることでケアの方法も変化するため、定期的な指導が必要です。
・高齢者の方
加齢に伴い歯周病や歯の喪失リスクが高まるため、3か月に1回程度の頻度で健診を受けることが望ましいです。また、入れ歯やブリッジの調整も重要です。
・糖尿病や喫煙習慣のある方
糖尿病患者や喫煙者は、歯周病の進行が早い傾向があります。これらの方は3か月に1回の健診が推奨されます。歯茎の状態を常にチェックし、炎症を抑えることが重要です。
3.頻度の目安は歯科医師に相談を
健診頻度の最適な間隔は、患者様ごとのリスク評価に基づきます。歯科医師と相談しながら、現在の状態に合ったスケジュールを立てましょう。また、健診の際には口腔内の状況を詳しく説明してもらうことで、今後のケアに役立てることができます。
⭐️定期健診の重要性まとめ⭐️
歯科の定期健診は、虫歯や歯周病を予防し、健康な口腔環境を維持するために非常に重要です。これらの疾患は初期段階では症状がほとんどなく、気づいたときには治療が難しくなっていることが多いですが、定期健診を受けることで早期発見・早期治療が可能になります。
また、歯石やプラークを専門的に除去することで、歯周病のリスクを軽減し、歯を長持ちさせることができます。さらに、歯科医師による適切なケア方法のアドバイスを受けることで、日々のセルフケアの質を向上させることができます。
口腔内の健康を保つことは全身の健康にもつながります。歯周病は糖尿病や心疾患との関連が指摘されており、定期健診はこれらの全身疾患の予防にも役立ちます。
定期健診は3~6か月に1回が理想的です。健診を習慣化することで、歯科トラブルを未然に防ぎ、快適な日常生活を送ることができます!
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